見出し画像

【シロクマ文芸部】長い年月を越えて


文芸部って何をする部活なのだろう?
私にとっては謎だった。読んで字のごとく、なにやら文章を書いたり本を読んだりする部活なのだろうなとは思っていた。

高校の頃、私はある地味な文化部に入っていたけど、その私が見ても地味な印象の文芸部は謎の部活だった。うちの高校は強い運動部が目白押しだったので、やはり花形はそういう強い運動部だった。文化部も盛んで強い部がいくらもあった。だから、文芸部の事はよく知る事が無いままに卒業の日を迎えた。卒業アルバムを見ても、文芸部の部員は私とはほぼ接点の無い子ばかりで、いつの間にか私の意識から文芸部は消えていった。

文芸部とは何だろうと改めて検索してみた。

部活の1つ。
小説随筆論評などの執筆を主な活動とする。
美術部と並ぶ文化部の双璧であり、学園ものの題材となることも多い。

ピクシブ百科事典より

やっぱり何某かの創作をして、みんなで読みあう部活の様だ。

当時は興味をそそられる事は無かったけど、今だとすごく楽しそうに思える。それに、書く事が好きな子がノートに小説を書いてはみんなで読んでいた中学生の頃のような事をする部活みたいだと思った。

私は小学生の頃から活字を読む事と文章を書く事が大好きだった。図書室に通っては本を借り、本を読み、親に本を買ってもらった。そして、書く事は作文、感想文、物語などたくさん書いた。

中学生になるとコバルト文庫の存在を知り、たくさんたくさん読んだ。さらにコバルト文庫の真似事のような小説を書いては、仲間内の子に読んでもらっていた。

小学生の頃から私は作家になりたかった。

けれど、中3になると勉強が忙しく書く事は辞めてしまった。高校生になり、さらに大人になると、今度は遊んだりオシャレが好きになったりで書く事を再開する事はもう無かった。

書く事を再開したのは、インターネットが普及しだし、個人でホームページを作る事が流行った頃だ。

私は、いそいそとホームページを作り、自分の好きな物の良さを語り、リンクさせたレンタル日記に日々の事を綴り、そして詩を書き始めた。それはとても楽しく、私は毎日のようにせっせと更新していった。

それは、今私がここで書いているような事だ。

いつしか私は書く事を仕事にしたいと思った。エッセイやコラムを書く人に。

今度こそ書く事を続けようと思ったものの、体調を崩したりプライベートでゴタゴタしたりで、また書く事を辞めてしまった。書く事を仕事にしたいと思った事もいつの間にか忘れてしまっていた。

それから長い年月がたった頃、私はnoteを始めた。

はじめた頃は、懐かしい事のエッセイなどを書いていた。ところが、他の方の記事を読むうちに、創作の虫が疼いてしまった。それで、今では小説や短歌などなど様々な創作をするようになってしまった。さらに、いろいろ手を広げてとんでもない事になっている。

今、私はnoteで部活に入った。それがこのシロクマ文芸部だ。

文芸部って何だろうと思ったあの頃から長い長い年月を経て、私は文芸部に入部した。子供の頃からの夢だった作家になるという事も、職業としての夢は叶わなかったけど、細々と創作をする事ができている。

なんだ、夢は叶ったじゃん。そりゃ思い描いたものとは違うけど。
だけど、まだ野望は持っている。いつか、いつか、商業出版で本を出したい。もちろん、自費出版ではなく。noteに夢や希望を書くと、それが叶うらしい。だから私はここに書いておく。

いつか、いつか叶うといいな。いや、きっと叶っているはずだ。

+++++++++++++++

小牧幸助さんのシロクマ文芸部に参加します💛
今週のお題は「文芸部」です。

今回は、創作ではなくエッセイを書いてみました。
文芸部、高校の時に入っていたらどうなっていたのかな、なんて思いました。私の事だから、すっごいオタ趣味を発揮していたのかもしれませんね。

でも、今はシロクマ文芸部で週に一度のお楽しみをやっています。
お題に対してうんうん頭を捻るのもいいものですね。なんとか書き上げた時の達成感がハンパないのです。


今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪

この記事が参加している募集

#今こんな気分

76,880件

もしも、サポートをして頂けましたら、飛び上がって喜びます\(*^▽^*)/ 頂いたサポートは、ありがたく今晩のお酒🍺・・・ではなく、自分を高めるための書籍購入📙などに使わせて頂きます💚