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御違様

 私が家出を決めたのは、お母さんがお母さんではなくなってしまったからだった。

 少し前から、何かがおかしいとは思っていた。具体的にはそう、例えば、今年の私の誕生日。
 その日、6月6日は朝から雨が降っていて、私はちょっと残念な気持ちだった。お誕生日会は晴れが良いに決まっている。放課後までに雨がやんでくれるといいけど、と思いながら布団をでて、着替えをしてから私は一階のリビングへと降りていった。
「おはよう、ミズキちゃん」
 お母さんはいつもの通り、エプロンを付けてキッチンに立っていた。ベーコンと目玉焼きの焼ける香ばしい匂い。
「お誕生日おめでとう」
 お母さんは私の方を振り返ると、笑顔でそう言ってくれた。そして、私の着ている服を見るとちょっと眉をしかめたのだった。
「そのワンピースで学校に行くの? 今日は雨よ」
「いいの、お誕生日だもん」
 私はその朝、薄い水色のワンピースに青いカーディガンを選んだ。雨の日にぴったりの色だし、紫陽花にもよく映える。
「ダメよ、着替えてきて。おしゃれはお誕生日会ですればいいでしょ」
「その時は白いスカートにするの! いいでしょ? 絶対に汚さないから」
 今日はどうしても、可愛い恰好で学校に行きたかった。だって、沢田君をパーティに呼ぶことができなかったのだ。せめて学校ではお気に入りの服で会いたい。
「ダメだって言ってるでしょう? もうおねえさんになったんだから、わがまま言わないの」
 けれど、お母さんは冷たい声でそう言った。
誕生日なのに怒られてしまった、と悲しい気持ちになって、私は返事もせずに部屋に戻った。せめてお花の描かれたTシャツと、裾にレースのついたデニムを履いて再び一階に降りる。お母さんは「まあ、いいでしょう」というような顔をして、私が泣きそうなことにも気付いていないみたいだった。
あぎゃあ、あぎゃあ、あぎゃあ。
そのとき、隣の部屋から火のついたような泣き声が聞こえて、お母さんは弾かれたように顔を上げた。
「ああ、カエデちゃんが泣いてる」
 そして食卓についた私の前に音を立てて目玉焼きの乗ったお皿を置くと、慌てて隣の部屋の「カエデ」の様子を見にいってしまったのだった。
 今日だけは私が主役なのに。
 いつもは我慢できるけれど、その日は無理だった。私は朝食も食べずに、カエデにつきっきりのお母さんの背中に「行ってきます」と声を掛けて家を出た。あぎゃあ、あぎゃあ、あぎゃあ。お母さんはカエデを抱いて、ゆらゆらと揺らしてあやす。行ってらっしゃい、とは聞こえてこなかった。
 その日私はなんとなく、もしかして、お母さんはお母さんじゃなくなってしまったのじゃないか、という疑いを持った。それから注意して様子を見ていくうちに、私の疑いは確信へと変わっていったのだった。

カエデは半年前にできた私の妹だ。
大きな頭に小さな手足、真っ赤な顔をくしゃくしゃに歪めて朝となく夜となく泣き喚く姿はとても人間とは思えない。可愛いでしょう、ほら見て、とお母さんはいつも私に声を掛けるけれど、私はベビーベッドのカエデを覗き込む気持ちにはとてもなれなかった。
あるときクラスメイトの彩音ちゃんにそう言ったら、「赤ちゃんにヤキモチを焼くなんてミズキちゃんは子供ね」と笑われたけれど、そうじゃないのだ。カエデは赤ちゃんなんかじゃない。だって、お母さんは妊娠なんてしていなかったのだから。
私だって、赤ちゃんがお母さんのお腹の中で育つということくらい知っている。でもお母さんのお腹が大きいところなんて、私は見たことがない。カエデはある日、突然うちに現れたのだ。前に、彩音ちゃんのお母さんが赤ちゃんを産んだときは一か月も入院して大変だった、と言っていた。うちのお母さんは入院だってしていない。ある朝私が家を出て、放課後帰宅するとそこに突然カエデがいたのである。
「ほら、これはカエデちゃん。今日からあなたの妹よ」
 お母さんは変な笑顔でそう言った。いつものお母さんの優しい顔じゃなかった。私は少し、おかしいな、と思ったのだけど、赤ちゃんができるのにもいろいろな方法があるのかもしれない、と思い直した。それが間違いだったのだ。第一、うちにはお父さんがいないのだ。それなのに、どうして赤ちゃんができるというのだろう。

お父さんが死んでしまったのは私がうんと小さい頃で、私にはほとんど記憶がない。お父さんの顔も覚えていない。寂しいと思うこともあるけれど、大好きなお母さんがいつでも優しいから私は幸せだった。それが、カエデがやってきて全てが変わってしまった。
 お母さんはいつも疲れたような顔をして、私を抱きしめることもずっと少なくなってしまったし、おしゃべりしてくれることもほとんどなくなった。いつでも、カエデ、カエデ、カエデ。
いったい、カエデとは何なのだろう。
あなたの妹よ、とお母さんは言う。赤ちゃんに優しくしてあげるのよ、と、近所のおばさんは私の頭を撫でる。誰も不思議だと思っていないのだ。だから私も、そういうものなのかと思って最初は気が付かなかった。だけど、やっぱりおかしい。
カエデは人間の赤ちゃんじゃないのかもしれない。それに、お母さんも、誰か違う人になってしまったみたいだ。
だから私はこうして、家出をすることに決めた。お年玉を貯めた貯金で切符を買って、いま、私は新幹線に乗っている。
行先は決めてある。大阪の、おじいちゃんとおばあちゃんの家だ。それから本当の目的があともうひとつ。
おじいちゃんたちの家の住所は年賀状に書いてあったから、図書館のパソコンで地図を調べて印刷してきた。今おうちにいるのはおじいちゃんだけで、残念なことに、おばあちゃんは半年前から『高齢者施設』というところにいるらしい。流行り病が広がってからはふたりに会っていないけれど、きっと、うちが今どうなってしまっているかを知ったら驚くに違いない。お母さんが妊娠なんかしていなかったことを、ふたりなら分かってくれるはずだ。

 カエデは人間の赤ちゃんじゃなくて、何か不思議な力で、お母さんを操っているんだと思う。
「取り戻さなくちゃ」
 私は胸のあたりでぎゅっと両手を握りしめた。
 大阪に行こうと思ったのは、おじいちゃんならきっと私の味方になってくれると思ったのと、もうひとつ理由がある。
 それは「おたがえさま」にお参りにいくことだ。
 前に大阪のおうちに遊びに行ったとき、おばあちゃんがこっそり教えてくれたのだ。裏山にある「おたがえさま」というお社には、願い事を叶えてくれる神様が住んでいるって。
「『おたがえさま』は優しい神様なんやで。子供が願い事をしたらなーんでも叶えてくれはる。ばあちゃんも小さい頃、ようお参りしていろいろと叶えて貰たわ」
「なんでも? なんでも叶えてくれるの? すごい! それで、おばあちゃんは何をお願いしたの?」
「そうやなあ、いろいろや。明日の試験がなくなりますように、とか、運動会の日が雨になりますようにとか」
「それ、全部叶ったの?」
「叶うたよぉ。ふふふ」
「本当!? でも、それって、もしお友達みんながいっぺんに違うお願いをしたら神様は困っちゃうんじゃない? たとえば、運動会が雨になりますように! と、晴れますように! って言われたらどうするの?」
「そうやねえ。せやから、おたがえさまにお願いするには特別な呪文があるんよ。うちはそれを絶対お友達には教えへんかった」
「特別な呪文……おばあちゃんはそれを誰から聞いたの?」
「ばあちゃんには『おたがえさま』の声が聞こえるんや。内緒やで」
「おばあちゃん、神様とお話できるの!」
「『おたがえさま』とだけや。きっと、ミヅキちゃんにも聞こえるで」
「本当!? ミヅキも神様とおしゃべりしてみたい!」
「ふふ。いつか、お願いしたいことができたら行ってみいや。でもひとつだけ注意せなあかんで」
「何を?」
「『おたがえさま』にお願いをしたら、一生、『おたがえさま』の友達でなきゃあかん。ばあちゃんは今でも、毎月一回、『おたがえさま』のお世話をしに行くんやで」
「ええー、それじゃあ、ミヅキには無理じゃん!」
「せやなあ、ミヅキちゃんがうちの子になったらお願いできるかもしれへんな」
「そんなの無理だよぉ、つまんないの!」
 おばあちゃんは秘密らしく、うふふと笑った。
「おばあちゃん……」
 思わず、ぽろりと涙がこぼれる。ミヅキには絶対に優しいおばあちゃん、おばあちゃんには会えるだろうか。施設ってどんなところだろうか。
「……そうだ!」
 私は急に思いついて、ぱっと顔を上げた。
 おばあちゃんのことも『おたがえさま』にお願いすればいいのだ。
 毎月一回、大阪まで行っておたがえさまのお世話をするのは大変かもしれないけれど、できないことではないんじゃないか。なんなら、お母さんと私と、ふたりで大阪に引っ越しをしたっていいのだ。お父さんが買ってくれたおうちを離れるのは寂しいけど、おじいちゃんとおばあちゃんが傍にいればお母さんだって寂しくないだろう。
 そう。お母さんと私と、おじいちゃんにおばあちゃん――。そこに、カエデはいらない。

 新大阪で新幹線を降りて、私は駅員さんにいろいろと聞きながら、おじいちゃんのうちがある駅に向かう地下鉄に乗った。
 夏休みが始まっているおかげで、ここまでは大人に咎められずに来ることができた。リュックサックの中には水筒とおにぎりを入れてきて、新幹線の中で半分食べた。「おたがえさま」のおやしろについたら、残りの半分をお供えしよう。
 ガタンガタンと、赤い地下鉄が揺れる。こんなに遠くまでひとりで来たのは初めてで、とてもドキドキする。でも、なんだかワクワクもしていた。私はひとりでこんなところまで来れるのだ。「お姉さんだから」ではない。私が、自分でちゃんと考えたからだ。
 お母さんは怒るだろうか。それとも、すごいと褒めてくれるだろうか。そのどちらでもなく、何とも思わないのかも。
 私はきゅっと唇をかみしめる。
「おたがえさま」にお願いして、カエデの正体を暴いてもらう。そうして、お母さんを優しい本当のお母さんに戻して貰って、私はお母さんとずぅっと仲良く暮らすのだ。
 大丈夫、大丈夫。
 おばあちゃんが嘘をつくはずがない。「おたがえさま」はきっと私の願い事を叶えてくれる。子供に優しい神様だから。
 クーラーの利いた地下鉄を下りると、ムワッとした熱気が全身に吹き付けてきて一気に肌がじっとりと汗ばんだ。
 駅前のロータリー、3番乗り場から7個めのバス停で降りる。そこから右に山道を下るとおじいちゃんの家があって、左に登ると「おたがえさま」のおやしろがあるはずだ。
 「御違神社」と書かれた道案内の矢印に従い、私は手の甲で汗をぬぐいながら山道を登った。30分ほどして、コンクリートでできた小さな鳥居が目の前に現れる。10mほどの石畳の参道のその奥に、物置ほどの大きさのお社と狛犬がちょこんと建っていた。
 鳥居を一歩くぐったとたん、ざぁっと涼しい風が辺りを吹き抜けた。すうっと肌の汗が引き、心地良い空気が私を包む。
「おたがえさま……」
 みどりの匂いに心が洗われるようだった。おたがえさまのおやしろはしばらくお世話をされていないのか、いたるところにひざ丈ほどの雑草が生えている。私はリュックからおにぎりの残りを出して、ペットボトルのお水と一緒におやしろの前にお供えした。
 深呼吸をしてから、両手を合わせて目を閉じる。サワサワと森が揺れて、なんだか、歓迎されているような気がした。
 私はおばあちゃんに聞いた、秘密の「特別な呪文」を唱える。
「おたがえさま、おたがえさま。にえがつかうまつりたまいます、しんがんおききとどけください」
「新しいお友達?」
 足元から急に声が聞こえて、私はびっくりして目を開いた。
 慌てて視線を下ろすと、小さな女の子が目の前に立って右手で私のスカートを引いている。いつの間に? さっきまで、確かに誰もいなかったと思ったのに。
 もしかして、これが「おたがえさま」なのだろうか。
 おかっぱ頭に髪の毛を切りそろえ、白いブラウスに赤いスカートを穿いた5歳くらいの女の子だった。「ちびまる子ちゃん」みたいな服装だ。お友達の誰にも、こんな格好をした子はいない。
「新しいお友達?」
 女の子がもう一度訊ねた。私は「あっ。は、はい!」と頷く。
 女の子は、赤い唇を引き上げてにぃっと笑った。
「お願いごとはなんやの?」
 ぐらん、と頭の中が揺れたような気がした。あれ、おかしいなと思う。風は涼しく気持ちいいはずなのに、なんだか喉がカラカラに乾いている。前にも似たような感じになったことがあるのを思い出した。熱中症になりかけたときだ。
 私はねばつく舌を動かして必死に声を出した。
「カエデを消しちゃって、それからお母さんを優しいお母さんに戻して」
 女の子はちょっと首をかしげるような仕草をする。
「それから、それから、おばあちゃんがお家に帰れるようにしてほしい」
「ようさんあるなあ。欲張りな子や」
 クスクスクス、と女の子が笑う。私は頭がクラクラして、立っているのもやっとになってきた。
「だって、私……」
「ええねん、ええねん。ごうつくばりは好きやで」
 女の子が私の手を握った瞬間、目の前が真っ暗になる。
「なぁんでも叶えたる」
 頭の中に妙に響くその声を聞いたのが最後で、私は意識を失った。

「ミヅキ、ミヅキ!」
 お母さんの声。最初に見えたのは、柔らかく白い明かりの天井だった。次に、ぐっとこちらを覗き込んできたお母さんの顔。
「……おかあさん……?」
 喉が枯れて声が出にくい。お母さんが私の手を握っている。少しして、ああ、病院にいるんだということが分かった。
「あなた、おじいちゃんちの裏山で倒れているのを近所の人に発見されたのよ。なんで大阪になんか!」
「お母さん、来てくれたの……?」
「当たり前じゃないの! 急にいなくなって、どれだけ心配したか」
 お母さんは目にいっぱいの涙を溜めていた。
 勝手に出てきたことを怒られるのかと思ったが、突然、布団越しにぎゅっと抱き締められる。
「ごめんね、お母さん、カエデちゃんのことばっかりで。ミヅキちゃんに寂しい思いをさせちゃって」
 ――ああ。
 両目からぽろぽろと涙がこぼれた。
 お母さんの声は優しい。カエデが来る前の、元通りの、本当のお母さんだ。
 ――やっぱり、おたがえさまは願いを叶えてくれるんだ。
 お母さんの後ろにはおじいちゃんがいて、やっぱり、心配そうな顔で私を見ていた。カエデは見当たらない。そうだ、おじいちゃんにカエデのことを話さなくては。
「……カエデは、一体なんなの? お母さん、お腹に赤ちゃんなんかいなかった」
 私はずっと聞けなかったことを勇気を出して聞いてみた。お母さんとおじいちゃんは顔を見合わせて、小さく頷く。
「ごめんね、ちゃんと説明したらよかったね。カエデちゃんは、お母さんの妹の子供なの」
「え?」
 思いもよらない言葉に、ぱっと目が覚める思いがした。
「お母さんに妹なんて……」
「お母さんの妹は若い頃に家出をして、長い間行方不明でね。それが、病院から急に連絡がきたの。ひとりで赤ちゃんを産んで、そのまま亡くなってしまったって」
「……」
「お母さん、どうしてもカエデちゃんを育てたくてね。だから、無理を言って引き取ってきたのよ。ミヅキちゃんには、もっと大きくなってから説明しようかと……」
「ちょっと、ちょっと待って」
 ぞくぞくと腕に鳥肌が立つのが分かった。
「じゃあ、カエデは本物の赤ちゃんなの?」
 お母さんとおじいちゃんはもう一度顔を見合わせて、どっと笑い声をあげた。
「何を言うてるんや、当たり前やないか」
「やだ、ミヅキちゃんたら」
「そんな……」
 どっ、どっと心臓が鳴り始めた。カエデが本物の赤ちゃんだなんて、お母さんの妹の子供だなんて。
 ――私は、おたがえさまにカエデを消してほしいとお願いしてしまった。
 今、カエデはいったいどこにいるのだろう。
「い、今、カエデはどこにいるの?」
 おそるおそる尋ねると、お母さんは満面の笑みで応えた。
「ちょっと具合が悪くなっちゃってね。入院しちゃったの」
 優しい笑顔に、心配している様子はない。
「お母さん、カエデが心配じゃないの?」
 お母さんはちょっと首をかしげて、不思議そうな表情をした。それから、また、にっこりと微笑む。
「どうして? お母さんが愛してるのはミヅキちゃんだけよ」

 私はその日のうちに退院して、おじいちゃんの家に一泊してから東京のおうちに帰った。それ以来、お母さんはどこまでも私に優しい。寝坊をしても、遅刻をしても、宿題をやらなくても怒られない。
 カエデはなかなか帰ってこなかったけれど、お母さんがお見舞いに行っている様子はなかった。あんなに、カエデ、カエデとカエデのことばかり気に掛けていたのに。
 ――お母さんがカエデを大事にしていたのは、大切な妹の子供だったからなんだ。
 それなのに、今はまるで人が変わってしまったよう。
 ――そう。
 お母さんは、たぶん、本当に違うお母さんになってしまった。今までの、本物のお母さんじゃなくなってしまったのだ。
 ――どうしよう。どうしよう、このままカエデが死んでしまったら。
 しかし私の心配をよそに、一か月くらいして、お母さんは病院からカエデを連れて帰ってきた。私は心からほっとしたけれど、すぐにおかしなことに気付いた。
 帰って来てから、カエデは一度も泣かないのだ。
 いつでもきゃっきゃと楽しそうに笑って、お腹が空いても、オムツが濡れても泣かない。そう――お母さんだけじゃない、本当のカエデもまた、いなくなってしまった。
 今、お母さんは喪服の準備をしている。施設に入っていたおばあちゃんが亡くなってしまって、おじいちゃんの家に「帰ってきている」から、私たちはお葬式のために大阪へ向かうことになったのだった。
 ――おたがえさまは、全部願い事をかなえてくれた。こんなつもりじゃなかったのに。いや、でも、全ては私がお願いしたことなのだ。
 新幹線の中、お母さんの腕の中でカエデはすうすうと寝息を立てている。黒いワンピースを着たお母さんは、隣に座る私の髪の毛を撫でながら優しく言った。
「そうだ。おじいちゃんひとりじゃ大変だから、みんなで大阪のおうちに住むことにしたからね。お友達がそばにいて嬉しいでしょう、ミヅキちゃん」


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