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seekのオススメ~おうち生活のお供~

2020.4.13. seek / Psycho le Cemu , MIMIZUQ

こういう状況なんで、あんまりピリピリしてないものを聴いたり見たりしてます。DVD BOX なんですけど、竹中直人さんが昔テレビ朝日でやってた、『竹中直人の恋のバカンス』というコント番組です。

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このDVD BOXの特典が、カレーのナンのストラップなんですよ(笑)。その特典につられて買いました。すごいデカいサイズで。そのストラップはどっか行っちゃったんですけど、保管にすごく場所をとった記憶はあります。

1994年から95年にテレビで放送されてた番組ですけど、改めて見ると、よくこんなんテレビで放送するなっていうような、ちょっとイカれてるやつです。竹中さんて、芸人とか俳優とかカテゴライズするのが難しいぐらいの人なんですよね。お笑いも作ったはるんですけど、ちょっと狂気的な笑いというか。

関西出身なんで、二丁目劇場とかの王道の笑いも通ってるんですけど、そことはちょっと異質な、竹中直人さんが作る笑いにも昔からハマってて。役者さんとしての竹中さんも、監督としての竹中さんの作品も見てたり。芸能人で一番好きな方というか、会ってみたい方です。

もともと竹中さんの初監督作品の『無能の人』っていうのを、小学校高学年か中学ぐらいで見て。その世界観に当時すごい惹かれたんです。バックボーンも何も知らなかったけど、そこから原作がつげ義春さんが描いてる漫画なんだって知ったり、そういうところから自分が好きなものを掘り下げていったんですね。その原点として、竹中さんの存在が僕の中で大きいんです。

今は、ライヴの振り替えだとかやらないといけないことをやりつつ、息抜きにこういうのを見てる感じですね。ファンの方にも会えなかったりもするんで、ファンクラブも始めました。もともとは5月ぐらいからやろうかなと思ってたんですけど、ライヴが自粛に入りそうだったんで、自分が思ってたより早めました。

もちろんツアーがとんで大変だ、収入がなくなって大変だっていうのはありますけど、もともと音楽を作ること、何かをやる作業、0から1を作る作業はなくならないですよね。だから、そういうことに自分を使いたいです。状況は苦しいし厳しいけど、自分達がこれをやりたいんだと思って始めたことだから、やれる限りやろ、みたいな感じに今はなってます。


編集長の日記
今日は冷たい雨が降る一日でした。seekさんをはじめ、何人かのミュージシャンの皆さんの取材をして、改めてライヴができないという状況に考えを巡らせるなどしています。何もできないので、ただその言葉に耳を傾け、こうして文字を打ち続けます。

インタビューという形を通して、アーティストがSNSなどで直接届ける言葉には乗らない“何か”を届けられたらと、コツコツがんばっています。その“何か”を受け取れた、と感じてくださったらぜひサポートをお願いします。大きな大きな励みになります。