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ワーママ時代のモヤモヤを分解する④自己理解の重要性

こんにちは。ロシア駐妻のMIYUです。
今回も引き続き、ワーママ時代のモヤモヤを分解してみようと思います。

今回のテーマはこのシリーズ最終回となる
「自分への理解が足りなかった」編となります!

0. 先回までの振り返り

これまで約3回にわたって、ワーママ時代のモヤモヤを分解してみました。

1回目はこちら↓ モヤモヤの要因を探りました。

長いこと抱えてきたモヤモヤの要因は
自分自身の判断軸が「自分軸」でなく、「他人」・「上司軸」に
なってしまったこと。

そしてそうなってしまった理由は、
以下の3つではないかと考察しました。
そして、2回目以降は以下の①〜③を1つずつ紐解いています。
①あらゆる固定観念に縛られていた(アンコンシャスバイアス)
②ありのままの自分を受け入れることが
 できていなかった(プライド・承認欲求の高さ)

③自分への理解が足りなかった

お時間ある時に前回までの考察をぜひご覧ください。
①固定観念についてはこちら↓


②承認欲求についてはこちら↓


1. 自分のことをまるで理解をしていなかった私。

私はこれまで、無意識に「世の中の当たり前」と呼ばれる固定観念と自分自身のプライドの高さや承認欲求により、常に自分に重たーい鎧をかぶっていたわけです。

「こうあるべき!」が先に来るので、自分の気持ちは後回し。特に会社に入ってからは、自分の感覚や情といった「気持ち」面はそっちのけで、とにかくロジカルシンキング。常に「今の状況におけるベスト解は何か?」「どうやったら決裁が取れるのか?」「上司は何を期待している?」そんなことばかりを考えて生きてきました。

幸いにも企画系の仕事は好きだったので、ここ数年はとても楽しく仕事をしていたのですが、他人軸で生きていた私は、自分でこうしたい!という思いがあっても(実はかなりこの思い強い。主体性発揮できないのでモチベーションが下がる)、ちょっと上司に指摘をされるとすぐに不安に。。

「評価される自分」に無意識になろうとして、「自分らしさ」を見失っていたのです。特に、当時の自分は、育児に仕事に本当にいろんなことに追われ、自己肯定感も下がっていました。

周囲からプラスの声かけをしてもらっても、「どうせお世辞でしょ」とか「私をモチベートするために言ってるんでしょ?」と冷ややかな目で、素直に捉えられない自分。常に人からどう見えるかを気にしてしまい、自分がどういう時に本当に楽しいのか、どういうことが得意なのか?を見失っていました。自分のことを自分で理解ができていない状態でした。

自分のことが理解できていないからこそ、自分の大切にしている「軸」がなく、自分の心は常にグラングランしていました。
木で例えると、私には土と繋がった「根」がしっかり張りめぐされておらず、ちょっとでも何かが当たると根元から折れてしまう木をしていたんだと思います・・・
そして、何より自分のことを自分で認めてあげることができないからこそ、やることなすこと全てに自信を持つことができていなかったのです。

2. 自己理解がなぜ重要なのか?

自己理解が進むと以下の3つができるようになってきます。
・「ありのままの自分を受け入れることができる」
・「自分の軸が見えてくる」
・「自分をコントロールすることができる」

自分への理解が進むと自分の弱みだけでなく、強みも浮き彫りになってくるので、自分に自信が湧いてきます。強みと弱みは表裏一体なところもあるので、強みがわかってくると「こんな弱みあるけど、自分にはいいところもあるじゃん!」とありのままの自分を受け入れることができるようになってきます。ありのままの自分を受け入れることができると、自己肯定感もあがってきます。

また、自分の価値観を整理していくと、自分が大事にしている軸が見えてきて、どんな生き方が自分にとって心地いいかも自分なりに判断できるようになってきます。そうすると、不思議なことに判断軸もどんどん自分軸になり、自分の人生が「自分のもの」といった感覚で、楽しく過ごせるようになってきます。まさに自分という木の根の完成です。

そしてなにより、自分の特性を理解することができるので、自分をコントロールができるようになってきます。自分の思考の癖や行動パターンが見えてくるので、事前に対処したり、自分を俯瞰して客観的に自分を捉えられるようになります。

例えばですが、「人から何か頼まれて断れない」ことがあったします。これまでの私は、「断ったことで気を悪くしたら嫌だな〜」とか「あっちも忙しいから頼んできているのに、断るのは申し訳ないな・・・」と、悩んで結局引き受けてしまう、なんてこともあったのですが、今はそんな気持ちになると、ふと、「私、人から嫌われたくないって思っている」や「引き受けて、やりきる自分をアピールすることで認められたいって思っているのかも!」など冷静に自分を分析できるようになりました。

よく、アンガーマネジメントで怒りの感情が出てきたら「6秒待つ」といわれていますが、これは6秒待つことで、自分を客観的にみることができ、感情を落ち着かせることができるからです。

3. 多くの人がモヤモヤを抱える要因は、描いている自分の理想が心から望んでいるものではないから。


私たちが抱えるモヤモヤの原因は、大抵、自分のなんとなーく思い描いている理想と現実にギャップが生じているためです。

例えば、育児において「子供には手作りのご飯を作らなきゃ!」という理想があるとします。でもこれって、本当に心から自分が望んでいる自分ですか?よくよく考えてみると、世間の意見や親の意見、自分の小さい頃の経験から来ているもので形作られていたりします。
これがいわゆる理想が「なんとなーく」描いている状態です。

このなんとなーく「ご飯は手作りにしなきゃ!」と望んでいる理想に対し、仕事や育児に追われて、忙しくて手抜きになってくるとそんな自分でいいのかモヤモヤしてきます。

もう一例、考えてみましょう。
インスタで出てくるような、自分らしく自由に生きている「キラキラ女子」。そんな人たちを見て、「羨ましい、自分もあーなりたいな!」と思ったことありませんか?
かたや、自分は常に仕事や育児に追われている。本当にこれでいいのかなぁ・・・私もなれるんじゃないかなぁ。。となんとなくの理想と現状の自分にモヤモヤしてしまう。

この理想も「心からそうなりたい!」と強く思っているわけではなく、なんとなーく今の自分と違う生活をしている人に羨ましさを感じているだけですよね。
これらに共通することは「自分が本当に望んでいることが何か」を理解していないからこそ、生じるモヤモヤなのです。

人間、自分が望んでいることが明確であれば、そこに突き進んでいくことができます。そして、そこに向かって、選択をしていくので、たとえ迷いがあっても、それは正体不明なモヤモヤではなくて、最善の道を進むために「考えている」だけです。

自分が本当に望んでいることが何かを見つけるためにも、自己理解を深めていくことがポイントだと感じています。
私は自分を自分で全く理解していなかったからこそ、周りに左右され、have toにがんじがらめになって、自分以外の誰かが作り上げた「偽りの理想」を描き、そこになれない自分へのギャップに常にモヤモヤしていただけだったのです。

こうやって書くと、自分が自分のことわかってないとかありえないでしょ?と思う方もいるかもしれません。
でも、もし今モヤモヤを抱えているのなら、よかったら一度立ち止まって考えてみて欲しいな、と思います。

・自分の価値観って知ってますか?
・自分がどう人生を生きていきたいか考えたことはありますか?
・今、描いているなりたい自分は、心から自分が望んでいることですか?
・あなたにとっての「自分らしさ」って何ですか?

モヤモヤで悩んで、苦しんでいる方に、少しでも勇気を持ってもらえたら嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪







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