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いえづくりレシピ

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みゆう設計室のいえづくりについてまとめたマガジンです
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2018年5月の記事一覧

観葉植物とも合う装飾ガラスのドア

雨粒のような装飾ガラスから、テラスの明るさがやんわりと入り込むのは「フレンチナチュラルスタイルの家」のリビング。 引き戸に使ったレインドロップガラスは普通の曇りガラスよりも可愛く柔らかな印象。自然素材をふんだんに使った室内をさらにやさしいインテリアに見せます。 扉はカウンター収納などと同じ濃茶に塗装しました。インドアグリーンともよく合いますね。リビングの入り口のドアはチェッカーガラス入りにしています。

見た目の好みを元に、本質を捉えてデザインしたダイニングルーム

奥さまがこんな家が良い、と言われて見せてくださった写真はフィンランドの近代建築家アルヴァアアルトがデザインした家。 学生時代から私がとても好きだった住宅でした。 イメージとしてはタイルやレンガの素材感を見せる仕上げ。それを間取りの上で意味のある場所に設けたい。 そこで思いついたのが車庫から上がる階段を目隠しする壁でした。 それほど広くないダイニングを広く見せるために、奥行きを感じさせる腰壁を設けています。 コンクリートブロックを積み上げて白くペイントしたことで、必要な場所

森を眺めながらウッドデッキでお食事できるおうち

森と隣り合うウッドデッキを眺める、カフェのようなカウンター。コーヒーを飲んだり、パソコン作業をしたり。 日々の癒しとなる空間。 「森を望む家」のウッドデッキは、キッチンの窓からお料理を取り出して、デッキでお食事することも可能です。 キッチンの窓の外、屋外にもカウンターを設けていて、キッチンからの出し入れもしやすくなっています。 森を眺めながら、屋外でお食事できるおうちなんてとっても素敵!!

キラキラ美しいマンションの梁とシャンデリア

マンションリノベーションの際に悩ましい存在が「梁」 天井にある凹凸をデザインで美しく見えるように工夫します。 「スタイリッシュキッチンの家」はリノベーションの際にクローズ型のキッチンをオープンキッチンに変えました。 キッチンの配置も変えているため、キッチンの少し手前に梁が。 それを敢えて空間の境目になるようにし、梁にガラスモザイクタイルを貼ることで、透明感ある面材のキッチンとフィットした仕上がりになりました。 キッチンのシャンデリアの灯りが梁にキラキラ写り込んでとても美し

たくさん収納する本棚にも飾りのステージを

3500冊の本が収納できる本棚には、全て本を収納するのではなく、ちょっとした飾りのステージを。 たくさんの本を管理できて、たくさん本がある喜びとともに暮らす「心が華やぐ家」 本をたくさん収納する、という目的はありますが、敢えて少し飾るステージを設けて抜け感をつくっています。 今まで意識して飾る、ということはあまりしていなかったようですが、植物や絵など、その時期に好きなものを飾る楽しみも暮らしの楽しみのひとつになると思います。

スイッチもおしゃれなパーツを

アンティークショップや雑貨屋さんで購入したインテリアパーツを取り入れた「森を望む家」 北欧風のインテリアと窓から見える森の風景に、これらのパーツが映えます。 スイッチもそれぞれの場所でいろんなパーツを。リビングには白のトグルスイッチを使用しました。

リビング階段のちいさな開口

リビング階段の階段とリビングの間に設けられた小窓。 小さな開口は手すりと同じ高さになっているのでそっと手を添えやすくなっています。 上階の個室フロアに上がるときにリビングの様子がちらっと見えてほっとした気持ちになる、そんな設えの階段です。 「インナーテラスのある家」は調湿効果があるシラスの壁で、とても心地良い空気環境のお住まいです。

雨の日こそ、家時間が心地よい

雨の日こそ、家時間が心地よい。 リノベーション前は湿気が多く、梅雨時になると床にカビが浮いてくることもあったという「昭和ガラスの家」 耐震改修も兼ねたリノベーション工事では、基礎の補強をして土間のコンクリートもいれ、建築主のご希望で竹炭を敷きました。 床下にしっかり断熱材を入れ、窓配置を工夫して風の流れをつくり、壁に漆喰、床に無垢の杉板と自然素材を使っていることで室内の空気環境がとても良くなりました。 心地良い住まいで庭の緑の美しさを楽しめるようになり、雨の日が好きにな

キッチンを隠すおしゃれなパーティション

リビングダイニングから丸見えのキッチンにパーティションを兼ねた収納を設けたのは、「ホワイトナチュラルのインテリア」の家。 冷蔵庫をキッチンの横に置き、その冷蔵庫を隠すパーティションを基準にしています。 作業台のリビング側はハイカウンターくらいの高さにして、カウンターとしても使えますし、オープン棚としても使えるように可動棚を設けています。 作業台の下には電子レンジスペース、冷蔵庫置き場のリビング側にはニッチがあります。 将来的には外すことも可能な多機能キッチンパーティション

生活に必要なものがすぐ手に届くリビング壁面収納

リビングダイニングの壁一面に壁面収納を設けたお住まい。 薄紅色のアクセントウォールがあるファミリーデスクと、テレビ台。そしてプリンターワゴンやランドセルワゴン、生活に必要なものがすぐ手に届く場所にすっきり片付くリビング壁面収納です。 収納力を上げるために壁面いっぱいとしたため、中央に薄紅色の壁のあるデスクスペースを設け、濃い色の面材でも圧迫感を感じさせないよう配慮しています。 端には高さのある扉付き収納が。 マンションでは置き場に困りがちな掃除機やクイックルワイパーなどの

四方から足を入れやすいデザインのテーブル

前回に引き続き、みゆう設計室事務所の打ち合わせテーブルのご紹介。 このテーブルは鉄の脚を製作して頂いたのですが、シャープなラインを出すフラットバーを使って女性らしい曲線を描き、細いラインのバーを渡してテーブル下の荷物置き場にしています。 またこのテーブルの脚は四方から足を入れやすいデザインにしています。 講座やパーティを開くと10人以上がテーブルを囲める優れもの。 テーブルと同じデザインのスツールが鉄の脚の間におさまるので、普段はすっきり片付く打ち合わせテーブルです。

低めのテーブルとダイニングベンチ

前回に引き続き私の仕事場をご紹介します。 みゆう設計室事務所の打ち合わせテーブルです。 あまり広くないスペースだからこそ、ベンチを二方向に設けています。 ベンチの下は収納なのでサンプルなどを置いています。 テーブルの高さはワークデスクと同じ65センチ。 ベンチとスツールの座面の高さも低めにしてあります。 なぜかリラックスする、と言われるのですが、偶然ではなく、座面を下げたことで座った時にかかとがぺたんと床について、安定した姿勢になるからだと思っています。 もちろん落ち着

肩こり腰痛が減るワークデスク

今日は私の仕事場をご紹介します。 みゆう設計室事務所のワークデスクです。 スペース的には小さな事務所なので、壁面に天井までのワークデスクと収納を設けました。賃貸物件なので、床や壁には釘を打たない施工をしています。 デスクの高さは65センチ。 少し低めでパソコン作業をする時に肩が上がらないので、肩こり腰痛が減りました。実験的に製作してみたのですが、思った以上の効果ですよ! ちなみに椅子の座面の高さは39センチ。こちらも少し低めです。

リビングダイニングに居場所が無い

なんとなくリビングダイニングに居場所がない、と家を建ててから8年も悩んでいた建築主。 インテリア相談にて家具配置や居心地の良いスペースのアドバイスをすると一気に改善したこともあり、より良くするためにダイニングの横にファミリーデスクを設けました。 このファミリーデスクを設けた場所は、元々リビング用のクローゼットでした。奥行が深く、折れ戸が使いにくくて、うまく使えていなかったのです。 リビングにクローゼット収納があるのはとても良いのですが、どこに設けても良いわけではなく、また