シンナーの匂いにさよなら
5月4日(土)の雑記。
一日の前半はベッドにいることが多い。ベッドでだらだらしている。気力を奮い立たせるためにはちょっとした勢いが必要で、わたしはその勢いをつけるのが全然うまくないので、『ファイト・クラブ』(1999)の前半でぼけーっとテレビに目線を向けているエドワード・ノートンのようなだらだらっぷりでスマホをいじったりなにもせず横になっていたりする。きょうもそうだった。
ただ、仕事のときやその前後には否が応でも机の前に座っていないといけないため、そのような時間帯になると起き上がることができている。N塾で受けたパワハラによって塾講師の仕事はいまはストップしているが(まだ退職はしていない)、それ以外の仕事もあるので、いまはそれをしながらN塾の収入の代替となる職場を探している。きょうもそうだった。
あと、『GUILTY GEAR -STRIVE-』(2021)のオンライン対戦とギターの練習は毎日5分でも10分でもいいからなるべくかかさずするようにしてる。きょうもそうだった。
いつもと違うこともいくつかあって、その一つが記事のトップに掲載した写真に載っている塗料関係を手放したこと。
ちょっと前、いつもと違うメンタルクリニックに行ったときに見つけた昔ながらのおもちゃ屋でプラモが売られているところを見たことによって昔のプラモ欲が復活して、10年前に買ったHGのHi-νガンダムを先日とりあえず組み立てるだけ組み立てた。でも、塗装までしっかり自分が本来望むレベルで遂行するにはわたしの技術も努力も気力も足りないし、この先もそれが復活する兆しはないかなと思ったし、そもそも有機溶剤を換気や洗浄までしっかり気を配って使うことはもうわたしにはできないと思ったから、とりあえず組み立てだけでも終わらせることを目標にしたらなんとか完成できたのだ。ということで、写真に載っている塗料や溶剤はすべて10年前にHi-νガンダムを購入したときにHi-νのために買ったものたちなのだけれど、手放すことにした。さすがにそのままさよならをするのはさびしいから、写真に撮った。この写真をこの先も見返すことがあるかどうかはわからないけれど、アーカイブとはそういうものだから、それでいいんじゃないかと思った。
話は変わりまして、わたしたちが生きているこの現実、とくに日本社会についてですが、みなさまどうご覧になっているでしょうか。わたしはもう限界です。もちろんわたしの限界がどこにあるかなどわたし自身、というか誰も知り得るものではないし、そもそも固定的なものでもないのでこれはあくまで言葉の綾なわけですが、もう限界ですという気分がずっと続いています。その大波にやられて無力感が部屋中を覆い、体は動かなくなる。停滞です、停滞。このどん詰まり感たるや、わたしたち人類はじつはただの石に過ぎなかったのではないかと真顔で疑ってしまうほどのものであるわけですが、まあそれでも時は誰のことも待ってくれないわけで、刻一刻と死に近づいているわけです。このまま死んでいくのはいやだなー……。