その辺の草、お茶や痒み止めになるらしいので。
埼玉県人にはその辺の草でも食わせておけ!!という映画を真に受けて、その辺の草は使えるものは摂取しようと思い立ちまして。
スギナ、って知ってます?私、引っ越してくるまで知りませんでした。なんかいっぱいあるけどなんだろう、とも思わないくらいただの草としか認識していませんでした。雑草なんて草はない、と頭ではわかっていても、一つ一つの名前、気にもしてませんでした。
青々と一面にしげっているのがスギナです。これ、土筆(ツクシ)の葉っぱなのです。
早春に出てくるツクシの方が胞子茎、ツクシが出た後にスギナの方が出てきて、こちらは栄養茎というのだそうですよ。
ツクシはおひたしにしたり、調理したら食べられるのは知っていたけれど、こちらのスギナも食べれるそうです。ひき肉と一緒に油で炒めるとか、卵でとじるとか。
最初からまるっと食べるのはハードルが高く感じたので、今回はお茶にしてみました🍵
青々としたスギナを、手で引っこ抜いて、綺麗に洗って、カラッと晴れている日に、乾かす。
キャンプ用の食器乾燥ネットが使いやすくて、こんな感じで広げて干しました。風が吹いても飛ばされないので、なかなか便利です。
葉っぱは生乾きになると後々カビが生えたり美味しくできないとのことなので、1週間くらい干してました。
最初は外で。雨が降りそうになってからは家で。水気厳禁。
一週間も経てば、手で触ったらパラパラと落ちるくらい乾燥します。
乾燥した葉っぱを、ハサミでパチパチと切って、フライパンで乾煎り。焦げないように、適宜香りがたつまで。
乾燥剤と一緒に瓶に入れて保存。
思ったより量が少なくなるので気に入ったらたくさん作ろうと思います。
同じ要領で、いまはドクダミを乾燥中。
梅雨の頃の花が咲いたくらいが一番栄養があって美味しいそうなので、こちらも出来上がりが楽しみです。
お隣のおばあちゃんのお家では、飼っていたワンちゃんがドクダミ茶風呂を大のお気に入りだったそうです。家の前でドクダミを摘んでいたら、そんなお話をしてもらえて、なんだかホッコリ。
ヘビイチゴも、お散歩中にあまりに立派なものがたくさん生えていたので採取。
焼酎に漬けると痒み止めになると聞いたので、試しに作ってみます。
綺麗に洗って、ヘビイチゴの倍量の焼酎に漬けるだけ。2週間ほどでできるようなので、丁度蚊も出てきたしいいタイミングです。
その辺の草茶やその辺のつけ薬。
季節の移り変わりや、自然のものを活用する生活って、環境に慣れるとだんだん薄れていってしまいそうだけど、忘れずにありがたく恩恵を感じていきたいなぁと思うのです。