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a moment a dimention

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夢にあらわれた世界をshort storyにしました。
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2018年10月の記事一覧

ひとのゆめみのちからともりしとき

いつだったかはるかむかしのこと。ひとの、星々の民とこのそらをともにしていたときのこと。 世の混じり乱れたときも終わり、しずかなしずかな時代の明けようとしていた。 夜明け前の空の青は濃く、やわらかく、星々はありありとその存在を無言で輝かせていた。 森で築いてきたこれまでのあり方そのすべてを失い、部族の民もその大方を亡くし、新しい時代を前にただぽかんとひらけた自由だけがあった。 のこった女たちはかましく、たがいにかたときも離れないほどだったため、気の細く無口な青年は居場所