最近の記事

おかみ丼々和田鉄輪温泉

2024年4月、鉄輪温泉に、おかみ丼々和田を開店しました。 鉄輪温泉とのご縁は、6年前の2018年11月に、築地の店のお客様だったAPU(立命館アジア太平洋大学)の出口治明前学長をお客様10人くらいでお訪ねしたのが、始まりです。 湯けむりのぼる温かい土地、入ったらすっかり頭の中が空っぽになる温泉に魅せられてしまいました。 その後、この温泉に魅せられて、何度か通ううちに、これからの10年、築地で同じように働けるかどうかと立ち止まって考えてみました。コロナ禍での飲食店は、ほ

    • おかみ丼々和田 大人の修学旅行 『他郷阿部家』

      「暮らす宿」他郷阿部家は、群言堂の本社がある、島根県大田市(おおだし)の人口400人ほどの大森町にあります。 1789年に建てられた地役人・阿部家の武家屋敷を、松場登美さんが10年以上の歳月をかけて暮らしながら繕い、蘇らせた宿です。 ここを紹介してくださったのは、敬愛するオーガニックコットンの母、渡邊智惠子さん。 おかみが、別府市鉄輪温泉に移住して、次の形を試行錯誤しているので、ここが「おかみの最高の見本」と予約して、6月末に一緒に行ってくれました。 大吉さんと登美さ

      • おかみ三銃士とコロナその1

        2019年12月に中国武漢で発生したCOVID-19は、世界中に蔓延しました。 日本は2020年3月下旬以降、感染者が急激に増加し、4月からは、店を閉めざるを得ない事態になってきていました。 愛の応援チケット 3月の最終営業日、お客様のゆみこさんが、すぐに「前売り応援チケット」を皆さんに呼びかけなさいと店にいいに来てくれました。 飲食店は、毎日お店を開けて、お客様が来てくだされば、回っていればなんとか食べていける自転車操業です。 それを閉めないとならないとなるとどう

        • おかみ丼々和田開店記念日

          おかみ丼々和田は、2012年9月27日に開店し、2022年3月末をもって築地での店舗は、閉店させていただきました。 9月27日の今日は10年目の開店記念日。 今は築地を離れて、別府の鉄輪温泉に移住して、ちょうど半年 次のステージを準備しています。 築地での店舗を通して、いただいた沢山のご縁への感謝を込めて、これまでの歩みを少しずつ、振り返ってまとめておきたいと考えました。 拙いnoteですが、もしよろしければお付き合いくださいませ。 起業のきっかけ 『おかみ丼々和

          永遠の都ローマ

          6月末から7月にかけての「おかみヨーロッパツアー」のnoteも 最終回です。 十分な予習もしないで、迷惑をかけないように、病気しないで、付いて行くだけで精一杯(笑)の旅、とりあえず、スタートしたのでしたが、 毎日が新鮮な感動で、ドーパミンが上がりっぱなし、目をぱちくりしながら、どんだけ刺激をいただき、楽しんだかしれません。 連れて行ってくださった、かくさんことKさんのプロデュース力・人間力が大きいのがいちばんの理由ですが、どの街も佇まいの美しさ、空や海の青さ、培われた伝統

          永遠の都ローマ

          ローマの休日

          最終地・ローマに着きました ヨーロッパ8泊10日のインプットの旅も、パリから、ミラノ、ヴェネチア、フィレンツェと回って、たくさんの刺激をもらって、いよいよローマ、最終地ローマに着きました。 これまで重いトランクを列車や階段で、あげたり降ろしたりが大変で、 すけさん、かくさんには、とっても申し訳なく、 ローマは、サン・ピエトロ大聖堂の近くだから、遠いので、ここからタクシーに乗るとのこと、ほっとしてました。ところが、なんと!! タクシーがストなんですって、それも今日から二

          ローマの休日

          ウフィツィ美術館

          フィレンツェの最終日は、朝いちばんの『ウフィツィ美術館』を予約しておいてくださいました。この後、ローマに列車で移動して、午後には、PCR検査を受けるという、この日もタイトなスケジュールです。 『ウフィツィ美術館』は45年前に立ち寄ったものの、寄ったといえない、ほぼ記憶がありませんでした。名画ばかりですが、フィレンツェの歴史を先に復習しておいてこそ、もっと深く楽しめたかなと、なので歴史から簡単に自分のために整理しました。間違っていたら教えてくださいね。 フィレンツェ、メディ

          ウフィツィ美術館

          フィレンツェの街歩き

          イタリアに入ってから、ミラノ二泊、ヴェネツィア一泊、早足のイタリア旅の折り返しです。 思いがけない事件が!! ヴェネツィアサンタルチア駅から、フィレンツェに向かって出発します。 italoで、2時間55分で到着予定です。 列車には、三人で乗ったのだけど、途中ある事情でこの列車最後に降りたのは二人⁉︎(笑) この旅唯一のアクシデントも、また旅慣れてこその切り替えが早くて、こういう時の瞬時の判断はやっぱり人間力だと思いました。 おかみはボーっとしてただけですが、おかみを

          フィレンツェの街歩き

          ヴェネツィア

          ミラノから列車で、2時間45分の旅 列車が、最後のリベルタ橋を渡りだし、サンタルチア駅が近づくと車内では、歓声が上がります。アドリア海の真珠、ヴェネチアが見えて来ました。 ヴェネチアの地形と歴史 約120以上もの島で成り立っていると言われているヴェネチア 5世紀のゲルマン人侵略により、ヴェネチア周辺の人々は、海に住むことを始め、満潮時には海に沈み、干潮時には陸地になる干潟(ラグーン)へ人々は移り住み、町を作っていきました。 7世紀にはヴェネチア共和国が成立、当時の中

          ヴェネツィア

          ミラノ

          ミラノ中央駅の朝の風景です。ミラノは 45年前にヨーロッパツアーで通り過ぎただけなので、どきどきでした。 歴史的には、古くはローマ帝国の西の正帝の都だった街ですね、 今回は、特別にコモ湖へのツアーを組み込んでくださったので、二泊だけど、 一日目はパリから8時間の列車の旅、 夜遅く着いて、観光としては、半日だけです。 しかも全員大切なのはご飯(笑) ここに時間をたっぷり。旅をご一緒するには、 何に価値を置くかがとても大切ですね。 このツアーは、厳選たる時間の使い方になって

          コモ湖

          「イタリアに行くなら、絶対にコモ湖に行ってきなさい」と背中を押してくれたCさん。 行ったことあるのかと思ったら、そうではなく 「観光に関わるなら、絶対に世界の最高の観光地を学んでくるべきだ」との勘で、勧めてくれたのです^ - ^ おかげで、イタリアの旅は、めちゃくちゃ盛りだくさんになっています。 最高の避暑地、観光地、ここに集まる方達にも、鉄輪温泉にも来ていただくには、本場、本物を見なくてはというのがCさんの考え方です。 コモ湖には、いくつか行く方法がありますが、

          さあ、イタリアに

          ヨーロッパ三日目 パリのリヨン駅から、フレッチャロッソで、ミラノまで8時間の旅です。 この8時間の旅は、次の『おかみ株式会社(仮称)』??の開設について語り合う時間としてくださいました。 45年前にはじめてイタリア回ったツアー旅行では、たしか、窓にサンドイッチとか売りに来て買えた記憶があります。 皆さんに笑われました。 コロナだからというのでなく、 今ではもうないのですね。

          さあ、イタリアに

          パリに

          二泊三日の短い滞在でしたが6月末に パリに行きました。 パリは街に降り立つだけで、わくわく、うきうきする街ですね。 初日は空港からサンジェルマンのHotelに午後3時に到着後、 先発でパリに来ていたMちゃんと、ピエールエルメで、ジェラート食べて 大好きな近くの『ロダン美術館』に。 ロダン美術館 はじめて行ったあと、2015年に改装されていたので、とても美しくなっていたので、印象が違いました。 ロダンが晩年を過ごした、『ビロン邸』。 カミーユクローデルの作品も展示され

          ヨーロッパの旅

          おかみ丼々和田のお客様が、6月末から8泊10日でヨーロッパ出張に連れて行ってくださいました。 いつもは年に何回かのご出張、コロナ禍で動きが取れなくてもう我慢の限界。おかみもコロナ禍で頑張ったから…と そんないろんなこともあったからかもしれませんが、いつもご一緒に旅する愛妻のJさんが「今回は、おかみをちゃんと連れて行ってあげなさい」と言ってくださったことがいちばん!! こんな機会を逃したら、一生行くことないかもしれない。ないだろう。 6月の末は、まだまだ日本への入国も7

          ヨーロッパの旅

          鉄輪温泉との出会い

          三月半ばに、別府市鉄輪温泉に引っ越しました。 鉄輪温泉に何故住むことになったか、 いつも皆さんが聞いてくださる質問です。 「温泉が♨️好きなこと」 特にすじ湯、蒸し湯など鉄輪温泉七湯 「路上に湯けむり吹き出す温かい街」 湯けむりが道からも上がって、その風景にそれだけで癒されること。 『柳屋』さんや『冨士屋』さんを始めとする昔からの建物をうまくリニューアルしているセンスの良さ 「食材の豊富さと、地獄蒸し」などなどが最初に来た鉄輪温泉の魅力でした。 初めて鉄輪温泉にき

          鉄輪温泉との出会い

          3.11

          2011年3月11日は、 おかみ丼々和田の ある意味、始まりの日2011年3月11日午後2時46分は、 東京丸の内のビルにいました。 定年のない仕事をと、60歳を前に選んだベンチャー企業が、この時を境に、、、半年後に倒産失業保険をもらいながら、丸の内の商工会議所に通い(写真は綺麗になって建て替わった東京商工会議所) 「起業セミナー」に通ったり、創業計画書を何度も書き直したり、試行錯誤した思い出の街 今日は最後にゆっくり歩いてきましたあれから11年今日は2022年3月11