保険金詐欺を扱った真逆の作品の面白さを語りたい

最近kindle端末を購入し、kindle unlimitedに加入した。
たくさんの本を読むことができる素敵なサービスで、いろいろな本を手に取っている。

kindle unlimitedで読んだ本がこちら。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞受賞作。

黒い家 (角川ホラー文庫) Kindle版

物語序盤、保険会社の職業小説でありつつ、全体的に不穏な空気が漂っている。
ホラー小説大賞という前情報があるからか・・・いや、文章が、出てくる言葉が不穏である。

人が怖くなる小説で、日常の普通が壊れていくホラーを味わうことができる。
保険金詐欺は一度成功し味をしめると、何度も繰り返してしまう犯罪で、お金のために人を…
ましてや身内を…と話は進んでいく。

あっという間に読んでしまった1冊※グロテスク表現があるので苦手な人は注意


一方、こちらは同じ保険金詐欺を扱っていても不穏な怖さを感じず、ユーモアにあふれた映画。

1974年ハリウッド。B級映画プロデューサーのマックスが手掛けた映画『尼さんは殺し屋』は、宗教団体のデモにより大コケし、彼の会社・ミラクル映画社は存亡の危機を迎えていた。そしてそんなマックスにさらなる悲劇が待ち受ける。ギャングのボス・レジーが、借金35万ドルの返済で彼を脅しにきたのだ。映画はコケ、返す金のないマックスは、かつての弟子で今は売れっ子プロデューサーとなったムーアに金を無心するも思うようにならない。だがその最中、映画撮影中で死亡事故が起こればプロデューサーに保険金が入る事を知ったマックスは、最低の脚本を引っ張り出し、老人ホームから往年の映画スター・デュークを担ぎ出す。そう、マックスの目的は、撮影中にデュークに死んでもらい、保険金を得る事。彼の作戦と映画の結末は果たして?

Amazon prime video

こちらもお金のために人を殺めようとするストーリー。
出てくるおじさん(おじいちゃん)俳優の演技が渋くてコミカル。
全体的にコミカルでありつつも、映画を作るスタッフの熱を感じたり、クリエイターに憧れる自分にとっては別の面でも面白いと感じる映画だった。


保険金のために人を殺めようとするお話ですが、全く真逆の雰囲気の本と映画。
どちらもAmazonに課金している人は楽しみるのでぜひ。

Amazonの回し者みたいですみません…笑

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