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ナビゲーター

とても楽しいことがあった後の虚無感と喪失感。
実体的と言う意味での言語化をすることができないこの感覚。

僕は1日中誰かと一緒にいたあとのそういった感覚に耐えることが難しい。

耐えることができないので、それを許容してくれる人たちにとても救われているのです。
といいつつも、多分帰宅するとそういった感情に押しつぶされるのでしょうね。

この時間に山手通りをひとり好きな音楽しか聴こえない空間であるくのがとても好きなのです。

話は変わるが、僕は不眠症という自覚があるので月に一度そういった病院に行きお薬をもらっているのですが、正式な診断はされていなかったのです。
そろそろはっきりさせたくてお医者さんに聞いてみたところ、食い気味で、はい。あなたは不眠症ですよというお答えをいただいた。
おめでとう。ファッション不眠から正式な不眠の民への仲間入りだね。やったね。

ただ、僕は夜寝られずに悶々としている時間が好きであったりするのだ。ここが難しいところで、本気で寝るつもりがないのであろうね。
本気で寝るつもりであれば23:00にはお布団に入ってお薬を飲んでいるのです。
寝られないと思ったタイミングで飲まないよ。

そして最近の悩みとして入眠はうまくいくことができても、夜中2.3時間おきに目が覚めてしまうのです。

自分が夜寝られないことに対して価値を抱くようになり始めたのはおそらく高校生くらいの頃だと思う。深夜でしか繰り広げられないあのラジオのノリ。この時間を知っているひとはみんなこちら側の人間だという同族意識。
誰にも言えないことを共有している感じ。一種の優越感に浸る感じ。

君たちが寝てる間に僕らはこんなにも充実している時間を過ごしているんだぜ、羨ましいだろう!という気持ち。

ふと冷静になったところでそういう行為は遅くても大学生のうちにバイバイしておくべきであって、齢24にしてそういう人間であるということを他人から告白されると普通に引くもんね。
むしろ好きな人がそういうことを言っていると大丈夫?と心配になってしまうよ。

ただ僕は夜寝られないだけであって10:00には眠たくなるし、会議中に居眠りとかしてしまって、睡魔自体は僕を襲ってくれるのだ。

とどのつまり、朝起きて夜まで働くという世間一般の生活リズムに適合することができないただの社会不適合者である。
それなのに社会不適合者を名乗ることのできるほどの、突出した才能も存在しない一番中途半端なところで燻って掃き溜めにいるのです。

こうやって酔っ払って中途半端な気持ちで自己承認を満たすために文章を綴っていることに対しても自己嫌悪が生じているのです。
ただ、やめることができないから、僕には文章を書くことしかできないので、永遠とやめることはないとおもうのです。てかそういう気持ちで書いてるよ。僕は誰よりも本気だよ。アア。


結局のところオチのつけどころがわからなくなったのですが、あと何年しか続くことのないこの幸せな瞬間を抱きしめていたいし失いたくないよ。
30すぎてこんな文章書いてる男がいたら気持ち悪くて縁切っちゃうもんね。
だからあと何年かの間しか書きつづけることはないかもしれないけど、それまでは付き合ってほしい。とてもわがままですが。

あなたたちが死ぬ瞬間に僕のことを思い出すことはないかもしれないけど、僕は死んでしまうその時まであなたたちを覚えてるし鮮明に思い出すよ。
あなたたちがずっと僕を忘れませんように。



今日のおやすみソング



はしもと

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