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【 原文 】 そよ 我が宿の池の藤波《ふぢなみ》咲きにけり 山ほととぎすいつか来《き》鳴か…
【 原文 】 春日山雲居《くもゐ》はるかに遠けれど 徒歩《かち》よりぞ行く君を思へば (522…
【 原文 】 万《よろづ》の仏の願《ぐわん》よりも 千手《せんじゆ》の誓《うけ》ひぞ頼もし…
【 原文 】 関より西なる軍神《いくさがみ》 一品《いつぼん》中山《ちゆうさん》 安芸《あ…
【 原文 】 関より東《ひんがし》の軍神《いくさがみ》 鹿島《かしま》香取《かんどり》諏訪…
【 原文 】 釈迦《しゃか》の御法《みのり》はただ一つ 一味《いちみ》の雨にぞ似たりける …
【 原文 】 ちはやぶる神 神に坐《ま》しますものならば あはれと思《おぼ》しめせ 神も昔は人ぞかし (447) 【 現代語訳 】 神よ、もし本当にいるのならわたしを不憫に思って願いをかなえてください。あなたも昔は人だったではありませんか。 ※Amazonで『現代語訳 とりかへばや物語』を発売中です。
【 原文 】 そよ 春立つといふばかりにやみ吉野の 山も霞《かす》みて今朝《けさ》は見ゆら…
【 原文 】 春の野に 小屋構《か》いたるやうにて突《つ》い立てる鉤蕨《かぎわらび》 忍び…
【 原文 】 阿弥陀仏《あみだぶつ》と申さぬ人は淵《ふち》の石 劫《こふ》は経《ふ》れども…
【 原文 】 春の初めの梅《むめ》の花 喜び開けて実《み》熟《な》るとか 御手洗川《みたら…
【 原文 】 雨は降る 去《い》ねとは宣《のた》ぶ笠《かさ》はなし 蓑《みの》とても持たら…
【 原文 】 神ならばゆららさららと降りたまへ いかなる神かもの恥《は》ぢはする (559) …
【 原文 】 わが恋は一昨日《おととひ》見えず昨日《きのふ》来《こ》ず 今日《けふ》訪《おとづ》れなくば明日のつれづれいかにせん (459) 【 現代語訳 】 わたしの恋は、――おとといにあの人と一度も会わず、昨日もやって来なかった。今日も訪問がなかったら、明日の退屈な時間をどうしたらいいだろうか。 ※Amazonで『現代語訳 玉水物語』を発売中です。