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オススメの本[ゴーストハント]

こんにちは。イラストレーターのミズです。

本日はおススメの本を紹介したいと思います。

オススメの本は「ゴーストハント」です。

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https://books.rakuten.co.jp/rb/14354791/ (←楽天ブックスさん)

ゴーストハント 著者:小野不由美先生

1989年8月に1冊目が刊行。

講談社のX文庫ティーンズハートから出されました。

販売当時のタイトルに「悪霊がいっぱい!?」というように「悪霊」とついていたため「悪霊シリーズ」と呼ばれていました。

後に講談社のX文庫ホワイトハートから刊行された「悪夢の棲む家」(全2巻)で「ゴーストハント」の表記がされます。

ゴーストハントのタイトルでコミカライズもし(いなだ詩穂先生)、その漫画もアニメ化されました。(残念ながらアニメは途中で終了しています)

コミカライズ版の作者はいなだ詩穂先生です。



1、作品のメインキャラクター

谷山麻衣(たにやま まい):この作品の主人公。15歳の高校1年生。自身が通う学校にある旧校舎について調べてもらうため、校長がSPRに依頼する。そこでナル(渋谷一也)に出会う。

渋谷一也(しぶや かずや):SPR(渋谷サイキックリサーチ)の所長。16歳。容姿端麗、頭脳明晰だが天上天下唯我独尊な性格の為、麻衣に「ナルシストのナル」とあだ名を付けられる。以降作中では皆からナルと呼ばれる。

リン:SPRの調査員。香港出身の中国人。本名は林興徐(りん・こうじょ)。機材チェックを主に担当。実は巫蠱道の道士。ナルの右腕的存在。

滝川法生(たきがわ ほうしょう):元高野山の坊主。通称「ぼーさん」。25歳。本業はスタジオミュージシャン。見た目も茶髪のロン毛。昔は霊が見えたが除霊中に頭を打ってから見えなくなった。独鈷所をよく用いて除霊に参加している。麻衣に「不動明王の真言」を教える。

松崎綾子(まつざき あやこ):巫女。23歳。派手なメイクやネイルをしているので巫女に見えない。その一方で口やかましく麻衣たちを注意したり世話焼きの一面も。条件が揃わないとなかなか本領発揮出来ないので、なかなか実力を発揮できない。

原真砂子(はら まさこ):霊媒師。15歳。テレビなどにもよく出てる。おかっぱの髪形で着物を着ている美少女。口寄せが得意。常に霊を視ることが出来るがたまに能力が発揮できない時がある。プライドが高くお嬢様のような口調で話す。

ジョン・ブラウン:神父、エクソシスト。19歳。オーストラリア出身。金髪碧眼の童顔で可愛く見える。珍妙な京都訛りを話す。憑き物を落とすのが得意。助祭の位を持つ。

ホラーに必要な要素を持ったキャラクターが勢揃いしてます。

2、どんなストーリーか

ホラー作品でよくあるような「なんか怖い」「理由が分からない現象が怖い」というふわふわした内容の怖さではないホラーです。

ナルが現実主義者というのもあり、サーモグラフィーや収音マイク、赤外線カメラなどの機材を使って、心霊現象のデータを取り、そこからどんなことが要因なのかを探っていきます。

もちろん現実に心霊現象は解明されてないことが多いので、作中でも「原因不明の心霊現象」は起こります。ただ、「なんとなく」の心霊知識では進まないです。

作品は刊を追うごとにどんどん怖くなっていきます。個人的には「悪霊になりたくない!(ゴーストハント5鮮血の迷宮)」が1番怖いです。

3、この作品の凄いポイント

このティーンズハートのレーベルが小中学生の女の子を対象にしたレーベルで、いってしまえば「子供向け」のレーベルです。

ですが、ゴーストハントはその「子供向け」のレーベルではありえないくらいの参考文献を読まれて作られているのです。一般文芸でもここまで調べて書いてる作品は見たことがありません。それだけ手を抜かず真剣に書かれてる小説です。「子供向けレーベル」と侮ってはいけません。

そして何よりゴーストハントの作者は十二国記シリーズでもおなじみの小野不由美先生です。小野先生の確かな文章力で書かれてる作品なので読みごたえはバッチリです。

怖いものが苦手な私ですが、小野先生の文章がうますぎて、怖いのにどんどんページをめくってしまうのです。十二国記がお好きな方は是非お手に取ってみて下さい。

(↑最近販売された文庫版です。アマゾンサイトに飛びます。)

いかがだったでしょうか?

少しでも面白さをお伝え出来たら嬉しいです。興味を持たれた方は是非読んでみて下さい!

ここまでお付き合い頂き有難うございました!

ミズ





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