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いよいよ日本でもアニマルウェルフェア!化粧品ではどうなる?

今日は日経主催のアニマルウェルフェアのシンポジウムに参加。
あまり専門分野ではなかったので、改めてかなり勉強になりました。


欧米では、特にヨーロッパではアニマルウェルフェアについての考え方が進んでいて、法整備などもされています。法律があるということは、企業も必然的に取り組みを進めるし、消費者もそれらが規定にのっとっているかなどしっかりみる習慣があります。アニマルウェルフェアにはいろいろなテーマがあり、シンポジウムでは、食を中心とした内容でしたが、身近な家畜であっても、アニマルウェルフェアに配慮していくことが重要な視点になります。
家畜の件については、本当にかたること多しで、日本は生産性を重視して、動物が本来持つ欲求が叶えられず、ストレスに陥り、動物にとって不適切な環境となっている場合があります。かといって、動物にとってストレスフリーな環境にすると、公衆衛生などの観点でかなり酪農家さんが大変になってしまうことも・・。ここでまさに「持続可能」が求められるわけです。ヨーロッパでは、普段食する卵であっても表面に印字がされていて、いつどのように飼育されたかが明確に見ることができます。進んでいますね。
アニマルウェルフェアでは、いかなる動物も「5つの自由」を叶えることが重要になっています。1)空腹・渇きからの自由 2)不快からの自由 3)痛み・損傷・疾病からの自由 4)正常行動発現の自由 5)恐怖・苦悩からの自由 これらは国際基準にもなっています。

アニマルウェルフェアでは、生物多様性とは別の観点がありますが、無作為に野生生物を狩るなどはある種動物福祉に関係があると思います。動物園や水族館などで行われる動物のショーなども、ヨーロッパでは禁止されているといわれています。

日本などのアジアでは、動物を下に見ているのかもしれません。「ペットが物」がされているように、少しずつ変わっている国もあるようですが、まだまだ人々の意識が遅れています。家畜の面で生産性を重視するのも、ある種その観点ですね。ただ、食料の安定供給もグローバルで大きな課題となっていて、どちらを重視するか、非常に難しい問題です。

これらすべてではないですが、こういった議論が日本で公に出てきたことは大進歩です👆
化粧品におけるアニマルウェルフェアは、動物実験をしないとか、植物由来原料に転換するなどがアニマルウェルフェアへの配慮といえます。それこそ、ヨーロッパでは兼ねてから動物実験をしないなどの項目が商品選定の基準のひとつとなっています。
詳しくはサロンにて★ 

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