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私がアボカドに人見知りしちゃう話〜自問自答ファッション×イメコン〜

こんにちは!みず乃です。

さて、今日のテーマはタイトルのとおりです。

実は、私はアボカドに人見知りをしちゃいます。

食わず嫌い?とたまに言われるのですが、少しちがいます。

出くわしたらちょっと様子を窺って、相手の出方を見て、場があたたまってきたら食べる…とまあ、そんな感じです。

頭に「?」が浮かんでる方もいるかもしれませんが、ついてきてくれると信じてこのまま続けますね。


元来社交的な私が意味もなく人見知りをすることはありません。安心してください、これにはちゃんと理由があるのです。


(最後はファッションの話に繋げるので、今は生あたたかい目で見守ってください)



あれは、私がアボカドと初めて出会った日のことーー。


(※おそらく中学生とかの時の話です)

噂には聞いていた、なんだかお洒落な野菜。
エビやサーモンと合わせるとおいしいらしい。

スーパーでは見たことある、深緑のまるいフォルム。お洒落女子はあれを何個も買っているのか……?と値段を見ていつも思う。

別名・森のバターと言うらしい。バター……、バター……?


と、事前情報をふんわり頭に入れた状態で、やっときたアボカドと私の初対面……。ハンバーグの横に大きめに切って乗っていた気がします。

初めてのアボカドとの思い出は、私にとっては地味に、でもかなり衝撃的なものでした。


え……、あの深緑の中ってこんなにクリーミーで柔らかいのか……。そっか、栄養価の話だと思ってたけど、だから森のバター。

味……、味?これはなんの味だろう、はじめまして……?

というか、このクリーミーさで匂いはやっぱり青いんだな、野菜だもんな……。

……えっ、アボカドって果物に分類されるの?



ことごとく予想の逆をいくアボカドを少し警戒しだした私。でも戸惑いながらも、仲良くなろうと、歩み寄ろうとしました。

もう、アボカドのことはわかったぞ……!

クリーミーな味わい、少し青い香り。食感は柔らかくて、ああ見えて実は果物。味はイメージしづらいけど、まあ大丈夫でしょう。


そして迎えた、アボカドとの再会の日。


私は猫をそっと撫でるごとく、穏やかな気持ちでサラダに入ったアボカドを口にしました。


???!!!!

!!???!!!!??!

……………!!!


固い……!!!!?!!


なんということでしょう。アボカドは柔らかいと思っていた私の頭はもうパニックです。

さっきまで穏やかにへそ天で撫でられていた猫様が、急に「撫でられたいのはそこじゃない…!」とお怒りになり、思いきり爪を立ててきたような気分です。

どうやらアボカドは熟れ具合でかなり食感がちがう。提供されるごとに結構ブレがあります。



……。

……………………、ふぅ。


これはもう人見知りしちゃいますよね。


私がアボカドと出会ったら、まずは様子を窺って、場があたたまったら食べる。
さすがにしょうがないことです。アボカドが全然一貫性ないから……。


おわかりいただけたでしょうか?私にとってアボカドは「予想できない」油断ならない相手なのです。


ちなみに、似たようなやつだとカリフラワーも苦手です。


ブロッコリーの親戚だと思って挑んだら裏切られました……。あと何回食べても味を思い出せません。カリフラワーの味、どんなんだっけ?

あとはタピオカも苦手です。勢いよく口の中に飛び込んできて、他人を気遣う気持ちが少し欠けているのでは……?と思っちゃいます。

(プロは飲みながら舌で止めるらしいです。勉強になります)



共通点としては、どれも嫌いなわけではなく、おいしいとは思うのですが、口に入れるまでにひと呼吸置いちゃうというか私の中で一旦気持ちを作る必要があるんですよね。

予想に反した出方をされて驚いちゃった記憶があるので、頭の中で「びっくりしないでね」と自分をなだめてあげる必要があるのです。

安心感がないというか、いつまで経っても未知!


少しずつファッションの話に向かいますね。


話は変わりますが、私は王道の喫茶店メニューが好きです。

クリームソーダ、クラシックプリン、オムライス、ナポリタン……。どれも魅力的ですよね。

繰り返し食べた経験は言うほどないはずなのに、なぜか頭にそれぞれのビジュアルが浮かびませんか?

そしてなんだか味が、香りも、イメージできて、そしてどことなく懐かしい気持ちになりませんか?


昔から喫茶店に通いつめているわけではないのに、なぜかノスタルジーな、懐かしい気持ちになる人が一定数いるのでは?と思います。


私はこれは、喫茶店メニューが

アイコニック
普遍的

であるからだと思っています。

複数の異なる人が喫茶店メニューのビジュアルを頭に浮かべると、高確率で近いものがイメージされると思います。

カラフルなクリームソーダが背の高いぼてっと丸みを帯びた透明のグラスに入っていて、クリームとさくらんぼが乗っている。

プリンは固めで、最低限のトッピング。何か上に乗るなら生クリームとさくらんぼぐらいかな?

オムライスもナポリタンもおそらく同様で、簡単に言うと「イメージしやすい」んですよね。


それはおそらく普遍性があるからで、喫茶店の王道メニューはお店ごとに個性はあれど、ビジュアル、香り、味の大枠は同じところにおさまってくれている。それが「喫茶店」という落ち着く空間に繋がっていると思うんです。

どの街でも、見かけたお店にふらっと入ったら慣れ親しんだメニューがある。初めてきたのにずっと知っているような安心できる空間。そんな魅力が喫茶店にはあると思います。


いつもどこでも大枠において近しいものが提供され、予想を裏切らないという一貫性は、


イメージができる」「知っている」という感覚に繋がり、

人々に安心感を与え、そしてそれらは親しみやすさに繋がると思っています。


そして、この逆をいくアボカドを人見知りし続けている私がファッションで重視していることこそ、

この「親しみやすさ」と「一貫性」なのです。


↓のnoteを読んでくださった方は、私が目指す理想像、私が彼女らの存在に憧れる理由との共通点に気づいてくださっているかもしれませんね。


親しみやすさはわかりやすいので、ここでは飛ばすことにして……

私のファッションにおける一貫性とは、
世界観が確立されていること/一貫した価値観に基づいていること/唐突な色づかいをしないこと/唐突なアイテムづかいをしないこと/全体のまとまり・統一感があること
です。

ちなみにこれ、実はすべて私がイメコンの理論上似合うものばかりだと判明しています。

ただただ自分が似合うものに身を包んで、シンパシーを感じる空間に身を置くと落ち着くっていうだけなんだろうな……と、ぼんやり。

なのでアボカドに人見知りしちゃうのは、自分が似合うもの・得意なものと対極にいる存在だから、

びっくりして、心がざわざわしちゃうだけなんです。



差し色がお洒落だと言う人もいれば、同系色コーデを勧める人もいる、靴バッグベルトなどの小物の色をそろえるよう勧める人もいるし、味があると革小物を好む人も褪色した革を汚いという人もいる。

これ全部、その人に似合う、その人が素敵に見えて落ち着く装いなんだろうな〜とイメコンの沼の底にいる私は思っています。

私がそうだからなんですが、

イメコンに出会う前から私はずっと
・コーデでどこかに色を入れるなら、別のところにも同じ色を使う
・小物の色はできるだけそろえる
・素材はできるだけ近いものにする
・同系色コーデがいい
・低コントラストが好き
・シチュエーションや場に応じたものを身につける(TPOというよりも旬じゃないフルーツのアクセは身につけない、など)

を意識していたのですが、私がめちゃくちゃ統一感が大事な、差し色が悪目立ちするタイプだったようです。

自分と同じようにすれば、誰だってお洒落になれる!と強めの発信とかしなくてよかった……。


そしてそれが似合って落ち着く私はアボカドが苦手なのも当然なんですね。


アボカドは自分の口で意志を口にすることはできない。仕草や立ち居ふるまいや話し方にも表れないんだから、せめて香りで「こんな味ですよ〜」ってアピールしろ!と思います。

そしてアボカドにそう思っちゃう私は、いつも自分のイメージにぴったりな香水を探しています。

そして、アボカドに「自分がどんな味がするのか、外からわかるようにしろよ」と思っちゃう私はこんなふうなツイート↓をしちゃうんですよね。


アボカドには申し訳ないことをしています。

私が似合う・落ち着くものとアボカドの存在にかなり距離があるので、かなりスタンスに違いがあるみたいです……。

いろんなものに寛容でありたいな、と思いつつ、やっぱりアボカドにさえ苦手意識を感じるほど落ち着かないものは絶対に私自身のファッションで表現すべきではないと思うので、

アイコニックであること
 →イメージのしやすさは親しみやすさ
普遍性があること
 →予想を裏切らない一貫性安心感

は、コンセプトの軸に据えたいなと思います!


ふざけたテーマからちゃんと自問自答しちゃいました。


ちなみにですが、お安いスーパーを見つけたので、アボカドとはおうちで仲良くするようになりました。

熟れ具合を自分でコントロールできるので、アボカドとの共存ができています^^


こんな感じの着地で大丈夫?と思いつつ、アボカドの話も自問自答の話もイメコンの話もしたから、看板(タイトル)に偽りはない!と開き直ってまいります…!


ということで、本日は以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました🥑

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