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【開催メモ】2024/5/16 ゆる哲学カフェ たかおDEたいわ


「ゆる哲学カフェ たかおDEたいわ」とは?

なんとなく気になることを入口に、正解のないテーマについて、参加者同士で考え合い、語り合う対話イベントです。 初めての方も気軽にご参加いただける、ちょっとゆるめの哲学カフェです。

概要

日時: 2024年5月16日(木)am10:00~12:00
会場: Gallery TAKAO(東京都豊島区雑司が谷1-52-1)
参加者:6名
テーマ:人間関係、生きること、ほか(特に決めずに、たゆたうように)

一人ひとりの「気になること」から生まれた問いの一部はこちら。

  • どうやったら本音が出せるんだろう?

  • 相手にとっての利害を抜きにしてコミュニケーションを取ることはできるのか?

  • 心の鎧の脱ぎ方は?

  • 自分の核となるものはあるのか?

  • 何が怖いですか?

※ 上記は対話の場と文脈の中で生まれたものです。これらをもとに特定の解釈やご判断はお控えください。

【ご参考】
ザックリとしたイベントの進め方や会場の様子は、第一回の開催メモをご覧ください。


対話を終えて

安心してお話していただくために、公開するのは「問い」のみに留め、それ以外の対話内容については一切公開していません。

そこで対話の内容とは別に、何となく頭に浮かんだことをポツポツ書いてみます。


・・・(沈黙)・・・

会話の最中、ふと沈黙が訪れる。やけに長く感じる。そこでただ沈黙を破るためだけに、つい要らぬ発言をしてしまった、なんて経験はないだろうか。

こうした沈黙、実は思いのほか短いもの。たいがいは数秒にも満たないし、時には1秒以下のこともある。

そんな短い時間が、やけに長く感じられてしまうのはなぜだろう。長いと感じている間、どんな気持ちで、何を思っているだろう。

相手の機嫌が気になりだして、「つまらない?」「怒ってる?」「私、何か悪いこと言った?」などの不安にさいなまれる。あるいは、無駄な時間、無意味な時間のように感じて、「早く会話で埋めなきゃ」「何話せばいい?」と焦っているかもしれない。
いずれにせよ、空白の時間に対する何らかの恐れを抱いて、長く感じているようだ。

しかし、沈黙は本当に空白なのだろうか。

例えば、ここまで話してきたこと、聞いてきたことについてふりかえり、考えている間、それが真剣であればあるほど、言葉が発されることはない。
いま相手に聞いてもらいたいことがある。そんな時、語り出すために勇気が要る。心の準備には時間がかかる。
こうした時間が沈黙として顕現することがある。話し手として自分の実体験を思い出すことができる。

そう考えた時、沈黙とは、実はかなり重量級の中身が詰まった時間と言えそうだ。

これほどまでに中身の詰まった時間を空白扱いしてしまうことの不思議さに、一つだけ心当たりがある。それは、こうした中身は、時間を主体的に使っていなければ感じられない、ということ。
反対に、時間を受け身で過ごしていると、沈黙はただの空白だ。会話が途切れた瞬間、言葉が交わされていないことや相手からの評価に対する不安が、時間を空っぽに感じさせる。

「じゃあ、不安から解放されたポジティブな自分になろう!」と頑張る人もいるかもしれない。

けれど私は別のアプローチをしてみたい。沈黙を、例えば不安という自分の心の動きに気づくチャンス、と捉えてみたいのだ。そうすることで、この時間を主体的な取り組みに使ってみようという試み。これはやってみると、何よりも自分を不安定にする。まあ、ハッキリ言って快適とは言い難い気分になる。

でも、そんなふうに、マイナスな自分も自分として認めるチャンスなんて、哲学カフェくらいかな、なんて思ったりして。あ、そう簡単には認められませんけどね。


相も変わらず、とりとめもなく書きました。最後まで読んでくださってありがとうございます。今日のところはこの辺で。

またお会いしましょう。


何となく気になることを入口に、生まれた問いを対話で深める。そこからさらに問いが生まれる。帰り道では、何となく気になることが増えていたり、思いがけないアレとコレとの繋がりが見えてきたりするかもしれません。


次回のご案内

毎月第3木曜日に開催しています。お時間とご興味がありましたら、気軽にお申込みください。

ゆる哲学カフェたかおDEたいわ
日時: 2024年6月20日(木)am10:00~12:00
会場: Gallery TAKAO(東京都豊島区雑司が谷1-52-1)
参加費:各回 500円
定員: 6名程度

哲学の知識や経験は不要です。持ち物は、あなたの中の好奇心。
気軽にご参加ください。

【詳細ページ】お問合せ・お申込みもこちら(↓)から 。

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