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【 原文 】 年々《としどし》に人こそ旧《ふ》りてなき世なれ 色も香《か》も変はらぬ宿の花…
【 原文 】 雨は降る 去《い》ねとは宣《のた》ぶ笠《かさ》はなし 蓑《みの》とても持たら…
【 原文 】 恋は 重し軽《かろ》しとなる身かな 重し軽《かろ》しとなる身かな 涙の淵《ふ…
Amazonで『現代語訳 伽婢子 (1)』が発売になりました。KISARAGI版に加筆修正した内容になって…
【 原文 】 神ならばゆららさららと降りたまへ いかなる神かもの恥《は》ぢはする (559) …
【 原文 】 忘るなとたのむの雁《かり》に伴《ともな》ひて 立ち別れ行く都路《みやこぢ》や…
【 原文 】 わが恋は一昨日《おととひ》見えず昨日《きのふ》来《こ》ず 今日《けふ》訪《おとづ》れなくば明日のつれづれいかにせん (459) 【 現代語訳 】 わたしの恋は、――おとといにあの人と一度も会わず、昨日もやって来なかった。今日も訪問がなかったら、明日の退屈な時間をどうしたらいいだろうか。 ※Amazonで『現代語訳 玉水物語』を発売中です。
【 原文 】 誰《た》が袖《そで》ふれし梅が香《か》ぞ 春に問はばや ものいふ月に逢《あ》…
此《こ》の干菓子、吾子《あこ》に下《くだ》さん。 ひた分けなれども、捨《す》つるに及ばず…
【 原文 】 烏《からす》は見る世に色黒し 鷺《さぎ》は年は経《ふ》れどもなほ白し 鴨《か…
【 原文 】 ただ人には馴《な》れまじものぢや 馴《な》れての後に 離《か》るるるるるるる…
【 原文 】 春霞《はるがすみ》たち交《まじ》りつつ稲荷山 越ゆる思ひの人知れぬかな (516…
おかげさまで、Amazon KDP版『現代語訳 玉水物語』をたくさんの方に読んでいただいています。 …
【 原文 】 風に靡《なび》くもの 松の梢《こずゑ》の高き枝 竹の梢とか 海に帆《ほ》かけて走る船 空には浮雲《うきぐも》 野辺《のべ》には花薄《はなすすき》 (373) 【 現代語訳 】 風になびくものは、松の梢《こずえ》の高い枝や竹の梢。海で帆《ほ》かけて走る船。空の浮雲、野原の薄《すすき》の穂《ほ》。 ※Amazonで『現代語訳 玉水物語』を公開中です。