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夏至に豆苗の水耕栽培を始める

西暦2022年6月21日(火)
旧暦皐月廿三日
夏至
乃東枯(なつかれくさかるる)

季節は巡り二十四節気は『夏至』となりました。

北半球では、昼が最も長く、夜が最も短い日となります。
太陽が真南に来たときの位置は1年のうちでで最も高くなり、
影の長さは1年のうちでで最も短くなります。

今年の夏至は、
本日6月21日から7月6日まで。

夏至は1年の半分が過ぎるころでもあり、改めて気を引き締めたくなる時季でもあります。

今日は日の出前に起きて、長い昼を満喫しました。

マクロビ食生活をしているわたしは、あまり葉物の野菜を積極的には摂りません。

陰陽調和をとるのに、葉物野菜は陰性と考えるため、
陽のものが多く必要になると捉えているからです。

しかしながら、陽の気が多くなる夏場は、身体の中に陰の気を入れるのに、
葉物を摂る機会を増やします。

これを葉物と捉えるか、、少し悩みましたが、
先日『豆苗』を初めて自分で購入して食しました。

『豆苗』は、えんどう豆の若い葉と茎を食べる緑黄色野菜。

えんどう豆の歴史は古く、紀元前7000年ころから南西アジアで作物として栽培されていて、
ツタンカーメンの墳墓からも発見されています。

そのえんどう豆の若い芽を摘んで『豆苗』として食べ始めたのは中国。
特別な行事でしか口にできない稀少野菜としての扱いで、
日本に伝わったのが、1970年代の日中国交回復以降とのこと。
しばらくは高級中華料理店でしか扱われておらず、一般の食卓に登ることはなかったといいます。

『豆苗』は畑に植えられ、春に出た新芽を手摘みするという方法で中国では栽培されていましたが、
日本では1990年代半ばから、水耕栽培で生産されるようになっていきました。
この水耕栽培の大量生産により、リーズナブルな野菜として一般家庭の食卓にも登るようになっていきました。

注目すべきは、その栄養価の高さと、家庭での再収穫です。

『豆苗』に含まれるビタミン類について。

◉βカロテン
体内で必要量だけビタミンAに変わる。
老化の原因といわれる活性酸素を除去する作用があり、
皮膚や粘膜を健康に保つのを助けます。

◉ビタミンB群
栄養素をエネルギーに替え、代謝を助ける働き。
特にビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸が豊富。

◉ビタミンC
コラーゲンの合成に必要なビタミンであり、
免疫増強、ストレスを緩和、副腎髄質ホルモンをつくるはたらきなどを併せ持ち、
強い抗酸化作用があることで知られており、若々しさを保つ効果が期待出来るビタミンです。

◉ビタミンE
抗酸化作用があり、老化の原因となる過酸化脂質の害を防ぐといわれています。

◉ビタミンK
出血した時の血液凝固を促進、
骨の形成を助けるビタミンとしても有名。
骨がもろくなりがちな更年期の女性に特に大切なビタミン。

◉葉酸(ようさん)
赤血球の形成を促し、DNAの合成を助け成長を促すはたらきもあり、
妊娠中や授乳中は特に意識して摂るビタミンとして知られています。

こうしてビタミンの含有量からも、夏場を中心に積極的に摂っていこうと思いました。

何よりも、一度食べたものの残った根と豆からもう一度収穫できるというのも魅力的です。

初めての『豆苗』再収穫、、
うまくいきますように。

豆苗研究会👇
https://www.murakamifarm.com/myouken/s/

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