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私の偏愛ホテル 2021-2022. 7選+α

私はホテルが好きだ。しかも最近では、観光して回る時間は抑えめになって、ホテルに滞在する時間が長くなってきている。
インテリアが可愛くて、その土地のカルチャーに寄り添えるようなものなら尚更。ということで、私がこの一年で泊まってよかったホテルを紹介します。

<VISON>  三重

なんといっても、ここは外せない。
奈良のくるみの木や、mina perphonenがインテリアのディレクションをした「旅籠」という、棟ごとにコンセプトの異なる部屋があり、mina pherphonenは20年来のファン、くるみの木も大大大好きな私は、迷わずこの2部屋に連泊した。これが、本当に本当にさいこーだった。しあわせホルモンはセロトニンだっけ?そんなホルモンが梨汁ブッシャーばりに(表現古いな)放出された。VISON全体のコンセプトも大好き。

大浴場があるのも◎(しかも二十四節気にちなんでいたから、「二十四節気暦のレシピ」の著者としては心疼く。)

何度でもここを訪れて、時間を過ごしたい。泊まりたい気持ちはもちろんだけど、このVISONという施設を応援したいし、見守りたいと思ってしまっている。ウェブサイトでは分からない、現地に行ってもそのVISONの哲学を掬いあげる人はそんなにたくさんはいないんじゃないかと思う(Instagram映えするしね)
でも、私はその哲学を、敷地内のあちこちに散らばる断片から掬い上げてしまったという自負がある。すごく複雑な、自然環境への想いと葛藤…これは「現在」だと思う。




<ACE HOTEL KYOTO>  京都

ここは、ホルモンで言ったらドーバミンが放出される感じ。もう大好き大好き大好きと叫びたくなる…!インテリア、建築、音楽、証明、アート…どれをとっても心が躍る。心踊り過ぎて、娘は本当に踊りまくってた。ブルックリンに行ったときのことがフラッシュバックするような、そんな圧倒的に好きにならざるを得ない何かがここにはあった。

だいたい、このホテルの入っている建物自体が素敵すぎる。新風館って名前からしていい。

もう、この世にはACE HOTELだけあればいいんじゃないか。そんな風にさえ思ってしまうほど、心奪われたホテル。このホテルの良さは、残念ながら、言葉を連ねて描写することでは、伝えることができない。なんというか、フィーリングなんだと思う。それは、恋に落ちた人のどこがいいかを聞かれても答えられないような感覚に近いんじゃないかな。

(私が行った2021夏は、レストランが閉鎖されていたので、次回は絶対行きたい!→2022再訪してレストランとバーに行けました!バーがとてもとてもよかった!私はお酒弱いのでいっぱいしか飲んでないけど、ほんとにどれもこれも飲んで見たかった。お酒飲める人だったらなあ!)


<Soil Setoda> 広島

岡山の友達を訪ねた際に、足を伸ばした広島で見つけた宿。海が見える部屋で、近くの温泉に入ることができる。レモンの島らしく、レモンウォーターが宿でも温泉でも飲み放題。美味しい。

島の宿らしい、カランとした風通しの良さ、暑さから逃れた室内で感じるシーツや床の感触。とっても気持ちいい!

朝食を1階のカフェでいただいたのだけど、これまたよかった。スタッフの方の親切な感じとか、ゲストハウス感のある親しさや距離感が心地いい。

大浴場はこちらの施設。ここも泊まってみたいなー!


<オリーブベイホテル> 長崎

長崎市内から車で1時間半くらいの島(といっても、橋が架かっているから車で渡れる)にあるホテル。隈研吾さんの建築。

広さ、インテリアの感じ、スタッフの方のきちんとした、けれどもフレンドリーさが残る感じ、どれをとってもよかったけれど、やっぱりこの宿の肝はこのガラス張りのバスタブじゃないだろうか。海を見ながら、しかも夕日に染まる景色を見ながら入るお風呂の開放感、リラックス感は半端ない。

でもやっぱり広さもよかったなー。「こんな家に住みたい」というのが、娘と私の合言葉になった。二人暮らしにちょうど良さそう(実際住むならもうちょっと部屋数欲しいけどね)。近いうちにこんな感じの家に住めますように!


<Hostel Saruya> 静岡・富士吉田

フジファブリックの志村さんの故郷ということで、私にとって有名な富士吉田。いつか訪れたいと思っていて、ついに訪れることができた。
そこで泊まったのがこの宿。ここもさいこーだった(←語彙)

こういうリノベーションの建物って、私にとっては夢のあるもので、こんな日本家屋がこんな風に素敵になるんだ!という感動に満ちている。私は、やはり、日本の文化がモダンにアレンジされているものにめっぽう弱い。

そして何よりも印象的だったのは、ハーブティ。Instagramで素敵だなあとフォローさせてもらってるハーブ農家さん?のハーブティーの茶葉が瓶にたっぷり入ってキッチンに置かれていて、いくらでも飲み放題だった。
全部の味を試したくて、(おかげで訪れたのが夏だったから喉はいつでもカラカラ)ガブ飲みした。夏だったからだと思うけど、紫蘇のが本当に美味しかった。身体に染み渡る…!

https://saruya-hostel.com/ja/


<DDD HOTEL> 東京・馬喰町

東京では、結構たくさんの宿に泊まっている。新宿の「由縁」、下北沢や渋谷、浅草の「MUSTARD HOTEL」、渋谷の「sequence MIYASHIYA PARK」などなど…。どこも、素敵は素敵なんだけど…私的にはそれ以上ではなくて。多分、哲学、みたいなものをスタッフの方や内装から感じられるかが、私にとっては大切なんだと思う(もう、これは本当に個人的な好みの問題。)そういう意味では、由縁は好きな部類。

そういう意味で、都内での宿泊先でこの一年でグッときたところ、というと、このDDD HOTEL。室内はコンパクトだけど、内装から個性が感じられる。「こんな感じが今の素敵、でしょ?」という声ではなくて、「私たちはこんなのがいいと思ってるんですよ。」という強い声。尊敬する西村佳哲さんの著書に「そこに人がいるかどうか」という言葉が出てくるんだけど、私は「そこに人がいる」と感じられるお店が、宿に限らず大好きなのです。



<まるも旅館> 松本

ずっとずっと泊まってみたいと思っていた、まるも旅館。地元の宿に泊まるという機会はなかなかないわけだけど、神戸から友達が来るというのでチャンスに恵まれた。しかも、ここ、電話予約しか受け付けていないというハードルの高さ…これまた友人が予約してくれたので無事泊まることができたのでした。

改築を重ねた館内、うっすら不安がよぎる…けれど、結果的にとってもとってもよかった!朝風呂も気持ち良かったし、なんといっても、朝ごはん!!
朝からあんなにたっぷりのフルーツが食べられるのもうれしいし、和食というのもしあわせ。やっぱり、パンって手軽にどこででも食べられるから、今って和食の方が断然、特別感があるんだよなあ。

というわけで。松本本箱もめちゃくちゃおすすめだけど、まるも旅館、推します。



<オレンジフェリー> 大阪⇄愛媛

番外編で、フェリーの紹介をば。

夜10時に大阪南港を出発して、寝ているうちに海上を進み、朝6時に愛媛に着岸するという、効率を重視して生きていない私にも、「なんて効率的な!」と思わせてくれちゃう、移動手段兼宿。

しかも、フェリーというと雑魚寝のイメージが強かったのだけど、全然違くて…!洋室、和室、和洋室から選べて、スイートでもそこまで高くないという…。船の中で大浴場に入るというのも面白い経験だったし、朝起きて窓から見える景色が海(海岸ではなく、海!)というものいい。


これまで、たくさんの宿に泊まってきた。
でも、私は、誰かの日常にお邪魔する旅も大好きだ。
これまで、愛媛、岡山、葉山、三浦、ニース(フランス)、山梨、埼玉…色々なおうちにお邪魔してきた。誰かの日常にお邪魔すると、ホテルに泊まって観光地を巡るだけでは体感できなかった空気に身を置くことができる。
私たち母娘を受け入れてくれる友達のみんなには感謝しかない。

これからも、誰かの日常にお邪魔したり、その土地の文化に触れられる宿に泊まったりして、新しい発見を重ねていきたいなあと思う。

そしてそして…!
今度、憧れのホテルに泊まることになったのだー!!!
少し前に泊まってみようかなと思って、あまりの金額の高さにひよってやめてしまった宿。やっぱりあそこでひよるんじゃなかった、と後悔していたら、友達何人かと泊まることになったよ。ワクワク。






▶︎小田桐あさぎさんの「ちゃん卒ライブ」火曜レギュラー登壇

「夢がどんどん叶う世界観の届け方」についてお話ししています。
私が平凡なOLだった頃(厳密にはOLを辞めてロンドンに逃亡した頃笑)の写真も初公開しています。

よかったらアーカイブでご覧くださいね!
(Youtubeなので倍速でご覧いただけます。3:00くらいから配信スタートしてます。)

次回(6/14 tue)は
「世界観を届けるのにありがちな勘違い〇〇」
についてお話しします◎



▶︎カードコーチングセッション「path」

たくさんの方にお申し込みいただき、現在7月初めまでいっぱいです。
これまでお会いする機会のなかった皆さんとおしゃべりできるのが楽しい!


撮影やセッションについてのお問い合わせはLINEもしくはメール(myu.ka123@gmail.com)にお願いいたします。 


▶︎雑誌「mina(ミーナ)」7月号
発見のある「夏旅」へ。
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀
「旅を愛するフォトグラファーの
“旅を撮る”ということ
という特集で、取材いただきました!




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