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ゆりうごき いまへ  ~地球のおもい~



かつて かわいた星がありました

そこの歴史書によると  

住人たちは増えども知性と叡智は結ばれず 二分して分裂したまま

戦いの多さに星にあった生命は もろく消え堕ちてしまいました

住人は仕方なく他の住処を探しました

そうしてゆたかなこの星をみつけ  ここのにんげんとなりました

地球は無限の生命が完全なる調和をもって成り立っていましたが  
新しい質をもった参入者で  調和に亀裂が入り

自然な循環が変えられていきました   

物理的にも霊的にも


すべてのいきものたち 海のものたち 陸の動物たち 昆虫たち それぞれがそのことをすべて潜在的に知っていて  いまもにんげんを静かに見つめています

文明という大規模な環境の改変を築いては滅び 廃墟となり くりかえしつづける にんげんを


にんげんの目からすると 猛威を振るう微細な生たち 虫たちの大発生 地殻や水循環の変動

それらは地球が狂っておかしくなっているとみえるかもしれません


しかし地球の側からすると その意向はシンプルにただひとつ すべてが調和であること それは古来から変わることがありません

すべてが 調和の表現なのです


にんげんが困難だと感じるのは 彼らのその質が いまだこの星と相まっていないから


二分対立し 霊的な高みの一点にたどろうとする その烈しい質と

無数が個々でありつつ ひとつであろうとする 真逆の在り方であるこの星と


相反しいまだせめぎあっているから

縁の深さ なぜこの両者がここで巡り合ったのか それは宇宙のなぞのひとつ


しかしひとつ確かなことそれは にんげんも 地球も かつての在り方のままではすでになく この宇宙にまったく新しい在り方を学び体現しようとしていることです