春かおる十七音
木蓮や 幾度目の春を 迎えたか
静かさや 落ちぬ椿に 夢を見る
春暁の 小雨は今日も 柔らかく
沈丁花 濡れる花びら 艶やかに
蕗の薹(ふきのとう)苦さに恋し 摘み取って
艶やかに 魅惑を放つ 芍薬よ
美しい花を見て「きれい」と微笑み合える人がいることほど、幸せなことはないのかもしれません。
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