![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57596286/rectangle_large_type_2_c089b92b6d85d6cac1ab6cf75e2683bb.jpg?width=1200)
地下金庫や貴重な建築に圧倒!日本銀行の無料見学ツアーに参加-前編-
日本銀行では一般の人も参加できる見学ツアーが行われています。
日本銀行の役割や歴史を学べたり、普段では見られない貴重な場所を見て回れたりと観光にもおすすめです。
その内容をお伝えしたいと思います。
日本銀行とは
・お金の発行、流通、管理
・物価の安定と金融政策
・お金のやり取りの仕組みの安定、効率化
などを担う日本の中央銀行です。
1882年(明治15年)に営業を開始しました。
見学ツアーについて
日本銀行の役割や業務を知ってもらうため、無料で毎週月曜日~金曜日に実施されています。
所要時間は約60分間。今は事前予約が必要です。
今回参加したのは日本銀行の本店ですが、支店(全国32か所)の内部も見学することができます。
(支店の見学ツアーはこのご時世で中止となっているところもあります。)
本店の見学ツアーでは、1896年竣工(125年前?!)の国指定重要文化財の日本銀行本店本館の内部を案内してもらえます。
もちろん現在業務が行われている場所ではなく見学用のコースです。
また本館は今は使われておらず、銀行員はその周りに増設された建物で働いているそうです。
▼本館
【見学ツアーの内容(抜粋)】
2階 竣工当初の役員フロア、建物の歴史の展示
1階 旧営業場と客溜、日本銀行の機能と組織の展示
地下 金庫の扉、地下金庫、お札の監査の歴史展示
長い歴史を感じられる建物の外観や内観、旧総裁室や地下金庫まで見られて盛りだくさんの内容となっています。
いざ潜入
こちら日本銀行の外観です。
すでにこの迫力・・
見るからに歴史が深そうで周りのビルとのちぐはぐ感がすごいです。
時間になったら案内に従って中に入ります。
中庭には馬の水飲み場も
こちらが門をくぐった先にある中庭です。
まるでヨーロッパの博物館や市役所みたいですね。
どのような経緯でこのような近代的な建物になったのかというと、
ベルギーやイギリスの銀行を参考に設計されたと言われています。
また、当時地下金庫への現金搬入ルートでもあったため、
中庭は障壁を設けて閉鎖的な空間になっています。
おしゃれな消火栓だと思ったあなた。
私もそう思いました。
なんと馬の水飲み場でした!
確かに馬がぺろぺろできそうな受け皿が付いていますね。
本館が建設された当時は馬車も利用されていたため、
主を引いてきた馬がここで一息ついていたということですね。
馬車文化の名残がこんなところに。
かつての営業場・客溜
本館1階にある旧営業場はもともと銀行の窓口があった場所です。
吹き抜けになっていて、明るく広々とした空間です。
ここに金融機関のお客さんが訪れていました。
客溜の天井にはさまざまな装飾が施されていますが、
関東大震災で焼損して復元されたものだそうです。
ちなみに地下金庫は関東大震災での被災がなく、2004年まで使われていたとのこと。(割と最近!)
建物内は基本的に写真NGですが撮影OKな場所のものを載せています。
地下金庫も一部撮れたので、その内容は次回ご紹介したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?