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夏イベは過去の自分を辿る旅〜Genesis of New World 風の時代★夏

この灼熱はそろそろ何とかなりませんか…いや〜暑いのはニガテです。。。思考も停止したまま…夏イベが終わって早2週間。あっという間にもう半月。仕事も夏休みに入ったこのタイミングでそろそろ振り返っておこうかと思います。今年の夏イベ!

先日のロックばんで、高見沢さんが「たかみーの夏は野外コンサートでできている(観客としての参加を含め)」そして「たかみーの夏は夏イベでできている」とおっしゃっていました。夏イベでできているのは私たちとて同じこと。恒例の夏が今年もやってきてくれて本当にヨカッタ!これぞ夏イベ!というサイコー♪の2日間でした。

7/29(土)・7/30(日)
『THE ALFEE 2023 Summer Genesis of New World 風の時代★夏』
今回は横浜アリーナにて。


今年3月に東急新横浜線が開通して出口が増え、駅から会場までのアクセスは飛躍的に上がりました。地下コンコースの充実は本当にありがたい。7番出口から地上に出ると、あ!こんな近くに出てくるんだ♪ と。あちこち通行止めだった部分も解消されていてスイスイでした。

日産スタジアムでも両日イベントが開催されることから、混雑が懸念されていましたが…なんせあちらは約7万人の民族大移動。事前の注意喚起(SNSでもかなり拡散されてましたね)と、緩和対策が功を奏したようで比較的スムーズでした。ヨカッタヨカッタ。警備・誘導スタッフの皆さま、暑い中おつかれ様でした。

さて。

横アリの夏イベといえば

KanLeKeeZがBE∀T BOYSを踊ってくれて、みんなでマラカス振った2016年夏フェス。発泡スチロール製のハート型フリッツが舞ったのもこの年。

外は大雨→会場内では風船が降り、ワンタン姉妹が登場したのは2017年夏フェスタ

馬車での登場に度肝を抜かれた2018年夏ノ巻 Chateau of The Alfee

2019年の宇宙船アルフィー号@幕張を挟み、横アリに再び集結するはずだったBaby,Come Back!が一昨年2021年のこと。直前で無観客となり、涙をのんだ夏でした。

昨年はみなとみらいエリアに新設されたぴあアリーナMMにて開催!みんなで夏の再来を喜び合いました(でも発声はNG)
そしてやっと叶う声出しOKな夏イベ!一昨年も来るはずだった横アリ…あの時の悔しさも取り返す!となれば、そりゃあ盛り上がらないはずがないのですよ。

セットリスト

2日間のセトリ。夏イベらしい凝縮感♡

オープニングから息つくヒマなく。MCに入っても油断してるヒマはなくw あっという間の3時間でした。そう約3時間。時間的にも、この夏に、いつものライブが戻ってきた感じ♪

また昨年までは発声NGだったため、頭のどこかでずっと意識が働いてました。会場内もどこかしらピリッとした緊張感に満ちており。が。今年はそこも解放されて、久しぶりにどっぷり没入できた夏イベでした。気にせず臨めれば(鑑賞マナーには配慮しましょう。もちろん)思わず声は出ちゃうし、カラダだって動こうと思う前に動いてる。その開放感は3.11の後にも感じたことで。灰燼と化した春ツアー初日の達成感もそこにあったかと。

曲とともに、当時のツアーで流れていた映像やら、照明やら。印象深かったシーンも次々よみがえってくる。

壮大なラブソングだと思っていた「君に逢ったのはいつだろう」の意味あいが、自分の中で変わってきたのはいつの頃からか…。

酔っ払うたびいつも「ミユキちゃんはクールだからなー。愛嬌よ愛嬌!」と繰り返し「もっと笑ってないとー」と説教していた彼女。ほっとけ!とふてくされる私を見てはケタケタと笑う彼女が大好きだったのに。突然の入院・手術からあっという間にあっちの世界へいってしまった。

隣同士、何度か並んでライブ参加したことがある友人も。彼女はいつの頃からか車椅子席に座るようになり、ここ数年は会場への往復もタクシーを使うようなっていた。会場付近でタクシーを捕まえて彼女を見送るのが常だったけれど。あぁ…もうタクシー捕まえなくていいのか。彼女がよく来ていた会場では「今日来てたかな」「きっと一緒に見てたよね」と仲間うちで話しては切なくなる。

サヨナラは遠い未来に 出逢うための約束
君に出逢うのはいつだろう・・・

君に逢ったのはいつだろう」作詞・作曲:高見沢俊彦

美しく瞬くドットイメージを眺めながら、ねーねー、そっちで元気にやってんの?なんて考えてみたり。

初日の大ラスを飾った「The Way
これは私の一番しんどかった時期を支え続けてくれた1曲で。時代はiPodすらまだなく、CDウォークマンで音楽を持ち歩いていた頃。この曲が収録された『orb』と、その前作「Pride」が入った『Nouvelle Vague』とを交互にかけながら、駅からの帰り道を毎日泣きながら歩いていた。自分のできなさ加減が悔しいやら情けないやら。や〜…若かったな〜。。。自分で決めたのだから全力でこの道を正解にするしかなーい!と必死に向き合った日々。何とか乗り切れたのは、ずっと励まし続けてくれたTHE ALFEEの存在と、心優しき仲間がいてくれたからに他ならない。仕事のやり方を教えてくれた先輩や、立ち回り方を示してくれた同僚、新規事業立ち上げに共に奔走した仲間たち、バカ話でいつも笑わしてくれた友人…。記憶の彼方だったことがありありと浮かんできては消えていく。

2日目には。10年携わった領域で仕事を続けるのか、新しい世界にチャレンジするのか。迷いに迷ってどうにも自分で決められず。春ツアーでこの曲がどう聞こえるのかによって決めよ、と託した「勇気凛々」。そんな決め方ってある〜?と友だちには笑われたけど、一番確実な方法だったと、私は今でも思っている。

さてさて。
"事件" も満載でしたよ♪

椅子ひとつでこんなに会場を沸かせるバンドは他にない

…であろう
客席の皆さんは座ってくださいね、お前(桜井さん)は座るなよ、という例のあれ。
初日は、椅子に座った高見沢さんの膝の上に桜井さんが座り、その様子をMCしながら視界の端に捉えた坂崎さんが、桜井さんの膝に乗りにくる。も〜仲いいんだから♡
これが2日目には。
椅子の背を抱えるように後向きに跨った桜井さん。その背中を抱くように覆いかぶさる高見沢さん(スペース的にたかみーは椅子に座れたんじゃないかな)その背中に更に覆いかぶさる坂崎さん(幸ちゃんは椅子から完全に浮いてたはず)立ち上がった後も、椅子につかまってる桜井さんを椅子ごと引きずり回す高見沢さん。かわいいったらない♡

絶対Blu-rayに収録してほしい。

両手に持ったパネルを掲げ、ラウンドガールさながらセクシーウォークを決める坂崎さんに対して、いたって普通に歩いていた初日の高見沢さん。2日目は坂崎さんを見習ってポーズをとる…も、坂崎さんは骨盤を動かしてるんですよね、だから腰がくねくねっとなる。高見沢さんはそれが重心移動になってるのと、ポーズを決める感じもどことなくぎこちなく。セクシーというよりホントにもうかわいらしくて♡

絶対Blu-rayに収録してほしい。

それから星ディスのただすけさんの入りがいつもより少し長めで。美しい旋律に震えました。素敵すぎた…

これは収録されるはず! 早くBlu-ray出して〜。

そんな2Daysの大ラスの大ラス。最後のMCで高見沢さんは、人が一生のうちに出会える人の数は決まっている、その限りある中で僕らは出会ったんだ、という内容のことを語り、そして「もうしばらく僕らにお付き合いください」と繋いだ。

これからの僕たちにどのくらいの時間があるかわからないけど、できる限り3人でステージに立ち続けるつもりです。
もうしばらく僕らにお付き合いください。もちろんまだまだ先は長い、未だゴールは見えずです。古希を恐れずまっしぐら!

エンタメ特化型情報メディアSPICE より抜粋

そして、まだまだ行くぜ!という勢いを感じさせる「WIND OF TIME」へ。ラストナンバーに身を委ねながら、ふと『OVER DRIVE』にあった高見沢さんの言葉を思い出していた。

まだこの若さで「人生とは?」なんて話をするつもりも毛頭ないけど、夢だけはもっと話せそうな気がするし、まだまだみんなに負けないくらいの夢は持っています。どうか僕と一緒に夢を見て欲しい、見続けて欲しいと今、強く強く思っています。

八曜社『OVER DRIVE』より抜粋

私はこの言葉に救われた…から、この一節を今でもよく覚えている。82年といえば所沢航空記念公園で夏イベが開催された年。ここからたくさんの夢を叶え、そしてずっとずっと私たちに夢を見せてきてくれた。当時小学生だった私がこの単行本を見つけたのは84〜85年のことだったはず。ここからたくさんの経験を積み重ねてきて、今がある。私がしばしもの思いにふけったように、ここに集まる人それぞれにそれぞれのストーリーがあって、ここで一瞬交錯し、またそれぞれの場所へ戻っていく。
2日目、たまたまFブロックの一番端にいた私は舞台袖から客席全体を見渡すようなポジションで。ムビステ越しに見える客席の風景にもグッときた夏でした。

3人で肩組み合って観客に応える後ろ姿はとんでもなくカッコよかった。目の前にこんなに力強く、頼りになる背中があるのだから。この背中を見失わないよう、私は私のこの道を。自分の色でこの道を。

冥王星水瓶座期間に突入して加速化する風の時代。この歌を胸に。変化も楽しんでいきますよ。

※LIVE DVD&Blu-rayはこちら↓から。一部、試聴可能なタイトルもあります。


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夏の思い出

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