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【観劇】『イキウメの金輪町コレクション 丙』

2021年2月14日(日)13:00〜
@東京芸術劇場シアターウエスト
¥6,000

『金輪町コレクション』は3つのプログラムがあり、一つ前の記事で唯一「取れなかった」と書いたのが、この「丙プログラム」。だけど直前予約的な案内があり、運良くゲット!
配信があるからいいかと思ったけど、やっぱり生で観たくて。

先週訪れた芸劇にまた来ちゃった💕とウキウキしたけど、コロナ前はそれが普通だったんだよねえ。すっかり世の中変わっちゃったよね。
ロビーに入ると、先週あった金輪町ジオラマが撤去されていた。やはり日曜は人が多いので密にならぬようにということかしら。ちえっ。

三つのうち、この「丙」だけ(節分祭)とあるのは何ぞ?と思ったら、金輪町の「節分祭」という行事の出し物という体でこのオムニバスをまとめているらしい。ふむ。

●コント『インタビュー』
これは観たことがあるぞ。「CO.JP」で安井さん作・演のコントだ。
インタビュアーのズレた受け答えにイラッとする作家、というネタ。こういうイラッとさせる系は元々好きじゃないのでちょっと微妙・・・面白くないわけじゃないけど、自分が作家側に立っちゃってイラッとするんだなきっと。でもカメラマンがくちゃくちゃしてるのが「キクラゲ」ってとこはつい吹き出しちゃったw

●弁明
町のジオラマがここで登場。何だ、劇中に使用するからロビーに無かったんだ〜。
町おこしをするはずが、不思議(というか怖い・怪しい)な事件ばかりが起こるので、町役場の職員や不動産屋が弁明をするというが、一向に事態は好転しない・・・てな感じ。
今までの演目を色々思い出してふむふむとはなるけど、これも若干微妙だったな〜

●落語「高速ジジババ」
これは初見でした。金輪町の話好きな床屋さんという設定で、柳家三三さんという本職の噺家さんによる落語。落語には疎いので存じ上げず・・・。
老夫婦が保険屋から「時間を増やす」という商品を買う。まず最初に世の中が1時間進む間に、自分たちは1時間と1分として過ごせるというのだ。果たして1分では何の変化も感じられず、夫婦はどんどん「時間」を増やしてしまう(強欲)。結果、夫婦にとって周りがものすごくゆっくり動く世界になるが、他の人から見ると夫婦が早回しで動き喋っているのだ。そんな夫婦を見て子供は「高速ジジババ」と呼んだそうなw
これ、ネタは面白いけどなんだか冗長に感じてしまった。どういうことか途中で分かっちゃうからねえ。ちょっと気になったのが、夫婦の年齢。60過ぎってことだったよね? でもあの喋り方や仕草、相当な老人ぽい雰囲気だったよね? 違和感すごい。今の60歳ってもっと若いよ(年齢の設定、私の勘違い?)

●芝居「賽の河原で踊りまくる「亡霊」』
これは以前に観た。・・・と思う。たぶん。
ん? ということは甲プロの『いずれ誰もが〜』も観たことになるな? アレ?
まいいか。
亡者4人が石の代わりにダンボール箱を積んでは鬼に崩され・・・という不毛な作業を強いられる。作業をしていると、ひとりまたひとりと「あがり」を言い渡され去ってゆく。最後に残った亡者は焦るが、待ち望んだ「あがり」の声は鬼へのものだった。
結末をすっかり忘れていて、観た記憶は確かにあるのに「どうなるんだっけ」とワクワクしながら観た。忘れっぽいのも時には良い効果があるねw
奪衣婆が昭和っぽいクールな美人OLなところも良い。「行ってよし!」
鬼が人間くさいおばちゃん風なのも面白い。甲プロでも思ったけど松岡依都美さん、いいな〜。

土日が忙しい仕事なんだけど、日曜かつバレンタインデーにわざわざ休みを取ったのは『迷子の時間』の配信を見るためだったのよね。前日(2/13の18時から24時間しか観られないのに、『ポーの一族』のアランアングル配信と被ってて。『ポー』はアーカイブ無しだからリアタイするしかなくて、そうすると『迷子の時間』を観る時間を確保するには日曜に休みを取るしか無かったのだ・・・。
なのに直前販売があるとはね。丙プロで日程が合うのはこの日だけだったからさ〜〜。『迷子の時間』は前日深夜に観て、その分だけ寝坊させてもらいましたw
ここでバレンタインというイベントに自分が参加する考えは全くないところがね(苦笑)
それでも一応、観劇の帰りにケーキを買ったけどね。家人は大好きなイチゴのショートケーキにありつけてご満悦でした(簡単でありがたい)

というわけで、金輪町コレクションは残すところ「乙」のみ!
めちゃたのしみ~💕
アーカイブ配信はこれからなので、よかったらぜひ→Streaming+


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