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大学受験英語に携わってきて思うことpart4

izumi_englishcoachです。前回は以前の勤務先の中高一貫校の中入、高入生のお話をしました。今回は高校1年、2年、3年次と英語に関して生徒の取り組み方や気持ちの流れを見てきて感じたことをお話します。私が今まで接した生徒でもう文法事項が仕上がってるなと思う生徒は中学3年で初めて出会った時点で英検2級を取得済だったりして(私立だと中学までで高校1年まで大学受験に必要な文法事項は終わっているので)こちらから指示をしなくても自分で演習に取り組んでいく感じでした。勉強のやり方を心得ている生徒は、授業を受けなくても(例えばインフルエンザで2週間休んで丸々仮定法の授業を受けられなくても)テストでは9割以上取ったりします。長く生徒を見てきて思うのは最終的にT大とかストレートで合格していく生徒は日頃の小テストで基本満点を重ねていきます。(足元を疎かにしない)そして定期テストを馬鹿にしません。自分で取り組み方がわかっている生徒は(真の学力がある)文系理系あまり関係なかったりして、直前までT大の文1か国立の医学部か迷ったと言って(私には想像もつきません)医学部にあっさり受かっていったりします、、逆に文系なのに英語の授業中に内職したりして(3年次はある程度気持ちに余裕もないし仕方ないんですが)定期テストもロクに準備しない生徒は最終的には伸びないです。なぜなら時間を無駄にしているからです。もう先生に教わることはありませんという程度まで仕上がっている生徒に限って内職はほとんどないです。逆に必要なことは英語の時間内に済ませるという感じで集中して受けています。(理系の生徒が2学期に数学の内職をするのはありますが)1~2年次から日頃の小テストで満点を目指す、定期テストで8割5分以上とるをおさえていれば、心配いらない感じです。模試の成績ばかり気にして、普段の授業を疎かにしているとツケがまわってきます。それは付属の大学に進学する場合でも同様で、大学に入ってから苦労するだろうなと見ていておもいます、、 逆に中3で会った時点で英語に関しては壊滅的というパターンもあり、そうなると本人が夏休み返上で必死になるとかしなければなかなか挽回は難しいことになります、、だから英語に関しては(きっと数学もそうかと思いますが)中学2年までの基礎固めが肝心だと思っています。中学3年の夏休みまでに文法事項を固めなければ、大学受験で大きく飛躍するケースはあまり見た事がなかったと思います。中学までは赤点だったのに高校で伸びる生徒がいない訳では無いですが、本人が良い指導者と巡り会って勉強が面白くなるとか、そういう流れなら見たことはあります。最終的には人間性というか、謙虚さがあるかどうかは大きな分かれ目かなと思います。特に3年の2学期(まさに今ですが)精神的に不安定になるのでこちらもかなり気を使いますが、余計なことに気を取られる余裕は無いはずなので、あまり必要以上にこちらがへりくだる必要も無いとは思いますが、、
ただ、大学受験の英語は大学受験の英語であり、大学に入ってからが本当の英語との付き合いになるのだと私は思っています。speakingやhearingは多くの教員自身があまり研鑽できていないし、(もちろんご自分でブラッシュアップなさっている方もおられますが)普段の授業ではあまり必要ないのも事実です。新課程が今年の1年生から始まり、4技能が今までより重視されるように変わってきてはいますが、、
今回はこれくらいにして、次回は日本の大学受験英語の良い点と悪い点を自分なりにまとめて行きたいと思います。
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