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人生2度目の自殺旅行でただひたすら夜の日本海を眺めながら過ぎった言葉たちを書き連ねただけのもの

あなたの問いの意味がわからないのです
なんと答えたら良いのか
そもそも答えることが正しいのか
その問いに答えがあるのか
その問いに意味があるのか
本当は何を伝えようとしているのか
あなたの問いの意味がわからないのです
何度聞き返しても
脳が一向に飲み込んではくれずに
能動的に拒絶するでもなく
ただあなたの問いが宙に浮いて
わたしはただそれをじっと見つめている

わたしがあなたの元に戻ったとして
生きていることを是とするならば
それは純粋に
事象がひとつ欠如することへの
嫌悪なのではないですか
喪失そのものが持ち得る悲しみが
わたしにすり替わっているのではないですか

愛されていたのが
本当にわたしだったのか
わたしには確かめる術がなくて
信じる力もなくて
やがて再び優しさを忘れることが
分かりきっているこの世界を
生きていく理由が
やはりわからないのです

わたしは最底辺の存在だから
愛されるに足らない存在だから
なるべく誰も傷付けないように
可能な限り一生懸命
生きてきたつもりだったけれど
一体何のためにそうしたかったのか
わからなくなってしまって
馬鹿馬鹿しくなってしまったのです

わたしを信じ込ませることなど
造作もない言葉たちが
頭に心に記憶に溢れ返って
わたしの世界を希薄にしてしまったのです

愛してるさみしい会いたいだいすきだけでは
今日を生きていけそうにないと
これまでもわかっていたつもりだったけれど
愈愈現実的な感覚としてわたしを襲うのです

もう全て諦めて死にたかったけれど
死ぬことすら
荷が重くなっているのに気付きました
わたし如きですら
いなくなれば誰かに与えてしまう
その悲しみを抱えることが出来ないから

死んだほうが良いとわかっていて なお
生きていかなくてはならないことを
憐れまれるのも耐え難く

ただただ 出口の無い
崩れ落ちたトンネルの中に
蹲っている様なものです

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