食べることは生きることだって思った

これだいぶ私の人生哲学みたいなことだから、これ書いたら書きたいことなくなりそうな気もするんだけど。いや多分そんなこと起こらないけど。

食べることは生きることだと思う。

決して太る言い訳じゃなくて。CLAMPのXの中の嵐が言われたセリフだと思う。正直ちょっとキャラ名はうろ覚えなんだけど、食事を拒否してたキャラにかけられる言葉だ。セリフを言った方は正直覚えてない。でもこの言葉は強く入ったし、多分この言葉で私の拒食に傾いてた生活は食べる方にもう一度舵が切れた。

元々は食べる方だったんだけど、いろんな理由で一時どんどん食べられなくなってた。体重も落ちてた。食べたいとも思わなくなってたし、そのことにあんまり違和感もなかった。食事の量が減ってる自覚はあった。というか減らしてた。体重はガンガン落ちてたんだけどあんまり痩せないなと思ってたので今思うと認知も少し歪んでたんだなと思う。10キロ落ちたからあんまり痩せないどころの騒ぎじゃないしそのぐらい体重を落とす能力が今は欲しい。

漫画は好きで昔からたくさん読んでた。CLAMPはレイアースだけ読んだことがあって、CCさくらはちょっと向いてなかったから特に好きな作者ではなかった。だから選んで読んだわけではなかったんだけど、表紙がきれいでCloverを読んだ。これは別に一本語りたいぐらい好きな漫画。その流れで、そっち側の絵柄のCLAMPをあさってXにたどり着いた。

食べることは生きることだ。

自分に言われたような気がした。食べないことで、命を放棄してるんだ。そう言われた気がした。私は別に私の命を放棄したい気持ちはなかった。食べなきゃ。強くそう思った。対して好きな食べ物もなかったし、そのころには食事はほとんど味がしなくなってたけど、無理やり食べた。食べられる量自体がめちゃくちゃに落ちていたので過食になるほど食べられなかったのは幸いだった。でも意識して自分が全然食べられなくなってることには驚いた。

1年ぐらいかけて元の量が食べられるようになった。食べることは生きることだから、私は今でもよく食べる。自分の好きな食べ物もわかるようになったし、おいしいと思うものも増えた。不味いということが分かるようになった。どんなに疲れていても食べる。というか低血糖なるタイプだから食べないと動けないこともあるが。

ものすごく低次の話だけれど、能動的に生きることを選んでいる。自分の命のために行動する感覚。みんながきっと自然にしてることで、でも一番大切なことのように思う。

なんのことはない、残業してこの時間に帰ってきて好きなもの食べて元気が出た話を壮大にしているだけだ。

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