ゆるくサステナブルな暮らし in ニューヨーク

数年前からもう少し地球に優しい生活をしようと、サステナブルなことを少しずつ取り入れてい…

ゆるくサステナブルな暮らし in ニューヨーク

数年前からもう少し地球に優しい生活をしようと、サステナブルなことを少しずつ取り入れていきました。その過程での発見をまとめています。テーマはゆるく、無理をしないこと。 ニューヨーク在住

最近の記事

最近ニューヨークで見かける生ゴミ回収箱を使ってみた

最近ニューヨークの街中で見かけるようになったオレンジのこの箱。 この箱は「スマートコンポストビン」と呼ばれる、生ゴミを回収するためのものです。回収された生ゴミは、通常のゴミとして埋立地に送られるのではなく、堆肥として再活用されるのです。 私は2年前から近所のファーマーズマーケットに通い、生ゴミをそこに捨てていたのですが、「こちらのほうが便利そう」と思い、早速使ってみました。 「スマートコンポストビン」とは? 「スマートコンポストビン」は24時間いつでも使える生ゴミ回収箱

    • 公共交通機関で行けるニューヨーク近郊のハイキングコース

      毎年4月22日は「アースデイ(Earth Day|地球の日)」として、地球環境のことを考え感謝し、行動する日とされています。アースデイがある4月も「アースマンス(Earth Month|地球月間)」と呼ばれます。Earth MonthやEarth Dayに参加する方法は比較的自由で、自然を感じたり、地球に優しいことをしようというキャンペーンです。 今回はEarth Monthに自然を感じようということで、公共交通機関で行けるオススメのニューヨーク近郊のハイキングコースを難易

      • ニューヨーク市のエコな取り組み

        ニューヨークに長年住んでいると年々エコな都市になっているなと感じます。今回はまちづくりの参考になればと思い、ニューヨーク市のエコに関するOneNYCという政策と、市民として感じた変化をシェアします。 OneNYCは、人口の増加、気候変動、進化する経済、インフラの老朽化などの長期的な課題に対応するためにニューヨークの前市長であるビル・デブラシオ氏によって2015年に掲げられた政策です。 2022年発表のレポートでは、1)活気ある民主主義、2)インクルーシブな経済、3)繁栄す

        • あえて異質な人と働いてみる ー 多様性はなぜサステナブルにつながるか

          WBCでの初の日系人ラーズ・ヌートバー選手の活躍を拝見して、多様性ってこういうことだよね、と思うところがあり、今回は職場での多様性ってサステナブルにつながると感じた経験をシェアします。 事実上のアジア人雇用禁止令 怒りと発見 8年ほど前のことです。私が所属していたチームの人種がアジア系に偏りすぎていたことがありました。ニューヨークのチームなのに、いつのまにか8割強がアジア系。 アメリカの会社はダイバーシティ強化の一環として部門の人種構成も気にします。そんな状況を見た当時

        最近ニューヨークで見かける生ゴミ回収箱を使ってみた

          無駄な消費を抑える方法3選

          ゴミを減らすための3R(スリーアール)とは、リデュース(Reduce:減らす)、リユース(Reuse:繰り返し使う)、リサイクル(Recycle:再資源化する)の頭文字を取った総称ですが、この3つのアクションに優先順位があることをご存知ですか? 環境負荷が小さい順にリデュース、リユース、リサイクルで、この優先順位で考えたり行動したりすることが大切だと言われています。つまり、大量に消費した物を全部リサイクルするより、できる限り消費を減らしてリサイクルをしないほうが環境負荷が低

          アメリカ大手NPOのパーティで見た寄付集めの仕組み

          ティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America、TFA)というNPO(非営利団体)をご存知ですか。 TFAはアメリカ社会が抱える高所得地域と低所得地域の教育の質の差、何千人もの教師不足という大きな課題を解決しようと、1989年にウェンディ・コップが立ち上げた団体で、エリート大学の卒業生を最低2年間、アメリカ各地の教育困難地域にある公立学校に講師として赴任させるプログラムを提供しています。 新卒者の就職先としても人気で、2014年には、グーグルやアップルなど

          アメリカ大手NPOのパーティで見た寄付集めの仕組み

          誰も教えてくれなかった英語上達のコツ

          今回はゆるく肩の力を抜いて英語学習や海外生活を楽しむヒントになればと思い、長い海外生活の中で見つけた英語上達のコツをシェアします。 私自身は高校卒業まで日本生まれ日本育ち、いわゆる『純ジャパ(ハーフ、帰国子女、インター通いでない日本人)』で、アメリカにきた当初は周りが何を話しているか全く聞き取れず、話しても伝わらない経験をしています。でも現在は普段日本語話者が周りにいない環境で過ごし、『選挙行った?』と聞かれるぐらいにはアメリカに馴染んでいます。仕事では上司も部下もアメリカ

          誰も教えてくれなかった英語上達のコツ

          ニューヨークのスーパーでみかけるサステナブルなトレンド

          オーガニック食品を多く扱うアメリカのスーパーマーケットとして知られるホールフーズでみかけるサステナブルなトレンドをご紹介します。 地元産よく目にするのは地元で取れたことを意味するLocal(ローカル)と書かれた商品。例えばこのGotham Greensというブランドの葉野菜の箱にはLocalと表記されています。 Gotham(ゴーサム)とはニューヨーク市のニックネームで、この会社はブルックリンで創業されたそうです。建物の上にグリーンハウスを作り、野菜を生産しているそう。

          ニューヨークのスーパーでみかけるサステナブルなトレンド

          ニューヨークで使っているエコなアプリ

          アメリカ在住の方の参考になったり、日本の似たサービスを使うきっかけになれば、と思いニューヨークで使っているエコなアプリをご紹介します。それぞれサステナブルファッション、ギフトエコノミー、フードウェイスト、シェアリングエコノミーに関するアプリです。 ThredUP | スレッドアップスレッドアップは2009年にアメリカで創業されたオンライン古着売買サイトです。2022年発表の再販売レポートによると、2021年には1億2500万着の服を処理したそうです。 私にとっての一番の魅

          ニューヨークで使っているエコなアプリ

          エコとか個人で頑張って意味あるの?に対する返答

          エコに目覚める以前の私はリサイクルもあまりせず、ペットボトルを普通のゴミに捨てることもありました。当時の言い分は、 「本当にペットボトルが悪なら、リサイクルするかどうかを消費者の気分に任せるのではなく、政府が法律を作って企業や自治体に販売制限や罰則を課するはずだ」 というものです。 「だから一個人がエコとか頑張っても意味ないよね」と本気で思っていました。 自然の中にゴミが落ちているのを見て心を痛める感覚はあっても、別に自分の問題として捉えることはなく、政府がなんとかし

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          一年以上生理用品を買ってない話

          サステナブルな暮らしに興味を持ってから、使い捨てない生理用品があると知り、少しずつ試していきました。現在は完全に使い捨てないものだけを使っています。 気づくと一年以上生理用品を買っていません。 そこで、どんな生理用品をどのように使っているかをご紹介します。 注意書き:私は低用量ピルを服用しているので、経血が少ないです。ピルについては人によって考え方が違うと思いますが、生理痛、PMS、経血の量が多い、ホルモン性の肌荒れなど生理の悩みがある人には個人的にはおすすめです。

          一年以上生理用品を買ってない話

          サステナブルな暮らしのマインドセット

          以前Waterlustという海洋保全啓発の洋服ブランドの方からサステナビリティに関するお話を聞く機会がありました。 そこで印象的だったのは、 という趣旨の言葉でした。 確かに、一人あたりのゴミの量が全員同じだと仮定すると、1%の人が99%ゴミを減らすよりも、10%の人が10%ゴミを減らすほうがトータルのゴミの量は減ります。 というわけで今回サステナブルな暮らしにシフトしていくにあたってのテーマは、ゆるく、無理をしないこと。自分の中で持続可能な生活でないと意味がないと思

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