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雑記 夏は無慈悲な夜の女王

インプレゾンビみたいなこと言うか〜。

「幸福は人の心を鈍らせますが、不幸は人の心を研磨し、鋭く尖らせます」

ジャンプルーキーで久々に良い漫画を読んだ。「深層のラプタ」という作品。邪悪で仄暗い上に、AIという存在をこれまでの作品とはまた違った視点で捉えていて、とても良い。

深層のラプタ、おすすめです。

この「フラットアース」もおすすめです。

これもおすすめです。

原口沙輔さんにあらゆる娯楽を握られている。

それにしても、暑すぎる。今は下書きを拾ってきて、am01:23に文字を打ち込んでいるのだ。暑い。昼より過ごしやすいけれど、私が寝ている部屋には冷房の風がギリギリで届かないのである。

https://www.youtube.com/live/s7D8zsfdpVQ?si=ajuXt13zm3BzC17n

仕方ないので、この動画のBGMを聴きながら色々なことを考えていた。たとえばこのサムネイルのように、宇宙船のベッドに寝そべって、月までの旅路を暇に思っている自分を妄想する、とか。生まれた時のことから順繰りに、子供の頃の記憶を思い出していくとか。

昔はもっと鮮明に思い出せていたはずの、幼少期の記憶。最近はそれを必死に思い出そうとしても、細かいディティールが少しずつ抜け落ちていく感覚があり、それが少し寂しい。かといって、実はここ3年くらいの記憶も不確かなので、このまま全ての思い出の解像度が下がったまま生きていくような気もしてきた。

私の幼少期の記憶は、おだやかな懐古と悪夢の再生産の間が薄い皮一枚だけで隔てられている。故に、ずっと心の中で泣いていた子供の自分に戻ろうとは思えない。

過去に比べれば、今が1番健康体なのである。絵も上手くなったし。体重も増えたし。増えすぎや。

暑すぎて寝れないし昼間も活動ができない。fitbitの睡眠スコアを見ると、睡眠時間が日を追うごとに短くなっている。しんどい。昨日の朝は25℃くらいで涼しくて、ゆっくり眠れていたのだが。ずっと涼しくいてくれ。実家の断熱性がカスすぎるというのもある。

中学生の頃、深夜や家族のいない真昼にひっそりとWiiUで遊ぶことが好きだった。本体の電源が付いていればゲームパッドの画面は付くので、テレビ画面に繋がるケーブルだけを外してこっそりゲームパッドを隠し持ちながら、深夜にマインクラフトを遊んだり、ブラウザを立ち上げてミナコイチャットやTwitterなどを見ていたのだ。ブラウザ機能は後に導入されたPSvitaにも引き継がれたが、それでも据え置き機のスペック故にwiiUの方がブラウザとしては性能が安定していたのでよく使っていた。

その前、小学生の頃はうごメモと3DS版ニコニコが相棒だった。深夜に「VOCALOID幻想狂気リンク」のタグが付いた怖いMVを見てガチビビりしたり、生えたばかりの中二病の芽が育まれたりしていた。

自身が生き続ける限り、懐かしいなと思える過去の記憶はゆっくりと増えていく。これからの私はどうなっていくのだろうか。何もわからない。

結局あまり眠れないまま朝が来た。コンビニに朝食を買いに行ったら、空が明るく晴れているのに雨が降ってきて、やや体を湿らせながら帰宅した。楽しかった。


突然ですが、好きなキタニタツヤを発表します。

精神がおかしくなっていた頃、この2曲の歌と映像でかなり救われたのである。

一生 性と愛を引き換えにして
「曖昧になった 不安がぜんぶ」なんて宣った
殺してやろうか?お望み通りに
モルヒネ擬きの錠剤を噛み砕く音
ドア越しに聞くのにも慣れたな
それも全部タイムオーバー

からっぽだね きみ
死にゆく獣の眼みたいだ
「だってわたし あなたみたいに音楽とか作れないし」
くだらないよね それ
何者かになれたらいいだけ?
ならインターネットでカラオケしてる方が随分マシだと思うけど
わかってるよ?

引用:sad girl(キタニタツヤ)

暗い四畳半の隅で同じ過ちを犯し続けている
煙を吸って見る夢の中では 明日の不安さえもなくなった

いつか僕はこの部屋で孤独を抱いて消えるから、せめて今だけ未来を忘れたいのさ
真っ白の「ひとがた」が僕に与えた光を
もう二度と手放さない 終わりの時まで

引用:夢遊病者は彼岸にて(キタニタツヤ)

どうでしょう、この歌詞。頭の中で何度も自己嫌悪がぐるぐる巡って、そこから逃げたくてその場しのぎの快楽に自分自身を委ねる。そうしてまた自分を嫌いになる。そういう、世間一般の幸福とは大きくかけ離れている屈折した人間の感情が、そっくりそのまま美しく詩として描かれていることに、私は感動したのです。そしてその仄暗さを際立たせる映像にも強く影響を受けている。

キタニタツヤさんの才能が世間にバレていくのが、怖いぜ……

そういえば、米津玄師さんが人気になりはじめた頃も同じくらい怖かった気がする。

あと世間では君の名はの主題歌が流行っている頃に、RADWIMPSのめちゃくちゃ暗い曲を聞いてた時とか。

闇の創作の世界という、仄暗い明かりに命を救われたオタクは、自分自身も仄暗いものを作るようになる。作らないまま健やかに育つこともある。私は前者である。

そろそろ終わろうか。読んでくれてありがとうね。

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