音楽の本

今日は最近読んだ本の中から音楽関係のものを紹介します。

スタックスレコードガイドブック

タイトル通りスタックスレコードのディスクガイド。スタックスからリリースされたほぼ全てのLPと重要シングルの解説と全LP、シングルのリストがのっていて入門からディガーまで楽しく参考になります。

フュージョンミュージシャン150人の仕事

フュージョンミュージシャンを楽器ごとに分類し紹介した本。フュージョンだけでなく、ジャズやロック、ソウルなどの参加作も紹介されているので参考になります。

アーメットアーティガン伝 アトランティックレコードを創った男

アトランティックレコードを軌道に乗せるまではとても面白いです。しかしそれ以降は金とビジネスの駆け引きの話ばかりでアーメットの逸話も音楽の話もなくガッカリです。(サザンソウルにほぼ触れずに聞いたことない白人ポップシンガーと金の話ばっかりなのは閉口しました)アトランティックレコードの音楽がとっても好きで2割の面白い話のためなら8割の退屈な話を読んでもいいという人にしか勧められません…

この3冊は9月から12月頃に読みました

「最高の音」を探してロンカーターのジャズと人生

ロンカーターの伝記本。4000円近くするので買って読むのを諦めていましたが図書館にあったので読めました。本編はもちろんディスコグラフィーもボリューム満点で面白いです。個人的にロンカーターというとジャズ初心者からの評価は高いけど評論家や熱心すぎるファン受けは悪いプレイヤーのイメージでしたがアメリカでも同じイメージがあるうえに本人もそれを悩んでいる節があるというのは意外でした。他にも面白い話はたくさんありますが1番はロンは一時期学校の先生(代行教員)をしていて受け持っていたクラスの生徒の1人がJBのバンドで活躍したピーウィーエリスで夜は同じクラブで一緒に演奏していたこと。(ロン曰くピーウィーは遅刻魔だったらしい。そしてロン本人も67年にJBのライブでストリングス隊に参加していたみたいです)

この本は大晦日〜正月あたりに読みました。

ディスクコレクション Jazz rock

シンコーミュージックのディスクガイドシリーズ。ジャズロックといいつつもロックだけでなくエイトビートのノリのいいジャズ、フュージョン、ロックミュージシャンに影響を与えたモダンジャズの名盤までを幅広く紹介。評論家ぶった偉そうな文章や筆者の思想がないのも読みやすくておすすめです。

BLUE GIANT

ジャズに憧れる若者の成長を描いた漫画。成長につれ挫折や葛藤を乗り越え、仲間を増やしていくストーリーはベタですがとても面白いです。主人公の大の理屈っぽくならず初めてジャズを聴いた時の心を忘れず全力でジャズと向き合う性格にも好感が持てます。

本は推理小説ばかり読むのであまり音楽の本は読まないので次がいつになるか分かりませんが紹介したいと思うくらい面白い本が溜まってきたらまた紹介します。

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