「夏休み」の概念が好き

そんなにたくさんの種類のゲームはしないんだけど、ずっとやっている作品があります。

ファイナルファンタジータクティクスA2
「封穴のグリモア」っていうゲームです。
2007年に発売された、DS用のゲーム。 

ファイナルファンタジーは
ほとんどやったことないのに、
これだけは何回もやりました。
データ消すのやだから、
最初からやるためにソフト3つ持ってます。


封穴のグリモアのテーマの一つは、
たぶん「夏休み」。
主人公のルッソは現実世界で夏休みに入る前、
先生の言いつけで学校の図書館に寄ります。
そこで魔導書「グリモア」を手にすることで物語が始まります。
書いてたらやりたくなってしまった笑

主人公ルッソがたどり着いたのは
イヴァリースって異世界で、
そこでクエストをこなしながら元の世界に
戻る方法を探していく。
サブクエストに出てくるキャラクターたち
それぞれに物語があって、過去があって、
未来でやりたいことがあって、
もうそれがめちゃくちゃ面白いのです。
そこの世界にどんな人が生活しているか細かく
描かれている。
街と自然が共存している世界観がみずみずしくて季節は夏って言われてないのに、
なんとなく夏だなあと感じさせる。


封穴のグリモアに横たわっているような、
「夏休み」って概念が好きです。


夏は、成長の季節だと思う。
塾の夏期講習で一生懸命勉強している子もいたし、
中学3年で部活を引退するから最後の大会で結果を残したい子もいたし、
たくさん遊びにいく!と言って毎日遊んでいる子もいました。

夏休みは、大きくても小さくても、
ひそやかでも大胆なものでも
何かやりたい、って気持ちが見えやすくって
いいよなあ。
いつもは我慢してできないことをできるのが私にとっての夏休みでした。
たくさん挑戦できて、失敗もするけど、
成長を感じることが嬉しい。


社会人になってから、夏休みはまとめて取れなくなった。
五月雨で休んで、消化しなければならないものになった。

大人にも、
いつもは我慢してできないことができて、
無限に成長できる「夏休み」があれば。

望めばどこまでも行けると思えるような、
そんな夏休みのような時間が欲しい。
暗く自分を追い詰めるような努力じゃなくて、
明るく周りを巻き込んでいくような成長をしたい。
大人にも、そういう時間や環境が必要だと思うの。


いつか、なんかそういうプラットフォーム作れたらいいなあ。

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