【毎週ショートショートnote】蜂の一刺し
課内で「ドローン課長」と呼ばれている事を彼は知っている。
大した仕事もせずにいつも席にどっかりと座っているか、そうかと思えばブンブンと羽音をたてるミツバチの様にあちこち出歩くのを課内の者が不思議に思っている事も彼は知っている。
今も彼はデスクにどっかりと座り、ぼんやりしているかと思えば目の前のパソコンを触り、手帳に何やら書きつけている。柔和な顔つきに隠されたその視線が鋭くなっているのを課内の誰も知らない。
それからしばらくして、マスコミで社内の不正が大々的に報道された。それは、政財界を巻き込む大事件だった。
どうやらそれは内部告発による物の様だった。
社内では捜査の手も入る大騒動になっている。そんな中、一人飄々としているのが彼だった。今回の騒動は彼による物だというのがもっぱらの噂だ。彼は上層部に呼ばれたが、逆に上層部を一喝して会社を去っていった。
課内の者は口々に「ドローン課長、見事な蜂の一刺しだったよな。あの人、やっぱり唯の雄のミツバチじゃなかったんだな」と顔を見合わせながら呟いた。
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今週のお題はドローンの課長です。
ドローンの課長って・・・(笑)
ドローンをググってみたら、雄のミツバチの意味もあるそうです。
それで、今回はこちらの意味の方で創作する事にしました。
最初は男女の話で書き掛けていましたが、書いちゃ消し書いちゃ消しと繰り返してこうなりました💦
とは言っても、この手の題材は詳しくないのでちゃんと書けないのが悩ましい所ではありますね。
お若い方って蜂の一刺しなんて言葉、ご存じですかね?
この事件が起きた時、私もまだ子供だったんですけどね。
企画の記事に企画を被せるのはどうかと思うのですが(>_<)
実は、私、企画を行っております⭐
興味のある方、いかがですか?
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