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ペアレントトレーニングを受けている

長女の接し方に苦労することが多いので、自治体がやっている「ペアレントトレーニング講座」に申し込んだ。全6回の連続講座で、4回目まで受けたところだ。

子どもが良くない行動をしたときに叱ってしまうと、子どもの自己肯定感が下がり、また良くない行動をする・・という悪い循環になってしまう。代わりに、子どもが良い行動をしたらそれをほめてあげて、子どもの自己肯定感ややる気を育んでいこうという趣旨の講座だ。
やっていることは「習慣の力」という本に載っているものと同じだと思う。きっかけ→ルーチン→報酬のループを望ましいものに作り変えていく。

子どもの観察をするという宿題が毎回出る。観察結果をシートに書き込んで、次回提出したらコメントを入れて返ってくる。「宿題がある」とか「講師がチェックしてコメントを入れてくれる」とか自体が久しぶりすぎて、学生時代に戻った気持ちになる。

元々は、様々な場面での適切な声掛け方法などを学ぶのかと思っていた。ふたを開けてみると、結局は親の意識と行動を変えることを練習している。
つまり、子どもを観察して、良い行動をしたらほめるということ。
簡単そうに聞こえるかもしれないが、案外難しい。宿題に取り組んでみて、これまで子どものことをそんなに見ていなかったかもしれないと気づかされた。「あの子は落ち着きがないし困ったことばかりしている」となんとなく思っていたが、記録してみると実はそうでもないことが可視化された。なんだ、結構良い行動してるじゃん。
そうなると「なんで私こんなにしんどいと感じるんだろう」という別の疑問もわいてくる。それは恐らく、

私が子どもを見てあげられる量 <  子どもが見ていてほしい量

なのだと思う。
うちの子はもっと見てほしいタイプだろうから、私は家事とかやっている場合じゃないのだろうと思う。

そして、これまで8週間観察して記録して声掛けを変えてみたりしている結果なのか、子どもの良い行動がちょっと増えた気がする。夫に聞いてみたら「そうかな?分からない」という感じだったので、私の期待値が下がっただけなのかもしれない。
受講後の期待として「長女にイライラしなくなること」を挙げていたのだが、以前よりイライラすることも減った気がする。

この講座を受けることで資格が得られるといった分かりやすい効果は全くないのだけど、じわじわと気づきを与えてくれる良い機会になっている。

「習慣の力」はこちら。


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