人生
出口のない迷宮。
そこを歩き回るというエンターテイメント。
生きることに意味はない。
意味を付けたい人は付ければ良い。
単なるエンターテイメントなのだから、
楽しむか否かはその人次第。
人間の、いや、生き物全ての命に価値はない。
世間が「命は尊い!価値がある!」とわめくから、「自分は価値がないのでは…」と不安になる。
人を殺せば罪になる。
動物を殺せば罪になる。
しかし、みみずを殺しても罪にはならない。
結局、人間が命に価値をつける/価値に優劣をつけるなどという愚かなことをしたのが間違いだったのだ。
人間として生まれたからには、人間界のルールに従わねばならない。
けれど、私は人間である前に動物である。
理性が発達しすぎて愚かな動物。
狩り、狩られ、なにかの血肉になり、残りは土に還り、そうして人生を終えたい。
でも、そういうわけにもいかないから、毎晩寝る前、電気を消すとき考える。
どうか飛行機のエンジンが、私の上に落ちてきますように。
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