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MUSIC LAND Piano ver.

皆さまこんにちは!
春から楽しみに準備をしてきたMUSIC LAND Piano ver. は先日、お陰様で無事に終わりました!今回は主催 Japan Artsによる初の試みとなる「ワンダー」な一日をイメージし、10人のピアニストと2人のスペシャルゲストが大集合!まさに一日限りの音楽祭となりました!

3台ピアノのセッティング

会場は大好きな東京オペラシティ・コンサートホール。お昼の12時からスタートし、第1〜5部までの全5部公演と、合間にアーティスト・トークのイベントを開催。0歳児から参加可能な第1部の後は、4人のピアニストが順番にプロデュースするそれぞれのステージへ進むというスタイル。

普段から一人で活動する事が多く、音楽界の中では「孤独」と呼ばれるピアニストですが、今回は10人が集まるという奇跡!同じ日に、同じステージに立つというのは滅多にない事。これまでSNSでしかやりとりをしていない方や、過去の音楽祭で一瞬すれ違っただけの方もいましたので、ワクワクが止まりませんでした!

各ステージそれぞれテーマがあり、ピアノソロ、連弾、3台ピアノ、リレー演奏そしてスペシャルゲストの方との共演とカラフルなラインナップ。

第1部からおおお!と驚くほど、予想以上に多くのお客様がご来場。0歳児&未就学児を連れたファミリーがほとんどで、開演前から大ホールはとてもにぎやかに(^^)v そして、ホワイエには多くのベビーカーが!微笑ましい光景でした。

実はこのステージ、普段から各地で取り組んでいる親子向け、赤ちゃん向けコンサートとはかなり違ったスタイルで企画されていました。まず、大ホールという奏者と客席との距離が離れていた点。次に、対象年齢が「0歳から」となっており、何歳まで?と明記しない事でかなり年齢層の幅が広い点。そして最後に、1時間休憩なしという長さで通常のコンサートとして進行していった点。これらの点を見る限り、今回のコンサートは0歳児さんから入場できるものの、対象はどちらかというと子どもさんを連れてくるママさん&パパさんなのかな?と思いました。実際この日は父の日でしたもんね(^^)/

このステージではそれぞれのピアニストが届けたい作品を演奏し、転換時等には少しトークを挟むという内容。僕はアウトリーチなどでよく演奏するバルトークのオスティナートやバッハのプレリュード、ショパンの黒鍵などをピックアップ。
力強い曲、静かな曲、軽やかな曲。それぞれ違った曲調の作品を聴きながら、ママさん&パパさんには「我が子」がどの音楽にどう反応するかを体験していただきたかったのです。

ソロ演奏

この公演の最後には僕の長年の夢だったピアノリレーがついに実現!運動会のリレーのように、2台のピアノを使って順番にピアニストが登場し、バトンタッチ!しながら可能な限り途切れずに作品を演奏するという楽しいチャレンジ。事前に誰がどこを弾くかだけを決めて、あえて当日のリハーサルなしに本番へ。トルコ行進曲とエリーゼのためにを無事「完走」!
お客様も、ピアニスト仲間も終始笑顔で嬉しかったです(^^)///

リレー演奏

第2部は金子三勇士プロデュース「Debut」
出演者それぞれがデビューにまつわる作品を披露する内容。当初はその頃のエピソードについて曲間でそれぞれの方にインタビューをする予定でしたが、曲目が時間オーバーとの事で泣く泣く断念、、、

最初の演目は先日名門デッカ・ゴールドからデビューされたフルーティストのCocomiさんと、ラフマニノフのヴォカリーズ&フォーレ夢の後にを共演。Cocomiさんとは昨年アルバムの録音でもご一緒し、今年の題名のない音楽会でも共演をしていましたが、どちらもチェロの佐藤さんとのトリオだったためデュオでのコラボレーションはお初でした!

Cocomiさんと

その後はフレッシュなアーティストさんからピアノ界のレジェンドまで豪華メンバーがそれぞれの思いで選曲された作品を披露。お陰様で素晴らしいステージとなり、出演者の皆さまには本当に感謝しています!

その後の第3部は3台ピアノの惑星に参加、第4部は譜めくりのお手伝い(新鮮!笑)という、まさにピアノとピアニスト溢れるステージへと続きました。

ホルスト=中野翔太:惑星より

第5部の前に開催されたアーティストトークでは少しだけ司会もさせていただき、共演者&出演者皆でクロストークが出来たのもこの日の大切な思い出です。

集合写真その1
集合写真その2

さて、今回のMUSIC LANDには主催者であるジャパン・アーツがコロナ禍ではじめた「Artist Support」でご支援を下さったサポーターの皆さまをご招待し、日頃の感謝をお伝えするという大切な目的も。お陰様でこのような特別な一日が実現し、サポーターの皆様には心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

Japan Arts アーティストサポートについて

(©︎Miyujik Official 2022)
Photos: ©千葉広子、©Miyujik Official





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