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最近ニューヨークで見かける生ゴミ回収箱を使ってみた
最近ニューヨークの街中で見かけるようになったオレンジのこの箱。
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この箱は「スマートコンポストビン」と呼ばれる、生ゴミを回収するためのものです。回収された生ゴミは、通常のゴミとして埋立地に送られるのではなく、堆肥として再活用されるのです。
私は2年前から近所のファーマーズマーケットに通い、生ゴミをそこに捨てていたのですが、「こちらのほうが便利そう」と思い、早速使ってみました。
「スマートコンポストビン」とは?
「スマートコンポストビン」は24時間いつでも使える生ゴミ回収箱です。「スマート」という名の通り、アプリで施錠解除してゴミを捨てます。
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市内に400箇所以上設置されているそう
今までファーマーズマーケットでは回収不可だった肉や魚、乳製品も「スマートコンポストビン」には廃棄可能です。
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生ゴミをコンポストするメリット
生ゴミをコンポストするメリットはなんといってもゴミの量が減ること。ニューヨーク市清掃局のレポートによると、クイーンズ区で三ヶ月生ゴミ回収を実験的に実施した結果、5700トン分のゴミが埋立地に捨てられずに堆肥化されたとのことです(参照元)。
普通のゴミとして生ゴミを捨てると、埋立地に埋められた後にメタンガスという温室効果ガスが排出されてしまいます。しかし、コンポストすることで生ゴミが堆肥やクリーンエネルギーとして再活用されます。この堆肥は野菜や植物の成長に必要な栄養となります。
また、個人的な経験としても、生ゴミを普通のゴミと別にすることで、普通のゴミが臭わなくなり快適になると感じています。
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回収箱の使い方
まずは「NYC Compost」というアプリをダウンロードします。
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アプリ上で近くのコンポストビンを探します。使いたい回収箱を選んで「Unlock Bin」を選択すると回収箱が解錠されます。
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解錠されたら回収箱にゴミを入れて終了。
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感想: とても便利
スマートコンポストビンは、今までのコンポスト方法に比べて断然快適でした。アプリで施錠解除し、いつでも生ゴミを捨てることができる点が特に便利です。
このようなスマートコンポストビンの普及が進むとゴミの量も減るだろうなと率直に感じました。
ニューヨークで見かけたらぜひ試してみてください。