小上がりの和室、畳スペースが人気!?
「リビングの一角に小上がりの畳スペース(和室)が欲しい」
という要望がとても増えています。建材メーカーでも置き型の小上がり畳収納を扱っています。
小上がりとは通常の床よりもワンステップ床をあげたもので、縁に腰掛けることができるのでリビングの一角に設けるとベンチのような使い方もできます。
畳空間ではありませんが、リビングをワンステップ上げて床座空間としたこともあります。
床を上げることで籠った空間ができるので、ヌックのようなリラックススペースができますね。
小上がり畳スペースの注意点
私は小上がり畳スペースはリラックスできてとても良いと思うのですが、注意点はいくつかあります。
ひとつめは、天井が低いということです。
床が上がるので天井高が低くなる。そのため小さな空間なら良いのですが、広い空間だと天井が低くて圧迫感を感じる可能性があります。上記の事例でも天井を最大限上げていますが、小上がりの空間にソファなどをおくのはあまり適していないかなと思います。
もうひとつは、段差ができるのでルンバが使えない、ということです。
ルンバが使える家にしたい、という要望と小上がりの空間をつくりたい、という要望が両方ある場合、小上がりのスペースはルンバが使えませんよというお話を必ずします。そのスペースは個別に掃除するから大丈夫です、という方なら小上がり空間を作っても良いでしょう。
あとは、赤ちゃんの落下に注意、ということです。
ある程度歩けて段差も昇り降りできるお子さんなら大丈夫ですが、遊んでいて落下することもあるので注意は必要です。それでも1歳過ぎのお子さんがこの小上がりをすぐに自分で昇り降りしていたので、自分の家だとすぐに順応するのかもしれません。
小上がりになると中途半端な段差ではないので、年輩の方が躓くということはあまり無いかと思います。年輩の方には腰掛けられる場所なので良いかもしれませんね。
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