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【芸人失格】第29話 〜東京アレルギーの巻〜

父親の死から、
1ヶ月が過ぎ...

いよいよ、楽しい?半年の工場勤務も、
終わりを、迎えようとしていました。

貯金も、100万円は、
出来ていました。

これで、知らないおじさん達との、
『テラスハウス』暮らしも終わりです。

ワクワクして居ました。

土日を利用して、
東京へ物件探しに行きました。

東京在住の友達が、
自分が何処に住めばいいか??

話し合ってくれて、
『三軒茶屋』と答えが出ました。

全く、東京の予備知識が無かったので、
とりあえず、深く考えず、
『三軒茶屋』で探す事にしました。

まず、『三軒茶屋』の街を、
ブラブラして...

『東京』とのイメージとは、
ちょっと違い??
若干の汚さ??というか、
レトロな銭湯とか、
飲み屋さんがあったりとか、
一目で、気に入りました。

これまでの、人生で、
『東京』に住みたいと、
思った事が1回も無かったんです。

『憧れ』みたいなのも無かったし...

子供の頃から、『大阪』に住みたいとは、
思って居ましたが...

『東京』は、『大阪』で、
売れたら『東京』へ出なアカンとは、
思ってましたけど...

人が無駄に多く、冷たいイメージで、
マニュアル人間ばっかりで、
感情も無く、ロボットみたいに、
心を無くした人間ばっかり...

悪いイメージしか無かったです。

父が亡くなったから、
『東京』へ出る意味も無くなったし...

『大阪』帰るのも1つの選択肢では、
あったけど...

家族も物理的に、距離が近くなる事を、
喜んでくれてたし、
東京在住の友達も、喜んでくれてたんで、
後に引けない感じになっていました。

『代々木』の方の不動産屋に、
ネットで見つけた、『三軒茶屋』の、
1R 6万円の物件があったんで、
そこにしようと思ってました。

不動産屋に入って、
いきなり『東京』の洗礼を受けました。

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