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雑多なものの寄せ集めです。古歌の現代語訳や古典作品に関する雑談、創作古語など。
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2019年8月の記事一覧

現代語訳『山家集』(395)

【 原文 】 わがよとや更けゆく空を思ふらん声も休まぬきりぎりすかな (395) 【 現代語訳 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(446)

【 原文 】 秋風に穂末《ほずゑ》なみよる刈萱《かるかや》の下葉に虫の声乱るなり (446) …

たま
4年前
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古語訳『待ちぼうけ』

待ち呆《ほ》れ 待ち呆《ほ》れ 一日《ひとひ》 営み畠《はた》稼ぎ そこに にはかに兎《う…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(87)

【 原文 】 花見にと群れつつ人の来るのみぞあたら桜の咎《とが》にはありける (87) 【 現…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(980)

【 原文 】 わづらはで月には夜も通ひけり隣へつたふ畦《あぜ》の細道 (980) 【 現代語訳 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(1227)

【 原文 】 かかる世に影も変らずすむ月を見るわが身さへ恨めしきかな (1227) 【 現代語訳 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(1447)

【 原文 】 波の打つ音を鼓《つづみ》にまがふれば入《い》る日の影の打ちて揺らるる (1447) 【 現代語訳 】 岩に打ち付ける波の音がまるで鼓のようで、その音に合わせて沈みゆく太陽の光がゆらゆらと揺れている。 ※Amazonでオリジナル小説『ヴィーヴルの眼』を発売中です。  (Kindle Unlimited利用可)

現代語訳『山家集』(411)

【 原文 】 あかずのみ都にて見し影よりも旅こそ月はあはれなりけれ (411) 【 現代語訳 】 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(775)

【 原文 】 その折の蓬《よもぎ》がもとの枕にもかくこそ虫の音《ね》には睦《むつ》れめ (77…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(940)

【 原文 】 松風の音あはれなる山里にさびしさ添ふるひぐらしの声 (940) 【 現代語訳 】 松…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(727)

【 原文 】 月のみやうはの空なるかたみにて思ひも出《い》でば心かよはん (727) 【 現代語…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(460)

【 原文 】 草深み分け入りてとふ人もあれやふりゆく跡の鈴虫の声 (460) 【 現代語訳 】 生…

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(759)

【 原文 】 世の中を夢と見る見るはかなくもなほおどろかぬ我が心かな (759) 【 現代語訳 …

たま
4年前
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現代語訳『山家集』(252)

【 原文 】 山里は外面《そとも》の真葛《まくず》葉をしげみ裏吹きかへす秋を待つかな (252) 【 現代語訳 】 山里では家の外で葛《くず》が生い茂り、葉を裏返す風が吹く秋の訪れを待っている。 ※Amazonでオリジナル小説『ヴィーヴルの眼』を発売中です。  (Kindle Unlimited利用可)