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1987-09-23🎁すずきみゆき/組曲「陸中の海」作品88(第2改訂稿 自筆譜付き)

作品名・・・組曲『陸中の海』・・・(後日「闇の中の冷たい海」は削除する)

       1. 闇の中の冷たい海
       2. 日の出
       3. 舟あそび
       4. 怒 濤
作品番号・・88
完成年・・・1987
公表年・・・1987.9.23
公表場所等・東京芸術大学第2ホール
概要・・・・ピアノ曲 「東京芸術大学創立百周年記念"芸祭"」第2日目参加
改定初演:1990.3. 岩手県宮古市民文化会館大ホール 岩手日報社後援「芸大卒業記念ジョイント・コンサート」

〜 チャリティ・ガラ・コンサートより 〜

すずきみゆき/組曲「陸中の海」 作品88(1987年作曲)
 1. 浄土ヶ浜の日の出
 2. 舟あそび
 3. 怒濤

ピアノ演奏:すずきみゆき
江戸川文化センター大ホール
2011.6.30


Suite "Sea of Rikuchu" for Piano op.88 Composed by Miyuki SUZUKI in 1987
1. Sunrise of Jodogahama
2. Pleasure boat
3. Surging waves

Piano: Miyuki SUZUKI
2011.6.30

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<作品解説>

●すずきみゆき作曲/組曲『陸中の海』

--- 陸中海岸は様々な姿を有し、その中で水たちが無意識に変貌していく ---

1. 浄土ヶ浜の日の出
暗かった空が白んでくると、しだいに浜をとりまく白い岩肌がその姿をあらわす。やがてその狭間から旭がのぞき キラキラと漣に戯れる。

2. 舟遊び
岬を廻る度に移り変わる情景が心を動かす。遊ぶなら舟はなるだけ小さい方がいい。入江の景色が間近に見え、なによりも、波の上にいるという実感とスリルがたまらない。

3. 怒涛
断崖に設けられた展望台への階段に腰をおろし、眼下で繰り広げられる岩と波との闘いの音に聴き入っている。その轟き、砕ける水飛沫、頬を叩く浜風。やがて、それらが私の中で交響し、新しい作品を生み出す瞬間へと導かれる。(作曲者記)

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モスクワで弾いた第2改訂稿の自筆譜。
一曲目に「闇の中の冷たい海」が入っている。

自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 表紙
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.1 "闇の中の冷たい海"
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.2 "浄土ヶ浜の日の出"
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.3 "遊覧船" p.1
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.4 "遊覧船" p.2
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.5 "怒涛" p.1
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.6 "怒涛" p.2
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.7 "怒涛" p.3
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.8 "怒涛" p.4
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.9 "怒涛" p.5
自筆譜 すずきみゆき作曲 組曲「陸中の海」Op.88 第2稿 p.10 "怒涛" p.6

以上です。

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