真谷優の大学留学記2「ゲッティンゲン」

ミュンヘン空港から出ているゲッティンゲン行きの高速鉄道に乗り、ゲッティンゲンへ向かう。 
窓から見える景色はとても綺麗だった。2時間ほどで目的地に着いた。「えーと確かこの辺りにホストファミリーの家があったはず」ドイツでの生活は初めてだから色々教えてもらわないとね。そうして迷っていると声をかけられた。《そこで何をしているんだ?》《あ、えーとこの紙に書いてある住所に行きたいんですがどうしたらいいですか?》《あぁそこならこの先をまっすぐ行って右に曲がればあるよ》《ありがとうございます!》早速教えられた道を進んでいく。昔ながらの家屋が並ぶ街並みを進んでいくとホストファミリーの家に着いた。1呼吸ついて呼び鈴を鳴らす。しばらくしてホストマザーが出てきた。《初めまして今日からお世話になる真谷 優です》《あなたが優ね。さ、あがりなさい》《ありがとうございます》靴を揃えてリビングへと向かう。リビングにはホストファミリーが揃っていた。《こちらが私の夫のカール・シュミット》《息子のアドルフ》《アドルフの妹と弟のアグネスとヴェルナーよ》
《あぁ、私の紹介が遅れたわね。 私はアンネ・シュミットよ。よろしくね》

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