見出し画像

スキンダイビング/フリーダイビング記録

どんどん脳内は更新されて、初めてだった時の記憶がなくなっていくから、メモがわりに残しておこうと思う。スキンダイビングやフリーダイビングしてみたい人には参考になるかしら?

2021.12月 欲望を認識する

友達に「bloom your day」を使ったカードコーチングをしてもらう。ちょうどその頃、心を燃やすような、後で振り返った時に強く記憶に残るようなことを探していて、星渉さんの「99.9%は幸せの素人」という本をたまたま誰かが紹介していたのもあって読んで、幸福度が高まるお金の使い方をしようと思っていたところ。

私たちがうれしかったこと、感動したことで思い出すのは、いつも「経験」や「体験」ばかりです。だから、経験や体験を得られることにお金を使えば、自然と私たちの人生は幸せな思い出にあふれ、そして幸せな出来事にもあふれるというわけです。

「99.9%は幸せの素人」より

【科学的に証明されている「幸福度が高まる」経験の4条件】
①お金を使うことで、他の人と関わり、新たな友人や知人が増えたり、世の中とのつながりが実感できる経験。
②お金を使うことで、この先何年も楽しい気持ちで、「繰り返し語ることができる」思い出となる経験
③お金を使うことで、自分自身で思っている理想と自分のイメージ、あるいは「自分がなりたいと思っている自分像」につながる経験
④お金を使うことで、他のこととは簡単に比較することができない「めったにないチャンス」を得られる経験

「99.9%は幸せの素人」より

カードコーチングの中で、「スキンダイビング」というワードがふっと浮かんだ。よくよく考えてみれば、わたしがビジョンボード的に作っている画像にはいつもスキンダイビングをする女性の写真が貼り付けられていたから、逆に言えばよくもここまで自分の欲望を無視してきたなあという感じすらある。

すぐにスキンダイビングをできる、関東近郊のサービスを探した。だけど、冬だったこともあってか、そしてコロナの状況もあってか、プールでの実習ばかりが検索結果に上がってきて、ピンとこない。
ひとまず、その欲望があるということを認識しただけで、放置。

2022.6月 運命の出会いと行動開始

そして数ヶ月後、今となってはどうやって出会ったのかわからないのだけど、「この人にスキンダイビングを習いたい!」と強烈に感じる人にInstagramで出会う。6月末に、スキンダイビングとフリーダイビングの区別もイマイチつかないまま、というか、どっちがどっちの名称だったのかを覚えられないまま、問い合わせる。その都度ページを確認して、「えっと、フリーダイビングはこの写真のだから、わたしがやりたいのはスキンダイビングの方かな…?」というくらいに。8月に沖縄でトレーニングが決定!必要なのはフィンとマスク&シュノーケル。マスクとシュノーケルは、20代の頃スキューバダイビングをしてた時に買ったものがあるからそれを使う。フィンは「ガルのミューフィンで」とおすすめを教えてもらった。

元スキューバインストラクターでメキシコの海中を案内していた友達と、プールに行くタイミングで、「ガルのミューフィンを持ってるから試し履きしてみて」と言ってもらって使わせてもらう。サイズ感、きっとこれで大丈夫かなと安心して、ネットで購入。

私は大学生の時にスクーバダイビングの免許を取って、それから毎年沖縄や海外で潜っていたのだけど、当時の悩みは耳抜きだった。みんながどんどん深くまで潜っていく中、私は毎度5メートルくらいの場所で止まったまま動けなくなり、少し浅い深度に移動して耳抜きをし続けていたから、耳抜きに相当な自信のなさがあった。それから、素潜りをしたいけれど、いつも身体が浮いてしまって全く下に行けない。御蔵島にイルカと泳ぎに行った時も、私はシュノーケルの状態で、海面から離れることができなかった。悔しかったのだけど、私のできるのはそんなものだろうと、自分の枠をすでに決めていた。

2022.8月 初めてのスキンダイビングを経験する

初めてのスキンダイビング。LEVEL 1。初日はシュノーケルの使い方、ダックダイブの方法などの基本的なことを、浅い海で教わる。岩場のゴツゴツとした風景は、浜辺から見ると力強く一見海になんて入ろうと思えないほど。マスクをつけて海中を見ると、驚くほどの透明度!そして柔らかく優しい印象。5メートルくらいの浅い海を潜ったり、ひっくり返って仰向けの状態になって泳ぐのを教えてもらう。お手本を見せていただき、説明を受ける。たったそれだけなのに、耳も痛くならないし、簡単に海底までたどり着ける。
なんのストレスもなく、びっくりするほど気持ちがいい。そして、送っていただいた写真や動画を見て本当に感動した。わたし、海に馴染んでる!元々潜れる人だったみたい…!!ただ、肩に力が入ってることは、動画を見たら分かった。全身の力を抜くって、全信頼が必要。


今見るとずいぶん浅い海を泳いだんだなあ

2日目は、LEVEL2。15メートルくらいの深さがある海へ。沖へ向かって水着とラッシュガードだけで泳いでいく。自分一人なら怖すぎてこんなこと絶対にできない。振り返ると浜辺は遥か遠く。こんなところまで来てしまった。だけど海をよく知っているインストラクターの方がいる安心感。

まず一度潜ってみましょうか、と言われて潜る。初日に比べて深度もあるし広いから、どこかにぶつかる心配もないし、すごく安心感がある。自由も感じる。透明度がすごいから、深いと感じない。一度潜ってみる。どこまでも行けそう。とても軽やかに進んで、耳抜きを何度もした。あれ、こんなに何回も耳抜きするって、もしかして私深くまで潜ってる?そろそろ海面に戻ろうと思って浮上する。水面がこんなに近くに見えてるのに、なかなかたどり着かない。ぷはあ!と上がってインストラクターの方を見ると「今8メートルくらい行ってましたよ!」と。え!!!!!!!そんなに潜ってた?!?!全く苦しさもなく、ただただリラックスして気持ちが良かった。リラックスすればするほど、不思議と息が苦しくない。

2022.9月 見てる世界が変わってる

松本に戻ってきてからも、海に潜りたい欲求がどうしようもなく募る。もう一度沖縄に行こう、そう思うようになる。この夏遊びすぎて貯金がぐんぐん減っている。それが少し不安だけど、それを理由にして自分の本当にやりたいことをなかったことにするのは無理。今度はフリーダイビングも体験してみたい。問い合わせして、10月末に行くことに。

9月になり友達が今年も伊豆に行くというので便乗。去年来たときは全く気がつかなかったけど、ロングフィンをつけたスキンダイバーがたくさんいる。自分の体験によって、目に写る景色が全くの別物になってた。今年は私も深くまで潜って、観察したい魚を見ることができる。娘たちに海中で回転するところを見せてあげる。スマホケースを買ったから、海中で友達の写真を取ってあげる。去年ここに来たときとは、全く別の楽しみ方をしてる私!!

フリーダイビングに向けて、オンラインで学科の講習を受けた。ここで衝撃的な事実を知る。私は本当に耳抜きが苦手だった。いくらやっても全然抜けないから痛い。耳鼻咽喉科で鼻と耳を繋ぐ線が細い、と言われたこともある。

学科で、耳抜きにはいくつかの方法があると知った。ひとつは、横隔膜を動かしてダイナミックな動きで空気を耳に送る方法。空気の移動が大きい分、すぐに耳が抜けるけど、フリーダイビングなどでできるだけ身体や酸素の消耗を防ぎたい場合には不向き。もうひとつは、私が自然とやっている耳抜きの方法で、口の中の空気を耳に送るもの。送ることのできる空気が少ない分耳抜きはしづらいけれど、消耗を抑えることができる。

つまり、私が自然にやっていた耳抜きは、インパクトの少ない耳抜き方法だけど、フリーダイビングに適したものなんだそう…!え、ラッキー!

2022.10月 次なる欲望を叶える

今年2度目の沖縄へ!一年に何度も同じ場所を訪れるのは、以前の私はしなかったこと。今年は伊勢に2回、京都に2回と、同じ場所を訪れることに抵抗がなくなってる。

夏に初めてのスキンダイビングを叶えたことで、新しい願いが湧いてきた。それが、
①海の中できれいに撮影してもらうこと
②フリーダイビングに挑戦すること

そして迎えた1日目は水中撮影会。8月に来た時よりぐっと水の温度も下がってるから、ウェットスーツを借りる。他の参加者の方は、撮影だからと水着で泳いでいる。その水に慣れた感じ、自分がどのくらいで寒くなるのか、辛くなるのかを知っている感じ、このくらいなら自分は乗り切れると自信を持って決行できる感じが格好いい。私はまだ、少しでも不安や体調不良の兆しがあるだけで、スキンダイビングに影響する。マインドが左右する。ちょっとでも喉が渇いた感じ、唾がつまる感じがあると息を長時間止めていられない気がするし、寒いとすぐに体調崩しそうな気がするし、ずっと立ち泳ぎしていると息切れする(体力つけたほうがいいなこれ)この日は小雨降る中、2時間くらい海で泳いでた。
この時のことは前回のnoteに書いたから省略。


2日目は、スキンダイビングLIVEL2のトレーニング。
トレーニングと言いつつ、割と自由に泳いでいいですよ〜という感じ。初日に私だけショートフィンだったのだけど、ロングフィンで潜ってみたいなあって初めて思ったら、なんとインストラクターの方が「履いてみます?」って貸してくださった…!嬉しい!初めてのロングフィンは、少しサイズが大きかったこともあってか、ちょっと振り回されてる感覚。長いから、珊瑚を痛めないように、当たらないように気になってしまう。だけど、広い場所で泳いだ時、スルスル深くまで潜れる感覚。それに、息もほんの数秒だけど長続きするような気がする。

クマノミの親子を観察したり、身体が水に溶けるのを味わったり。1時間半くらい泳いだのだけど、あっという間。一緒に参加した方々が「気持ちよさそうに潜るね」と口々に言ってくださる。

2022.10月 初めてのフリーダイビング

3日目。初めてのフリーダイビング。
まずは、フリーイマージョン。ロープをつたって潜っていくスタイル。最初に5メートル、次は8メートル、最後に10メートル。きっと海に潜るのに慣れてきてたんだと思う。身体も心も。だから、なんの不安もなく、ストレスもなく、とてもスムーズに10メートルまで潜ることができた。

そして、次にレスキュー。ブラックアウトした場合のレスキューが本当に辛かった。ずっと立ち泳ぎで、失神した人を支えながら声かけや目元をタップする。これがものすごく疲れる!!!!!!誰もレスキューする羽目になりたくないから、みんな安全に潜ってね。

最後に、コンスタントウェイト。ロープから手を離して、フィンキックで潜り、10メートルの目印を触ったらまたフィンキックで浮上する。これまたなんのストレスもなく10メートル往復できた。スキンダイビングが動的で高揚感のあるものだとしたら、フリーダイビングは静的で瞑想のよう。

そして、レスキューやバディとしての役割の練習をしたから、より仲間意識が高まる感じがあった。


ここまでが、現状での私の経験。
ここまでやったことで、次の夢が出て来た。

①自分の機材を持つ
 (ロングフィン、フリーダイビング用のマスク、スーツ、タッパー)
②水中で撮影できるカメラをgetする
③ビキニで撮影してもらえるような身体をgetする
④フリーダイビングで20Mを超すと別世界だそうなので、いつかそこに到達する

やってみないと出て来ようがなかった夢が湧いて来て、嬉しいなーーー!









いつも読んでくださって、ありがとうございます! いただいたサポートは、新しい働きかた&暮らしかたを模索する実験に使います。