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年越しに思う母のこと

西暦2022年12月31(土)
旧暦師走九日

冬至
第六十五侯 麋角解 (さわしか(おおしか)のつのおつる)

西暦2022年12月27日(火)〜31日(土)
旧暦師走五日から師走九日まで

今日で、2022年が終わります。

旧暦を意識しているとはいえ、生活は西暦ですので、
大晦日は特別な一日でもあります。

『大晦日』は1年の最後の日。
『晦日』(みそか)が毎月の末日のことで、『1年の最後の特別な末日』を表すため、
『大』を付けて『大晦日』と言うそうです。

2019年までは、母と一緒に過ごすことが出来ていましたが、
2020年以降は新型コロナ感染症の流行により、一緒に過ごすことが、
出来なくなりました。

実は11月から12月にかけて、母が誤嚥性肺炎と新型コロナ感染症で、
入退院を繰り返して、そのおかげで、会えるという慌ただしい日々でした。

母の嚥下能力が極端に落ち、胃ろうや中心静脈栄養のポートを、
身体に埋め込むかという決断もしなくてはならなくなり、
母が元気だった頃にした
『口からものを食べられなくなっても、『管』に繋がれて生きるのは嫌』
という話を姉と一緒に再確認をして、このまま何もせずにという選択を伝えました。

入院先の主治医からは、
『認知症がある状態で胃瘻を選択しても、逆流して誤嚥性肺炎をおこすリスクがあり、
全く食事が出来なくなった時が寿命と考える事にするという家族の判断は正しいと思う』
とお話をいただきました。

先週、無事施設に戻ることができ、施設のクリスマス会にも参加することができました。

今は、高カロリーゼリーを一日一回お昼に食べさせてもらい、
寝ている時にお腹の皮下に水分補給の点滴をしています。

お昼の時間帯は、リクライニング式の車椅子に座って施設のリビングで過ごしているようです。

1日の中で、起きている時間は限られているので、
スカイプと面会の時間に目を開けているタイミングであることは少ないですが、
話しかけると、目を開けようとして、頷く仕草をしてくれます。

退院の時に姉と3人でしばらく過ごせましたが、スタッフの方と話をしていると、
笑い声を上げていました。

先日は、朝のお支度の時に、スタッフの方に『ありがとう』と声をかけたとか。

こんな少しずつの動きを嬉しいと感じられることに感謝です。

今年は、母にとって施設の引っ越し、入退院と忙しい一年になりましたが、
なんとか年を越せそうです。

心穏やかに年越しの時間を過ごして、また母に会いに行きたいと思います。

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