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【DELF B2】フランス語学試験について

(写真はパリのフォンテーヌブロー宮殿の写真です。ナポレオンが使用していた宮殿で、ナポレオンの滞在期間自体は長くはありませんが、中にはたくさんの説明ときれいな部屋がありゆっくり回るのにちょうど良いです!)

前回の記事を読んでくださった方ありがとうございました!
DELF B2試験の際にやったことを書こうと思います!


B2の試験結果

まず最初に結果です。
〇 Écrit   Production             22.00/25
                    Compréhension     22.50/25
〇 Oral        Production             20.00/25
                   Compréhension     17.50/25                     Note Final  82.00/100
帰国するぎりぎりに結果が出る予定だったので緊張してました…9/1に発表だったのに、8/20頃にwebで結果閲覧開始の連絡が来て「心の準備が…!」となりました笑

〇各セクションの対策

次に、各セクションの対策についてです。

〇Production écrite


Production écriteは週1回語学学校でDELF B2に出てくる形式を学べるのでそこで練習しました。B2では、「手紙」が多く出題されます。
A2であったような友達への手紙ではなく、市長への嘆願の手紙などになります。そのため、フォーマルな形式で作成しなければなりません。

ただ、手紙にはその「型」があります。それを押さえればかなり書きやすくなると思います。(手紙左上→自分の情報(名前、住所など)、右下→相手の情報(役職・住所)など。)マストではないと思いますが、その手紙のObjetを端的にまとめ手紙を書き始めます。(私が受験した時は、採点における公平性の観点から自分の名前などは書かないでください、という指示がありました。)

実際の試験のお題は「街の映画館が閉鎖されることに決まったが、映画の重要性を説明し再開を嘆願する手紙を市長へ書く。その際、再開する際の具体的な案を提示する。」というものでした。
解答作成の際に注意しなければならないのは、自分の立場です。例えば返金を求める手紙だとクライアントの立場で作成することになりますし、「街の中にある木を伐採することに決めた市長へ環境団体の代表として手紙を書く」という場合もあります。どの視点から解答を作成するかを意識するのは大切だと思います。

具体的な案は難しく考えすぎなくてOKです(実行可能性に重きを置きすぎなくて良いと思います)。
私は、映画の重要性→歴史・文化を学べる、具体的な案→月1回無料デーを作る、その際は自治体が保障をするなどを書きました。
B2の試験で手紙を作成するときのポイントは、「分かりやすく」です。必ずしも難しすぎる言葉を使わなければならないわけではありません。自らの考えをわかりやすい表現で主張する&文法的ミスをなくす&単語を繰り返さないことが大事です!

〇Compréhension écrite

読解は毎日最低1題は解いて演習を重ねました。
得点源だと思っていたので、正答率は高くかつスピーディーにを意識しました。
問題はdelf B2用のテキストや、partajonを使っていました。partajonは色々なテーマの問題があるのでおススメです!

〇Production orale

口頭試験の対策として、毎日1回は試験と同内容の発表をしていました。
口頭試験は準備30分、試験20分(発表10分・試験官からの質疑応答10分)です。
この口頭試験にも型があります。私は「テーマの紹介→テーマのメリット(具体例も入れる)→テーマのデメリット(具体例もいれる)→自分の考え→結論」という流れで作成しました。
また、テキストやネットで出そうな話題については記事を検索してそのメリット/デメリットをあらかじめまとめていました。当日やったことあるテーマだったらその通りに書けばOKですし、初めて見るものだったら今までのものが参考になるのでおススメです。
実際の試験では「田舎に住むか街に住むか、どちらが良いか」というのを選びました。事前に考えていたのでとてもやりやすかったです。
その他に私が考えをまとめていたお題で代表的なものは以下です。
〇テレワーク
〇匿名の履歴書
〇仕事は幸福につながるか
〇仕事や学校における昼寝の重要性

メリットデメリットを考えるのは意外と難しいですが、わからなければネットで検索すれば記事・動画などなど出て来るのでそこから引っ張ってくれば大丈夫です!!

「田舎か街か」「テレワーク」など生活に根差した議題から「仕事と幸福」などやや哲学的なお題もあるのでまんべんなく確認しておくとよいと思います。

〇Compréhension orale

聴解は一番苦手分野だったので時間を割きました。
まず、圧倒的に聞きなれていなかったのでラジオを聞き始めました。Journal en français facileというサイトから10分のラジオを聞いて登校するようにしました。Transcriptionもあり、世界のニュースを聞けるのでおススメです。
また、1 jour 1 actuの動画も見ていました。(アプリもあります)子どもから来た質問に答えるという形の動画なので、シンプルな単語と構成です。「貧困とは何か」など一言で答えが出ないような話題を扱っていたり、「テイラー・スイフトは誰?」のような動画もあって結構面白いです!
ニュースを見たい場合はFranceinfoを使っていました(アプリもあります)。2分くらいの動画も多くあって気軽に学習できます。(ただ、字幕はないです)
あとは、YouTubeでreportageやニュースを見て実際のフランス語の速度に馴れる練習をしました。
おススメのチャンネルはLe dessous des Cartes - ArteEasy FrenchDocumentaire SociétéTF1 INFOArteです!
特にLe dessous des Cartesは3分半くらいの動画もありとても面白いです。地理的な観点から国を紹介したり、起こっている事件を掘り下げたりしています。ほぼ毎日更新されているのでとてもおススメです!!!

最後に

長くなりましたが、私がB2受けるにあたって対策していたことです。
大学でフランス語を学んでいる&語学学校に通いながらだったので完全に独学なわけではありませんが、授業だけで合格できたわけではないと思っています。合格に向けて自分のやり方を見つけて対策することは必要だと思います。
フランスで受けたので試験料も高く(180€)、「落ちたら3万くらい無駄になる」というプレッシャーのもと対策に励んでいました…笑
1回取得できると一生涯使用できるというのはとても魅力的な資格だと思います。これから目指す方の参考に少しでもなれば嬉しいです!!!



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