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命日のひとりごと

仕事を辞めてすぐに東京旅行した初日。
羽田空港からまっすぐ築地本願寺へ向かった。
春馬くんはここにいるらしい。
だったら行くしかないよなーってあまり気分ものらないけれど、それでも空港から直行したのは、どちらかというと自分に言い聞かせるため。
春馬くんはもう居ない
あの世ってあるのかな

築地本願寺の煌びやかな装飾にとても驚いた。奥行きも大きさもなんだか華やかな舞台のようだなと圧倒された。
しばらく壇上を見上げながらパイプ椅子に腰掛けていたら頭の中がだんだんと空っぽになっていった。観光客であんなにザワザワしていたのに人の声や物音が空気中で消えていくようだった。
ここに春馬くんがいるかどうかは、信じがたいけれど、もしそうならせっかく来たんだし、何でもいいから伝えたい。"ありがとう"だけじゃ全然足りない。
私は春馬くんの発する言葉が好きだった。
考えながらコメントいう時の丁寧な言葉選びで、一文がとっても長くて、それでも初めと終わりの文はいつもきちんと繋がっていて、すごく頭のいい人だなと思っていた。インスタの写真の切り取り方もとても上手くて、春馬くんが見た風景をのせてくれた時はとても嬉しかった。日本語と英語で書いてたのを見てると語彙力も表現もどんどんレベルアップしていた。素直な気持ちは英語の方が伝えやすかったのかな。私も一緒に英語の勉強がんばろーって思ってた。
ドラマや映画では、役になりきるから、あれ?三浦春馬いないじゃん!ってなってたよ。繊細で機密な表現のできる唯一無二の俳優さんだなーって大好きになってからは目が離せなかった。
CMが流れると15秒間瞬きせずに見ようって思ってたし、春馬くんが笑えばTVの前で笑えていたよ。せかほしは木曜夜10時半とかだったから、録画してるけどその時間も見たいから、ニュースみてるパパさんと何度も険悪な感じになった。毎日仕事前の早めのお昼を食べるときに、録画を見るのが日課だった。一緒に世界を旅してる気分になってたんだよ。っていうかワイプに映る春馬くんを見入っていたら内容が入ってこないから、同じ回を何度も繰り返し1週間かけてみてたよ。
優しいお顔も負けず嫌いなお顔も、悔しそうな表情も全部好きだって思う。写真のように記憶されてる春馬くんを一つ一つ思い出して伝える。

築地本願寺の本堂でそんなことをずっと思ってたら、なんだかポロポロ涙がでてきて、こんな場所で泣くのはおかしいと思っていた時、海外から来た方が、壇上の前で"プロポーズ"が始まった。
えーここで!よくわからないけど周りに居た方は拍手。ここは結婚の契りをする神聖な場所でもあるんだなぁと、みんなそれぞれでいいやって思えてきた。
それに私が訪れたその日はヒデさんの命日だったらしく、1階の一角はヒデさんへの愛情グッツがコーナーから溢れてた。
反対側は空いてるぞ。ここに春馬くんが居るかどうかは信じたくないけれど、春馬くんコーナーを作ってくれてもいいんじゃないか!とも思った。



春馬くん、東京に行った時もずっとたくさんいいことがあったよ。
春馬くんが歌の先生と行ってたというパスタやさん、入店すると春馬くんの席といわれるスペースだけ空いてて、そこに座れた。そして美味しいパスタ食べて、食後にコーヒー頼んだら100円だった!長く居られてさらに美味しくてラッキーだった。
土浦でもラーメンやさんに行ったら、春馬くんのサインもあってびっくりした!ここも案内された席がよく春馬くん座ったって。そんな嬉しいことが次々と起こった。

茨城にパパさんとドライブした時、春馬くんの故郷に春馬くんが居ないことを急に寂しくなってしまった時、山手線の目の前のモニターで一瞬、ラストシンデレラの春馬くんが現れてとっても驚いた。春馬くんの映像は一瞬のパターンと一呼吸おくくらいの2パターンが繰り返し流れてて、寂しい気持ちが一瞬にして嬉しくて元気になれた。
先日の"七夕天外者"上映前に、友達と一緒に食堂で定食を食べてたら、よく耳にする人気のJpopの曲と一緒に春馬くんの"Night Diver"が流れてね。予期しないことが起こると身体も心も正直に反応してしまう、泣。
春馬くんがよく通ってた世田谷のパン屋さん、
お店のお父さんもお母さんもお二人でお顔だしてくれてお母さんの思い出もたくさん話してくれたよ。そして「春馬くんからだと思って食べて」と、チーズパンを袋に入れてくれたんだよ😭
1年半前に来店した時はお父さんに何も言えず私はとても後悔したけど、今回はお父さんがパンを作りながら出てこられて声かけてくれました。「春馬くんは高校生の時からここに来てたよ。元気にパン作るからまた来てください」って。
またパン買いに来ますからお身体大切にお元気でいてくださいって、伝えてきました。お二人が揃ってにっこりした姿が今も鮮明に目に焼き付いてます。


春馬くん、私は今転職して以前よりも何倍も働いて毎日がへとへとですが、新しいことを覚えることも楽しいし、昔からやりたかったことを悔いなくやってみようと思ってます。
でもね、また時間作って旅するつもり。
この前京都にも急遽夜行バスで日帰り一人旅をしてきたよ。日本製の旅、それもとっても素敵な出会いがあったんだよ。
これはまたゆっくりとお話ししますね。


今朝はうっすらと曇の隙間から真っ青な空が広がり、蝉の声が一斉に鳴り響く茹だるような真夏の一日。
あなたが居なくなったあの日とは違う天気、風が吹いてるから今日は大丈夫。
命日という言葉はやっぱり抵抗あるけど、春馬くんへの想いを声に出してみようと、勢いで書いてしまいました。



今日も朝も昼も夜も空をみて思う。
どうかあなたが穏やかに笑っていますように。
楽しかった思い出と寂しさと愛おしさと、もらったものを丸ごと全部抱えて。


今日もお仕事、行ってきます。


「TWO WEEKS」の撮影現場Twitterより
西瓜と春馬くん😆💕🍉





トップの写真はお友達が今朝送ってきてくれました。


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