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バタフライエフェクトのその先は


昨日は、久しぶりに映画を観てきました。
【少年ジャンプ+】で 2021/07/19に 読み切りで 配信されたルックバックです。



当時 初めて読んだ時も 衝撃を受けたのですが 映画になるということで 楽しみにしていました。


あらすじです。


もし あの時 『〇〇していたなら』、『〇〇しなければ』

そんなふうに 思うことは 生きていたら きっと誰しもがあるのでしょうね。

本作での、現実とは違う出会い方をするパラレルワールドでの展開は なんだか切なかったです。


それが 命に関わっているものだったら 深い穴になって 消えなくなってしまう。
 『時間が解決してくれる』なんて、それは そういうことを 経験して 乗り越えて 解決した人だけが使える言葉だなぁ、と思ったりもしました。


藤本タツキさんの作画や 細かい表情や アングル、個人的に とてもセンスに溢れている漫画家さんだな、と感じます。


🍵



昨日も 小さな出会いと、とてもほっこりした他愛ない出来事がありました。


まず、行きの電車を待っている時 前の椅子で 何やら 時刻表を見ながら ノートに書いてる品の良さそうな白髪の女性がいました。

 特に 気にもならず そのままでいたのですが、

その方が
『すみません』
と わたしに声をかけてきました。

『私は滅多に電車に乗らなくて 乗る時のために 時刻表書いてるんですが あの赤で書かれている部分は 運休ということ?わからなくて』


わたしも いつも ぼんやり慣れたところしか行かないので 詳しいことは よくわからないんだけど 田舎なので 路線も少なく、そんなに難しくはありません。
(先日は つい 乗り間違えて 違う路線の電車に乗ってしまいましたが…)

だいたいはわかります。

あ… でも 赤い部分ってなんだろう?
視力が良くないので スマホで 時刻表の説明を書いてるところを 撮影してから 拡大で見てみました。

その方のおっしゃる通りでした。


「そうですね。土日祝が運休ということみたいです」
と にこっと 話したら

『なるほどね、ありがとうございます』
と 丁寧に 挨拶してくれました。


帰り際にも
もう一度
『ありがとうございました』
と 声をかけてくれました。

こういうの嬉しいです。
ほんの少しの心遣い、ほっとします。
(お気をつけて)
と 心の中で思って見送ります。



映画を見終えた後、
帰りの電車での話です。

最後尾の車両の乗務員さんがいる手前の3人がけの椅子に座りました。
隣りには 中学生くらいの男の子です。


暫く 揺られていると、
異変が…。

隣りの男の子が しきりに こちらをきょろきょろ見ている感じでした。
窓の外を見てるのかな、
わたしが邪魔になって見えづらいのかな、
と思って 少しだけ 身体をずらして 見えるように 体制を変えてみました。

すぐに 乗務員さんが
何やら わたしの斜め上で 何かの表を入れてるファイルを 何度も パサパサしていたので  確認もせず 勝手にその持っているファイルをそこに掛けようとしてるんだな、と思いました。

しかし、なんで そんなに 上手く掛けられないのだろう?と 不思議に思いながらも 気にならなかったので ちらっと 上は見たものの  ぼんやりと乗っていました。

何度目かの 隣りの男の子のきょろきょろと 乗務員さんの不器用さを勘違いしたまま 乗っていました。


何気に、目をやった場所に
すっと 大きめの蜂🐝が 飛んできました。

わたしが 少し 避けたのを見て

乗務員さんも にこっと笑って
隣りの男の子も (やっと気づいた)という ほっとしたような顔をしていました。

 隣りの男の子のきょろきょろと
乗務員さんの不器用感(勝手なわたしの思い違い)は 蜂🐝さんが原因だったのね。ふむふむ。
 瞬時に 理解しました。

基本、特に蜂🐝は 怖くはなかったので
「なんにもしなければ 刺したりしないよね」
と つい 隣りの男の子に話しかけたら
恥ずかしそうに まだ蜂🐝に びくびくしながらも 静かに頷いてくれました。
(ほぼ 強引です 笑)

乗務員さんも
『見たところ 針は見えないので 大丈夫だとは思うんですが』
と言いながらも

蜂🐝と 格闘しながら
駅に着くと アナウンスしないといけないので なんだか忙しそうでした。

3つめの駅を過ぎた辺りで
蜂🐝を 乗務員室へ 移動させるのに成功した乗務員さんは、

『お騒がせ致しました。とりあえず これでお客様には 迷惑おかけしませんので』
と 優しそうな笑顔で伝えてくれました。

隣りの男の子が ほっとしたのが 伝わってきました。

男の子は 途中で 下車をしました。


乗務員さんと蜂🐝との 格闘は 休むことな く続きました。

「よかったら わたしのキャップ帽使いますか?」
と 声をかけたら
『いえ、大丈夫です』

また 素敵な笑顔を返してくれました。


その後 2つめの駅を通過した時、わたしが見ていないところで 蜂🐝が 出ていったそうで わざわざ 教えに来てくれました。


ほのぼのするなぁ。
知らない人たちだけど こうして ひとつの出来事を 笑い合えるのいいなぁ。

きっと どこかで 会っても
もう挨拶できない人たちだけれど 今日のそれぞれのひとときが 繋がった人たち。


わたしも そろそろ降車する駅です。



あ。そうだ💡´-
いいこと思いつきました。


そう言えば 駄菓子やさんにも寄って 少しお菓子を買って帰るところでした。
乗務員さんに 少しお分けしようっと。

おかしいかな?
気持ち悪いかな?

んー… 少し考えてはみたけど こんなことあってもいいよね。
うん、いいはずだ。ひひひ。

わたしは、電車降りて
乗務員さんは また次の駅へと行きます。
車内アナウンスをしているのを 外で待って ぺこっと挨拶しました。

すぐに駆け寄ってきてくれました。

「ありがとうございました。そして、ご苦労様です。これ少しですが」
と チョコマシュマロと ラムネを 乗務員さんの手のひらに乗せました。

『あああ、うわあ、、これはこれはーぁ…!』
と にっこにこしながら
『ありがとうございます。いただきます』と受け取ってくれました。


幸せな出来事が たくさんあった一日でした🍀


7/5
pm 5:30頃

pm 6:30~ 7:00頃

7/6
am 5:40頃



一日 一瞬の出会いや出来事は 知らないところで 今日も紡がれていきます。







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