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混沌とした現状を打破できるか?!SDGs認証制度模索<#2020.7.19 業界向けコラム記事>

(*本記事は、掲載当時のまま掲載しております)

グローバルトレンドにもなっているSDGs。UNDP(国連開発計画)で、SDGsへの投資や事業を認証するための基準をつくる、「SDGsインパクト」というプロジェクトが進めらています。現在、独り歩きまたは“ウォッシュ”という状態が続いている国内ですが、このプロジェクトの背景には、国内とは大きく違うグローバル志向があります。
SDGsインパクトは、各国政府がSDGsに関する投資などを行う際の基準になり得るもので、現在SDGsに関して一切の基準がない中、国が進める具体的な事業への参考にはなります。ここで求められるのは、また未熟なSDGs市場で、国が行うことはモデル事業になりえるので、是非指針を出してもらいたいものです。
グローバルでは、当然のごとく幅広い視点が求められるSDGs。これまでおこなった調査では、 日本では主に「12」が中心に(最近はパッケージ問題で「14」もメジャーでしょうか)国でも進められてきました。それが国内で横行している混沌とした状況を生んでいるということでもあるのですが、本来のSDGs目標の意識的なものが、グローバルと国内では少しズレてしまっていることがあると感じています。
グローバル規模の問題と、国が行う海外支援策などでは、気候変動や生物多様性、飢餓人口の減少、新型コロナ対策でも目立つ医療環境の充実など目標をしなければならないことがたくさんあるものですが、国内で(先進国で)企業方針としてハマるもの、また化粧品業界にハマるものというのは少し異なります。
まずは、SDGsの根本を理解すること、業界に応じた必要なことは何かを考える必要があります。
現在はコロナ対策がメインですが、今後の国の方針次第で国内企業の取り組み方が変わってくると思われるので、引き続き注目していきたいと思います。
化粧品業界でも、是非考えていきましょう。

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