日記 ライフライン
飛行機雲を見た。飛行機雲ってなんの脈絡もなくいきなり現れていきなり消えるよな、と思っていた。青空に白い線を引いていく様子を見ていると、飛行機は2度ほど途中で白い線が途切れて、また線を描き始めた。途切れて、描いてを繰り返しながら、飛行機は私の目線から隠れる空の果てまで飛んでいった。
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フラットライン(水平線)、オフライン(断線)に続いてライフライン(生命線)。このシリーズいつまで続くんでしょうか。ぶっちゃけネタ切れなんだけど。次はどうするの?キューヒライン?(揚げ菓子)
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絵が全く描けない。でも描きたい。じゃあ、右手で絵が描けないなら左手で絵を描けばいいんじゃないか?と思って、やってみた。
こうなった。
なんというか、利き手じゃない方の手で描くと「絵って手にかかる負担すごいな」と改めて理解した。力加減や線の引き方をうまくコントロールできない。そりゃ腱鞘炎にもなるわと思う。普段見えている視界が真逆になるから、いつも通りのメソッドで線を引くこともできないのだ。
けれど、そのアンコントローラブルな線から生まれた奇妙な絵柄にはなんとなく愛着が湧いてきた。またやってみようかな。
左手でも絵が描けるようになってしまったらまたマンネリに陥る気がする。次はなんだろう、右足?そうやって全身のあらゆる部位で絵を描く面白人間になっちゃったら面白いかもしれない。
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日記アプリを入れてみた。紙の手帳、note、日記アプリと三つの媒体に自我を分散させていることになる。GoogleドキュメントとジャーナルアプリやiPhone本体のメモアプリ、Xや小説投稿サイトに上げたものも含めれば、私があちこちにばら撒いてきた文字数や自我の大きさはきっとすごいことになる。
それでも私はインターネットで有名人になったことは一度もないので、インターネットという空間の広大さに驚く。SNSは狭苦しいように見えて、その実他者との繋がりは表面的で薄っぺらい。俺だけがフェイマスを獲得してお立ち台の上で踊るぜ、ということに、SNSはあまり向いていないのかもしれない。
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decoさんの新しめの曲にハマりつつある。やっぱりちょっとダークな路線のボカロが好きというのもあるし、decoさんの実力はミルグラムや歌い手さんへの曲提供などあらゆる方面で既にわからされているので、住み慣れた巣に帰ってきたな、という気持ちが強い。
今のところ、あいたい星人が特に私の内面に突き刺さっている。「我々はあいたい星人だ」と「心に穴の空いた異星人だ」で韻を踏んでいるのがカッコ良すぎる。いつものギターサウンドと違ってクラブミュージックやヒップホップぽさで流れていくのか……と思えば、いきなり安心と信頼のdecoさん味全開メロディーのサビになったり、かと思えば……と先の読めない展開になっている構成が面白い。
「きみに会いたいけど会えない、死にたい」とYouTubeの規制なんか知らねえよと言わんばかりに直球な歌詞を打ち出して、その上で「異星人」「怪獣」というメタファーで某光の巨人を匂わせつつ「君にやっつけてほしかったんだよ」という後半のパンチライン一発で、愛が重すぎて向こうには受け止められなかった女の子のイメージがすごく明瞭に浮かび上がってくる。良い。
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実は私は一次創作をやっている人間で、小説を公開している。
知り合いにエロゲっぽい、とお墨付きをいただきました。そのくらい流行りにまったく乗ってないweb小説です。よろしければどうぞ。
この「魔法使いは推理しない」という小説は、1年半ほどかけてじわじわと進め(たまに過去の投稿を修正したりし)てなんとか第一章は完結している。が、そこから先の第二章が進んでいない。
Noteで文章をたくさん書いたり、自分の好きな本を読めるようになってきたおかげで、逆に色々課題点が見えてきたのだ。読者を掴ませるために大切なはずの、序盤の文章力が弱々しいし、自分で自分の文章が辿々しく感じて読みづらい。先を進める前にあれこれ全部修正したい、という衝動に駆られる。無意味なモグラ叩きで思考回路がスタックしてしまい、モチベーションを削られているのである。
小説投稿サイトにアップしているから、というのもあるかもしれない。コメントや応援ポイント、小説をきっかけとしたフォローをしていただけるのはとてもありがたい。とてもありがたいのだ。が、私はなんのマネタイズ計画もなくweb小説を投稿しているだけのアマチュアのペーペーのスットコドッコイなので、通りすがりの方に少しでも感想をいただけるとすごく頑張ってしまう。
しかしそれと同時に、少しサボって誰からの感想が届かなくなると、superものぐさエンジンが急に点火して、ものすごい速度でサボり始めてしまうのである。
さらに私は「その場のライブ感や思いつきで設定や登場人物の名前を修正したくなるが、その修正する時に過去の自分が残したメモを見るのをめんどくさがる」という深刻な悪癖を抱えている。最悪すぎる。
こういう、細々したちっちゃいアイデアや記憶の集合体をまとめて保存して、呼び出して擦り合わせるという力に関しては、本当にAIの方が頭がいい気がしてくる。が、そこだけなんとかしてくれる都合のいいソフトはこの世にないだろうか。いや、あったとしても私パソコン使えないし。
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パンガシウスという魚のムニエルが好きだ。鮭のムニエルと同じく、魚の骨が苦手な人間が食える数少ない魚がきっとパンガシウスだ。おいしい。パンガシウスがどういう魚なのかはまったくわからない。
今日はこのへんで。またこんど!
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