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どんな感情も否定しない。


「いい気分でいる」


引き寄せの法則や潜在意識などについて学んでいると、必ずといっていいほど目にする言葉だと思います。


愛や感謝、喜びといった高いエネルギーは本来の私たちの姿(ソースエネルギー)と調和するものであり、
波動をそこに同調させているだけで、喜ばしいことや感謝を覚えるような出来事が多く引き寄せられる。

これは確かに真理です。


けれどこれは、「喜び」や「幸せ」といった感情だけが正解で
「怒り」や「悲しみ」、または「不安」「怯え」といった感情が間違っている、という意味ではありません。


どんな感情だって等しく大切で、自分の中に存在していてもいいものなんです。



私も経験がありますが、

「ハッピーな気分でいると嬉しいことが沢山起こるから、いつもその感情でいたい!暗い気分にはなりたくない!」

といって、心の中に渦巻く不安を無視してしまう。


これは、大切なあなたの一部から目を背けてしまうのと同じです。



私たちは人間なので、本来、喜怒哀楽どの感情もあって当然です。

気分が上がる瞬間もあれば、そうじゃない瞬間もある。

沢山笑える時もあれば、笑顔をつくるのが難しい時もある。


どんな感情も、今を懸命に生きるあなたの内側から響く、大切な大切な声です。

無視したり、避けようと頑張るのではなく
「向き合って、認める」こともまた大切で

不思議と、ちゃんと向き合えば向き合うほど、
「こっちを見てくれてありがとう」
と、その声は徐々に小さくなっていくものです。


逆に「いい気分でいよう」と、重たい気持ちを抑圧すればするほど、それは圧を増して心の中で大きくなっていくこともあります。



「認めるなんて難しいよ!」「できないよ!」と思う声すらもまた、見つめて認めてあげてください。

それもまた、あなたの大切な一部なんですから。


その瞬間、その瞬間の自分の状態をありのまま見つめて、それでいいと認めてあげる。

無理に高めようとするのではなく
時には心に渦巻く不安や怒りすべてを出し切って、自分の内側のエネルギーを軽くしてあげる。

本来の「いい気分でいる」というのはこういうことなんじゃないかと、私は思っています。







感情を出し切る方法の一つに「ジャーナリング」というものがあります。

以前このブログでご紹介した自愛の本に載っている方法なのですが、どういうものかというと

「頭に浮かんでいる感情や思考を紙に書き出す」
ただただそれだけです。

これは「書く瞑想」とも呼ばれています。



「いい」「悪い」で判断せず、どんな思考・感情も自分の一部と認めて、すべてを書き出す。

頭の中の整理にもなりますし、
ただ「書く」というだけで心の内側がスッキリして、気持ちが軽くなったり、感情を周りにぶつけなくて済む、という効果もあります。



そして
「頭の中で鳴り響く声と、心の内側からの声」
を明確にする効果もあります。



たとえばパートナーとの関係が上手くいっていない時、頭の中で鳴り響く声が
「どうして私ばかりこんなに好きなの!もう嫌だ!つらい!」
だったとします。

その声をより深くほり下げて、心の内側の声を聞いてみると
「寂しい、もっとこっちを見てほしい、愛されたい」
という本心からの声に気が付きました。


不満という感情に隠れてしまった本当の気持ちは、
「もっと自分と向き合ってほしい」
「もっと愛で満たされたい」

という切な願いだったんですね。



(私個人の感覚ですが、ジャーナリングをしていて「心の声」にたどり着いた瞬間は、胸のあたりが疼くような感じがします。

心と思考が一致しているような、スッキリした感じ。
「それが私の本当の気持ちだよ」と、内側から響いてくるような感覚です。)




そして、とっても大切な人が同じようなことで悩んでいたら、あなたならなんと声をかけてあげますか?

心の声に気づいたら、ぜひそれと同じ言葉を自分自身に向けてあげてください。



私なら

「そうだよね」
「寂しいよね」
「愛されたいよね」

と、まずは気持ちを受け止めて、共感してあげる。

それから、

「愛されて当然だよ」
「もっと幸せになっていいんだよ」
「きっと大丈夫だよ」

と、優しく優しく言葉をかけてあげます。


それだけでも、心の内側に溜まっていた何かが少しずつ溶けていってくれるような感覚になることがあります。


「気持ちを吐き出す」が、傷口の膿を出す行動だとしたら
「認めて、受け止めて、優しい言葉をかける」が傷口の手当てだと思ってください。





個人的に、言葉をかけるまではいけなくても

この「ジャーナリング」という行為だけでも、一日に数分ずつでもいいので取り組んでみるのがオススメです。

なぜか?というと、
前述したように、これを続けることで「心の声」(本心からのオーダー)をしっかりと自覚することが出来るからです。


願望実現に有効なメソッドや在り方は、自分の本心とオーダーが一致していない場合あまり意味をなさないこともある、と思っています。


なのでまずは、「自分の本心を自覚する」

そして余裕があれば、内側を優しく手当てしてあげたあとに、
望む方向に向けて、自分の気持ちを整えてあげる。




この場合は、「愛されたい」をそのままオーダーとしてあげてもいいですし、

願望実現のメソッドがしたくなったなら、してみる

「愛されている自分」のエネルギーを感じてみたくなったなら、思いきり愛に浸ってみる。


または、一旦気持ちを落ち着かせるために
美味しいものを食べて笑顔になってみたり、

好きな音楽を聴いて気分をあげてみるのもいいですね。


もちろん何もしたくなければ、しなくても構いません。




その時々の自分の声を丁寧に聞いてあげながら、
自分だけの心地いいペースで、生きてみてください。


あなたにとっての「いい気分」は、あなたにしか分かりません。

あなたの本心、心からの願いもまた、あなたにしか分かりません。




一人一人違うからこそ、願望実現において、自分自身に深く向き合うことはとても大切だと考えています。


何事も「内側のエネルギーが先」
そして「現実は後からついてくる」


自分自身の内側のエネルギーを軽くしてあげることもまた、自分にしかできないことです。


ピンときた方は、ぜひ一日の中で少しだけでも

思考や感情をありのまま吐き出したり、ご自身と対話する時間もつくってみてください。





今日は「どんな感情も否定せず、認める」ということについて書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか。



「こうしたらいい気分になるよ」と私のものさしでご提案をすることは出来ませんが、


この記事が、あなたの心が少しだけ軽くなるきっかけになったり
何かのヒントにでもなれば幸いです。

あなたの幸せを願っています。



ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!







いただいたお気持ちは、今後も記事を投稿していく上でのモチベーションとさせていただきます。よろしくお願いいたします!