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明るい未来の話

こんにちは、はしもとです。明るい未来の話。寒い夜でも君とふたりでふざけたダンスを踊ろう。ネバヤン最高。この前ANN0で佐藤栞里ちゃんが流してて、改めてこの曲の良さが分かったよ。

今日は明るい未来の話じゃなくて漫画の話をしようかな。押見修造の惡の華という漫画。読んだことある人いるかな。このブログを読んでる貴方がこの漫画を知ってて好きなら君はどうしようもなく弄れている人だよ。でも分かり合えると思う。今度二人で語り合おうか。読んでないのにサブカル好きを公言してる奴は今すぐTSUTAYAに走ってレンタルしてこいよ。

高校生の頃読んで以来、昨日久しぶりに読んだんだよ。改めて読んでみるとこの漫画最高すぎるね。自分とは何なのか?って事をすごく考えさせられる漫画で。変態ってなんなの?とか。普通ってなんなの?とか。

主人公の春日くんはきっとこの漫画を手に取った僕たち読者なんだよ。みんな何となく高校に進んで、何となく大学入ったり就職したりして。何となく幸せになって、普通に死んでいくんだよ。いじめられないように群れて、人に話を合わせて、弾かれないように生きてるんだよ。人と違うことすると変態とか変な人って思われて除け者になるからね。

この本を初めて手に取った高校生の僕は人よりも沢山のものを吸収しようともがいてた時で。そうした自分が春日くんと重なったんだよ。春日くんは同級生が読んだことも無い本を読んで知識を蓄えてて。春日くんを見てるとこれは俺じゃないかって。そう思えてこの漫画が大好きになった。でもそうした、人とは違うものを詰め込む行為って、ただ空っぽの自分のままでいるのが怖いから行われるんだよ。空っぽのまま周りと同じように生涯を終えていく。それが嫌で怖くて、みんなが知らない向こう側へ行こうともがいて、もがきまくる。もがくことすら出来ない僕の代わりに春日くんが漫画の中でもがいてくれてて。

漫画が進むにつれて、群れてるみんなも空っぽで変態だってことが段々と分かってくるんだよね。だから自分だけが周囲と違う人間だって思ってるのが馬鹿らしくなって。みんなの知らない向こう側なんて無いんだよ。それは自分なんだよ。空っぽの自分の中にあるんだよ。

語彙力がなくて、ネタバレにもなりそうだから上手く書くことが出来ないけど、とにかく読んでみてほしい。どうやら映画化もされたらしいし。主題歌がリーガルリリーってのが良いよね。

弄れた漫画なんて読む気になれないって人も安心して。最後は明るい未来の話になってるから。


はしもと

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